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 数日後、特産品ショップFortressの店内。男女一人ずつの高校の新聞部員がカメラを構えている。


女子部員「今日はありがとうございました。最後にみなさんの写真を撮らせてもらっていいですか?」


倫「ああ、もちろん。美人に映しておくれよ」


玲奈「あはあ、学校新聞とは言え照れますね」


男子部員「では、もう少し寄って下さい。はい、では撮ります」


 シャッター音が数回響く。


女子学生「では、これで失礼します。ありがとうございました」


男子学生「おかげでいい記事になりそうです」


玲奈「いいえ、こちらこそ。期待してますね」


 店の外で出た二人の新聞部員。そっと後ろを振り返って不気味な笑いを浮かべる。


新聞部員たち「フフ……フフフフフ」


 場面転換。市役所共催の秋祭りイベント。大きなステージの裏手で、コスチューム姿のチバラキVが待機している。


瑠美「へえ、今日は観客が多そうだな」


沙羅「あたし自慢したくなってきたよ。自分があのチバラキピンクだって」


智花「それは同感だけどダメですよ。チバラキVの正体は一切秘密って設定なんだから」


倫「そうそう。関係者以外は知らないんだから」


玲奈「正義の味方のつらいところですね」


ナレーション「だが、そう思っているのは、えてして本人たちだけだったりする」


 ステージ近くの広場。あの高校の新聞部員二人が学校新聞を通行人に配っている。


男子部員「スクープですよ。無料です。いかがですか?」


 通行人が受け取って行く。大判1枚の学校新聞の1面トップに見出し。


「独占スクープ! これがチバラキVの素顔だ!」


 先日ショップで撮った写真と、どこかのイベント会場の裏手で、マスクだけを外して休憩している5人が映っている写真。


市民A「ああ、あの店のおねえさんたちだったのかい」


市民B「あら、そう言えば、雰囲気がそっくりね」


市民C「だったらなおさら応援してやらねえとな」


男子部員「部長、全部はけそうですよ。これでうちの部の存続はいけそうですね」


女子部員「これだけ広まれば、来年は予算増額だわ」


 ステージの裏手で待機しているチバラキVにイベントの係員が声をかける。


係員「今からアナウンス流しますので、それに合わせて登場お願いします」


 5人はマスクを持って立ち上がる。


倫「さて、人知れずの活躍といくか」


智花「まさか戦隊の中の人があたしたちだとは誰も知らない」


瑠美「その麗しい素顔を仮面で隠して」


沙羅「正体不明の謎の正義の戦士」


玲奈「チバラキVは今日も行く、ですね」


アナウンス「ではこれより、ご当地戦隊チバラキVのショーを開催いたします。まずは参謀役の知将、チバラキブラック」


 倫がステージへ駆け出る。観客からオーと大きな歓声が上がる。


瑠美「お、今日はお客の反応がいいな」


アナウンス「愛の戦士、チバラキピンク」


 沙羅がステージへ出て、ブラックの反対側に立つ。


アナウンス「クールな戦士、チバラキブルー」


 瑠美がステージへ出る。ブラックの斜め前に立つ。


アナウンス「気は優しくて力持ち、チバラキイエロー」


 智花がステージへ出て、ピンクの斜め前に立つ。


アナウンス「そして運動神経バツグン、チバラキレッド」


 玲奈がステージへ出て、一番前の中央の位置に立つ。


玲奈「千原城市の平和を守る、われら正義の」


 観客からひときわ大きな歓声が上がる。5人が一斉にそれぞれのポーズを決める。


玲奈、智花、瑠美、沙羅、倫、一斉に

「ご当地戦隊チバラキV(ファイブ)、Here, we are!(ヒア、ウィ、アー!)」


 適所にENDクレジット。

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