コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
注意書き
本作品には喫煙の表現がございます。
日本とにゃぽんが煙草を吸ってます。
にゃぽんが妖怪?設定。
20歳未満の者の喫煙は禁じられていますのでご了承ください。
波の声がしきりに聞こえ、潮の匂いが自分を包む。
「……ふぅー」
一服しながら海を眺める。
こんなにまったりとした時間を過ごすのはいつ以来だろうか…
すると後ろから聞き馴染みの声がした。
「にーほん!やっほー」
「にゃぽんちゃん…」
「何してるの?」
「久しぶりに休日ができたので少々気晴らしに海にでも…と」
彼女は猫であるため害のある煙草を地面に放り靴底ですり潰し鎮火させる。
「大丈夫だよ、お構いなくー。」
「いや、でもにゃぽんちゃん猫じゃん。煙草は害だよ」
「人間にとってもだけどね」
「自分国なんだけど…」
「まーアタシもう死んでるし、大丈夫だよ」
そういうものなのだろうか。と疑問に思いつつまた煙草を吸い始めた。
すると、彼女は自分にも1本くれと頼んできた。自分はそれを了承し彼女に差し出した。
彼から煙草を受け取り火をつける。
最後に煙草を吸ったのはいつだろうか。
いや、煙草というより煙管だったが…
そんな余念を持ちつつ横目で彼を見る。
(これ、知ってるかな……)
彼の顔に向けて煙草の煙を吹きかける。
突然煙を吹きかけられ彼は困惑の表情を浮かべながら咳き込んだ。そして私に注意をした。
「にゃぽんちゃんダメだよ。人に煙を吹きかけたら…場合によっては犯罪になるし……」
「うん。ごめんね、もうしない。」
「ならいいんだけど…」
やっぱり知らないか。と落胆しながら彼とは違う方向を向いてまた煙草を吸い始める。
さっきの私の行動に対して顔を赤らめる彼を知らないまま。