※n/m/m/nです。苦手な方はご自衛を。
くそ、薬飲み忘れてた…
身体が熱いし頭が回らない
だからオメガなんて嫌なんだ、1ヶ月に1回ヒートが来て薬を飲まなきゃオメガ特有のフェロモンが出る
そのせいで襲われる人が多いみたいだし…
俺は有難いことに番…fjが居るから襲われない
いや、じゃなくて薬飲まなきゃ…
どこ置いたっけ、てかあるっけ…?
あれ、この前のヒートの時に使い切っちゃったよな
…やばいやばいやばすぎる
薬がない、ヒートが治まんない
こうしてる間にも身体は徐々に熱くなって欲情してきた
くっそ俺のバカ!薬買っとけよ!
フラフラしながらベッドにうずくまると、何故かfjが欲しくなってしまう
あー最後にヤったのっていつだっけ…
最近忙しくて全然出来なかったし…
あ、そういえば
俺はあることを思い出し四つん這いになりながらタンスを開く
あった、fjの服…
あいつたまに泊まりに来るから服を何着か俺の家に置いてある
いつもはしない、今日だけ…今日だけだから
誰に言うでもなく言い訳を述べて乱雑に取り出した服をベットに投げる
ky「はぁ、はぁ…っ」
あるだけのfjの服をベッドに座る自分の周りに置き、fjに満たされているあの感覚を再現する
こんなことしちゃって女々しい…
熱くてしきりに流れる涙で服を濡らしながらfjを感じ取る
すんすん…
大好きで落ち着くfjの匂いが身体中を包んで幸せだ
俺の使ってる柔軟剤のはずなのにfjの匂い…
不思議に思いながらもそんなことは頭の端っこにしかない
完全にその気になった俺は無意識に手を動かし下を脱ぐ
少しだけ、落ち着くため…
また言い訳をしてほんの少しの罪悪感を抱えながら自身を撫でる
ky「んぁ…fjぃ…っ」
fjのする触り方を真似て必死に込み上げる欲を最高潮まで高める
服がぐしゃぐしゃになるのも気に出来ないくらいfjを求めてしまっている
ky「はぁ、fj…あいたい…っ、すき…」
早くめちゃくちゃにしてよ
楽にしてよ
涙がぼたぼた垂れて頬に流れしょっぱい感じがする
ビクビク震えてベッドが軋み服が少しづつ離れていく
fjを感じたい、でも気持ちよくなりたい
2つの欲求が交差しもどかしい
fjが居れば両方満たされるのに…
こんなにfjを求める自分が怖い、おかしくなったんじゃないかと思う
ky「…fjぃ…っ」
熱の時みたいな尋常じゃない寂しさが襲いかかり心に穴ができそうだ
バカfj、俺が苦しんでんだから早く来いよ…
ムカつきと恋しさが矛盾する
いつの間にか手の動きが早くなっていて射精感が高まってきた
ky「あ、あぁ…いくっ、い…あ…っっ、!」
もうイく…
という寸前で、今求めていた対象を感じた
fj「可愛いことなってんじゃん」
頭上から低く落ち着いた声が聞こえる
俺の脳は一瞬で理解したが、身体の反応は遅く
fjが見ているであろう瞬間に達した
ky「ぁ、は…はぁ…fj…っ?」
fj「そう、君が今1番求めてた俺だよ」
fj「俺の服いっぱい出して、頑張って巣作りしたんだね」
ニコニコと笑顔で頭を撫でられる
ぶわっと顔が熱くなりフリーズした
み、見られてた
いつ?いつから見てたの…?
何も言えずにfjを見上げると察したのかニヤッと笑った
fj「確か今日ヒートの日だなって思って来たんだけど、こんな可愛いことになってたんだねー」
ギシッとベッドが軋む
fjは服を退けて俺の上に乗る
fj「楽にしてあげるよ」
敏感過ぎる俺の耳はその言葉を聞き取り脳に甘い痺れを送る
胸が熱くなって息が上がる
fjは目を細めると俺の警戒なく開いていた口に舌を捩じ込んだ
ky「んん…は…っ、ぅ」
熱くてぬるぬるしたfjの舌が口内を責め立てる
はあ、きもち…
涙がぼろぼろ出て頬を伝う
気持ちいけど、気持ちよくなる度に下がむずむずして…
さっきイったばかりのソコは既に熱を帯びていて、少しの刺激だけでも果てそうなのに
なのに、意地悪なfjはキスばっかり
楽にしてくれるんじゃなかったのかよ…
ky「は、ぁう…ん、ん…っ」
息が持たない、でもそれすら気持ちよく感じる
頭がぼーっとして視界がぼやけて力が抜けた
あれ、やばい
そう感じた時、fjが口を離した
ky「はぁ、…はあ…っ、」
急な酸素の供給に肺の痛みと頭痛を伴う
こいつ…俺がヤバいの分かってキスしてたんだな…
余裕そうな笑みを浮かべるfjにムカつきつつ呼吸を整えると、fjが覆いかぶさってきた
ちゅ、と耳にキスをしたと思ったら
fj「苦しいの、気持ちよかったでしょ?」
熱い吐息が耳にかかる
頭が真っ白になって、胸が苦しくなって
ぁ、イ…っ
脱力して、快感がすーっと抜けていく
おかし…俺、fjの声だけで…?
分からなくて混乱する
だって、声でイくなんて…そんな、
fj「何考えてんの」
つん、と頬をつつかれて意識が戻る
見上げるとfjの顔が近くて、それだけで身体が熱くなる
俺おかしくなってる、fjだけでイけるようになって
…開発され切ってんだ
自分で考えて恥ずかしくなってしまう
fj「ky?」
不思議そうにじーっと見つめるfj
ま、待って、そんな見たら…
いっちゃうから…っ
ky「や、あっっ…」
fj「見つめられるだけでイくなんて」
fj「とんだ淫乱だね」
ky「お前のせい…」
fj「じゃあ次は、俺がそばにいるだけでイくような身体に開発しちゃおうかなー」
ky「しね…」
薬はしっかり買おうと心に誓ったkyでした
オメガパロハマってるんです…(今更)
コメント
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毎回「うわぁこの作品素敵だなぁめちゃ好きだなぁ」と思うやつほぼ雑食カラスさんなんですけど、もう大好きですほんとに。天才だと思います。愛してます