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き じ
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#文スト中原中也夢
茉莉(まつり)
9,790
「ん、……ふ、ぅ……ッ!」
塞がれた唇から、中也の行き場のない吐息が漏れる。
太宰の舌が容赦なく口内を侵食し、中也の反抗心を一つずつ丁寧に舐めとっていく。
逃げようと頭を動かそうにも、顎を固定する太宰の指の力はびくともしない。
それどころか、重なる唇の隙間から流れ込んでくる濃厚なαのフェロモンが、中也の頭の芯をまたたく間に真っ白に染め上げていった。
濡れた音が狭い室内に響き、ようやく唇が離されたときには、中也の鋭かった視線はすっかり熱に潤み、視点も定まっていなかった。
「は、あ、……クソ、……太宰、お前……っ」
「口を利く元気があるなら、まだ余裕そうだね」
太宰がさらにフェロモンを解放すると、中也の背中がビクンと大きく跳ねた。
Ωの身体が、本能のままに主の支配を受け入れ、熱い蜜をシーツに滴らせる。
鎖がシャラリと切ない音を立てて揺れた。
中也はそれが悔しくて、カチカチと奥歯を震わせながら、なおも太宰の胸元を睨みつける。
「盛りのついた、犬みたいに……っ、部屋中クッセェんだよ……! 早く、その、気味悪いフェロモン、引っ込めろ……っ」
「おや、嫌だなぁ。こんなに身体を熱くして、私を呼び戻したのは中也のその可愛い『熱』の匂いじゃないか」
太宰は中也の濡れた目尻にそっと唇を寄せ、涙を舐めとるように優しく吸い上げた。
そのあまりの過保護さと、相反するような昏い瞳のギャップに、中也の心臓がうるさいほどに鳴り響く。
「……ぁ、……っ」
「中也、本当に可哀想に。マフィアの幹部様が、私一人の匂いでこんなにガタガタになって、ただの雌の身体に成り下がっている。……ねぇ、どんな気分だい?」
耳元で囁かれる意地悪な声。
いつもなら確実に殴り飛ばしている挑発。
だが、今の状況では、その言葉すらも極上の愛撫のように中也の身体を芯から溶かしていく。
太宰の手が、中也の衣服の隙間から熱い肌へと直接滑り込んだ。
冷たい指先が触れた瞬間、中也は歓喜のあまり小さく悲鳴を上げ、自ら太宰の手のひらに身体を押し付けそうになってしまう。
「……あ、……いや、だ……触る、な……ッ!」
「嫌、じゃないだろう? ほら、ここがこんなに私を求めて、きつく締まっているよ」
太宰の指が、中也の最も敏感な場所に触れる。
中也は完全に限界を迎え、シーツに顔を押し付けて声を押し殺した。
鎖に繋がれた手首が赤く擦れるのも構わず、ただ太宰から与えられる快感と、圧倒的な支配の快楽に溺れていく。
「……太宰、……お前、は……っ」
「言葉にしないと分からないよ。何が望みなのかな?」
太宰は静かに視線を落とし、中也の項に刻まれた痕を見つめながら、その手をそっと引いた。
コメント
1件
中也の反抗的な態度と、本能に逆らえない身体のギャップがえぐすぎる…!!😭💕 太宰の昏い瞳で見つめながら優しく涙を♡♡♡とこ、支配と愛撫が表裏一体でドキドキしたよ…! 続きの支配展開が気になりすぎる⋆♡