どーも、wakaです。ごめんなさい‼投稿遅くなりました‼次は明日には出せると思います‼
それでは、どうぞ‼
ヘイ‼アイアムミオ‼ただいま、大図書室でカーディナルさんと向き合っています‼やばい超可愛いカーディナルさん。
ユージオは今、風呂場で温まっている。だから、ここでは私の事を隠さず言えるのだ。しかし今はカーディナルさんとキリトがなんかレベルの高い話をしている。いやぁ、ここアニメとかでも何度も見返したんだけど、よく分からなくてさぁ…。分かったのは、カーディナルさんは昔に最高司祭アドミニストレータに追放されたもう1人の最高司祭で、アドミニストレータを倒すために200年もこの大図書室にいるってことと…あと…まあいっか。
キ「あんたは、アンダーワールドの住人じゃないんだな。この世界の外側…システムの管理者たちに近しい存在だ」
カ「うむ。そして、それはお主もじゃな。無登録民キリトよ」
キ「……ああ、そうだ」
ひょああああああ‼このやり取りが生で聞けるなんて……‼感無量とはこの事である‼嬉しい‼
嬉しさのあまり頭をぶんぶん振り回していると、2つの呆れた視線が容赦なく刺さった。
カ「そして、あの娘もじゃろう?お主の世界のさらに外側から来た摩訶不思議な存在。無登録民ミオ」
キ「……ああ、そうだ…」
なんか過去イチ呆れられてる気がする声音に、私は焦ってカーディナルさんの方を向いた。
ミ「あ、えっと、はい、そうです」
おやぁ?コミュ障発動しちゃったぞぉ?それだけカーディナルさんが発するオーラが凄いって事かな?凄いね‼何百年も生きてる人って‼
ミ「あ、私の事はミオで良いですよ」
カ「うむ。わしの事もカーディナルと呼んでくれてかまわない」
そう言ってこくりと頷くカーディナルさん。えっ、可愛い。
それから、私達はカーディナルさんから傷が癒えるまじない?をかけた肉まんを食べさせてもらった。むっちゃ美味しかった。そのおかげか、背中に受けた傷もたちまち痛くなくなった。凄いよね‼きっと何十行もの術式が必要なんだろうな…。想像してみるのも頭が痛い…。
その間、キリト達は真剣な顔でラースが、フューダリズムが、とかカーディナルシステムが…とかカタカナでしか話していない。皆察してると思うけど、私は頭は下から数えた方が早いんだって。察してね‼
ちょっと退屈そうにしていたのを雰囲気で察したのか、カーディナルさんは苦笑を浮かべた。
カ「……お主にも聞きたいことがいくつかある。ひとまず付いてきてくれぬか?」
ミ「もちろんですよ‼私も、カーディナルさんに伝えたいことがたくさんあるんですから」
魔法の食べ物を腕いっぱいに抱えたキリトと私は、カーディナルさんに付いていった。迷路みたいに大図書室の中を歩き回り、時々面白そうな本を見つけるが、精神力を振り絞って足を進める。時々キリトから肉まん貰いながらね。
カーディナルさんが立ち止まったのは、周囲を本棚に囲まれた円形の机と椅子が置いてある開けた所だった。その時には、キリトの腕の中にたくさんあった魔法の食べ物はなくなっていた。カーディナルさんに杖で椅子を指されたので、そこに遠慮なく座る。カーディナルさんが向かいの椅子に座るのを確認すると、私は言った。同時に、私の目の前に温かそうなコヒル茶が入ったカップが置かれる。
ミ「あの…カーディナルさん。私に聞きたいことって何ですか?」
カ「うむ。お主…ミオの世界では、わしたちは小説になっていたのじゃろう?あの女について知っている事はないか?」
あの女とは、確実に最高司祭アドミニストレータの事だろう。えっと…、あ‼
ミ「あります。アドミニストレータさんには、金属が効きません。そして、仕組みはよく分かりませんが…えっと、ソードゴーレム?っていう殺戮兵器を作っていました。そのソードゴーレムは、神器級の優先度を備えていて、原材料は整合騎士たちから奪った記憶の…大切な人?だっけ」
カ「何……⁉」
私の返答がカーディナルさんの予想の斜め上をいったらしく、目を見開いたあと、厳しい顔で考え込む様子を見せた。
キ「ご、ごめんミオ、カーディナル。全く話が見えないんだけど」
困ったような顔をするキリトに、私は慌てて謝った。
ミ「ごめん‼あのね…」
そして私は、これから戦う整合騎士、最高司祭アドミニストレータの情報、そこまでの流れを時々カーディナルさんに助けてもらいながらキリトに説明した。命がけなんだから、少しでも傷を浅く、最小限に抑えた方が良いだろうと思ったから、もう全部話した。ユージオの事も。
キ「ってことは、その最高司祭アドミニストレータさんは、俺の正体を知っているし、カーディナルを殺すつもりなんだな。それで…、そこで…ユージオは……」
ミ「言ったでしょ?ルーリッドの村で。そこで言ったとある戦いってのが、これからの戦い…、簡単に言うと『ラスボス戦』ってことなの」
カ「そこで戦う相手は恐らくあの女と…、ミオのいうソードゴーレムじゃろう。そのソードゴーレムが300人もの人間がリソースとなっているなら、わしにソードゴーレムを倒すことはできぬ。わしは法に背けんからな」
カーディナルさんは悔しそうに唇を噛んだ。私はそこで一度言葉を切り、キリトに最も重要な事を伝える。
ミ「そして……。この後、東の大門が崩れて…さっき言ったダークテリトリー側から闇の軍勢が人界に押し寄せる」
カ「それが最終負荷実験じゃ。本当はそこで人界の民が剣を取り戦うのじゃが、その民の中で先陣を切らねばならぬ貴族はクィネラの政治によって腐敗してしまった。もう、止めることは出来ん」
きっぱりとした口調でカーディナルさんが言った。きっと、キリトは脳裏に昨日のライオス達を思い浮かべているのだろう。あれこそ腐敗した貴族のお手本だ。
キ「そうか……」
キリトはそれしか言わなかった。カーディナルはじっとキリトを見つめている。
ミ「……私が知っているのはここまでです。あまり力になれなくてごめんなさい、カーディナルさん」
カ「いや、十分に役に立った。お主が居なかったら、きっとこの戦いでは勝つ事が出来なかったじゃろう」
そう言って淡い微笑みを浮かべた。私は椅子から立ち上がると、「じゃあ、どっかで本読んでますね‼」と言って、神聖術の本がずらりと並んでいるエリアへ向かった。
ミオ(19歳)
ミオが全部話したから、カーディナルが死ぬことも、カーディナルの短剣が金属製になる事も無い。これからもフラグをたくさん折っていきますよ‼
ユージオ(19歳)
絶賛読書中。きっとめっちゃ目をキラキラさせたり、公理教会についてめっちゃ勉強してると思う。そして自分達みたいな大罪人が生き延びた記録を探してたり。
キリト(19歳)
原作みたいにカーディナルからこの世界の事を教えられる。シャーロットの事もね‼そして改めてユージオとカーディナルを救うことを誓う。
これ書いてて、「ミオが居たら強すぎない?」なんて今更思っていました‼
読んでくださりありがとうございました‼
コメント
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展開が凄まじい。普通なら話してはいけないことを話していることに驚きです。こんなのアリ??って思いながら読んでました。でも、キリトのフラクトライト活動の最小化(あーあー言う時代)は、避けられないと考えてます。(すみません。リアルワールドの不可抗力なので。) えっと…これからどうなってしまうのか、楽しみです。