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1. irxs様の小説です
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5.最後に!結優音(ゆいね)との約束を守れる方のみどうぞ!
(3000文字あります。)
・・・
ないこが優しい笑顔で時々言ってくれる「リーダーだから頼ってよね!」
という言葉がメンバーの心に温かく寄り添ってくれていた。
でも,最近は無理している顔しか見なくなった。
コンコンッ
桃「(どうぞー…
蒼「ないこー。これでええか?」
桃「うん!いいよっ!」
蒼「…お前さ,明らかに誤字っとるのわかっとるやろ?」
桃「…えー?どこが誤字ってるの?笑」
蒼「…はぁ,無理すんなよ。」
桃「無理してないよー笑」
「リーダーだから頑張らないと笑」
蒼「…」
桃「確認しとくね!お疲れ様~」
・・・
数日後
桃「おはよーございます…」
水「…ないちゃんっ!?」
「大丈夫!?」
桃「うんっ…笑」
赤「どうしたのー…ってないくん!?」
「何してんの!?」
桃「ちょっと体調悪いだけだから…笑」
紫「こーら,ちょっとじゃないんやろー?」
黒「休むでー」
桃「でも,リーダーだからっ…」
蒼「リーダーだからといって無理する理由にはならんで」
「はい,休むでー」
「ほとけは毛布持ってきて
りうらは体温計と冷えピタ
初兎は経口補水液持ってきて
あにきは一緒にないこのこと運んでほしい」
水「おっけー」
赤「らじゃった」
桃「…そんな大げさせんくてもいいのに」
黒「黙って寝ときなさい笑」
静寂の空間から一気に人が動く気配がする空間へと変わる。
ばたばたと忙しく動く音だけが部屋の中で響いていた。
・・・
ピピピッ
蒼「38.5°ってねぇ…」
桃「…っ(寝)」
水「なんでそんなに無理するかなぁ…(撫)」
「リーダーだからって無理する必要ないのになぁ…」
黒「よくなったら説教やなぁ笑」
紫「みんなから説教されそうな勢いやけどな笑」
赤「それはいやじゃね?笑」
・・・
桃「んっ…」
白い天井が目に入り,ふんわりとした優しい雰囲気にお出迎えされた。
廊下から微かに足音が聞こえる。
ガチャッ
桃「……?」
赤「ぁ…起こしちゃった…?」
桃「んーん,今起きたところだよ笑」
赤「おかゆ持ってきたけど食べれる?」
桃「…じゃあ,もらおっかな」
赤「はい,どうぞ笑」
桃「ん…モグ」
赤「なんか,こんな時までイケメンなのむかつくなー…」
桃「お前も十分かっこいいだろ…」
赤「イケメンに言われてもうれしくねー笑」
「じゃあ,早く体調治しなよ…笑」
桃「うん…笑」
・・・
夜。
ガチャッ
水「ないちゃーん(小声)」
桃「なぁに…?」
水「夜ご飯食べる…?」
桃「んーいらないかなぁ…」
水「おっけー」
「じゃあ,少しここにいてもいい?」
桃「ん,いいよ」
水「じゃあ,しつれーします…」
桃「なんで他人行儀なの…笑」
水「いいじゃん笑」
ガチャッ
紫「いむくーんって笑」
「なんしよるん…笑」
「悠くんが怒っとたでw」
桃/水「…」
水「あっ!?」
「んふふw…」
桃「叫ぶなよ…」
水「スゥー…あにきーっ!!!!!!ご飯いらないってぇぇえええ!!!!!!」
蒼「うるせぇえええ!!!!」
桃「耳が終わった…笑」
・・・
桃「もう,こいつらほんま,自由すぎ…笑」
話し疲れてしまったのか俺のベットの上に座ったまま寝てしまった。
俺はなんだか眠ることができなくて自分のパソコンに手をかける。
パソコンの眩しい光が俺をほんのりと照らす。
そんな冷たい光が俺の心も冷たくしていった。
・・・
蒼「ないこ。」
桃「ビクッ」
「え…っ?」
蒼「そろそろ休め」
パタン(パソコンを閉じる)
桃「いやいやいや,なんでいるの…?」
蒼「ないこが無理しとったから隣におった」
「それだけじゃダメか?」
桃「無理なんかしてないのに…」
蒼「俺から見て無理しとる。」
桃「心配しなくていいよ」
蒼「心配するにきまっとるやん。みんな心配しとった。」
「怒るとかやなくて,ただただないこのことが心配っていう気持ち。」
「それ以上がんばらんくてええんよ…?」
桃「でも…リーダーだから…笑」
蒼「もう,その言葉聞き飽きたで…?
リーダーだからなんや?リーダーだからほかの人よりも
頑張らないといけないと思っとたら大間違えやで?」
桃「じゃあッ!!誰が,やるんだよ!?」
「社長もリーダーもやらなきゃいけないことが人より倍あるんだよッ!?」
「辛くてもッ苦しくても笑顔でいなきゃだめで」
「会社を,グループを動かしていくには俺が頑張るしかないんだよッ!!」
蒼「やからといって無理していい理由にはならん。
俺いったやろ…?リーダーやって人間。俺たちと同じ人間なんだよ。」
「辛かったら泣けばええ。苦しかったら逃げればええ。
そのためにメンバーがおる。」
「みんな,無理するないこなんて見たくない」
水「そうそう!僕たちはないちゃんが笑っていれば十分だしね~!」
桃「…!?」
赤「…(撫)」
紫「さっき,まろちゃんも言ったようにないちゃんのことを
助けるためにここにおるんやで~?頑張らないとっていっとったけど
無理は禁物やで?」
黒「今日みたいに倒れる寸前とかもうやめてな」
桃「ん…」
「まろ,怒鳴ちゃってごめんね…」
ガクッ
赤「おっと…」
水「え!?生きてる!?」
蒼「うるさい,あほとけ」
水「はぁ“!?」
赤「力抜けちゃったね(撫)」
桃「んっ…」
赤「寝ていていいよ…笑」
りうらの優しい微笑みと青組の静かに騒ぐ声,白黒組があわただしく動く姿を
見ながら俺の意識はゆっくりと闇へと落ちていった。
・・・
朝。
なんとなくベッドが狭く感じて目が覚めた。
蒼「あ,おはよう笑」
桃「おはよう,どうなってる…?」
蒼「んー…?wセミダブルにほとけと初兎が寝とってソファにぴよにきが寝てる」
桃「なにしてんの…w」
蒼「てか,体調大丈夫?」
桃「うん。」
蒼「ほんまにー?ほい,体温計。」
ピピピッ
蒼「熱みらんで貸して?」
桃「はい」
蒼「お!さがっとるやん」
「よく頑張ったなぁ(撫)」
桃「んんっ…/」
蒼「照れとんのー?w」
桃「………そんなわけっw/」
蒼「かわいいねぇー!!」
桃「てか,ありがとうね…」
「俺,このまま行ってたらレールをはずしたままだったかもしれない…っ笑」
蒼「…いくら外したってええんやで?
そのたびに俺らがないこのことを迎えに行くから笑」
「安心してはしゃいでくれ笑」
桃「ん,ありがとう…笑」
「まろも俺のこと頼ってよね!リーダーだから!!」
蒼「んっ笑」
冬の朝日が差し込む部屋の中にぐっすり眠る4人を見ながら笑う2人の声だけが
部屋中に柔らかく響いていた。
・・・
こんばんわ🍀
結優音です♪前回の作品を読んでくださった方,ありがとうございますっ!
暖かいコメントもくださった方がいてとてもうれしかったです!
まだまだ駆け出しですが応援よろしくお願いします💕✨