どうも!紫蘇ㄘャンです!
何かとお久しぶりですね! 笑
いやぁついに12月に入りましたね ~ にしてはまだ暖かいような、けど朝と夜は凍え死ぬほど寒いんですけども… 笑
えー今回は、タイトルにもある通り、前回のいつ上げた覚えてないけどknmcの体調不良の続きです!
続き書いてたんですけど、何かと矛盾が発生したり、拾えてない部分もあったりと結構な駄作になってしまっていて…申し訳ないですけど暖かい目で見て下さい ッ !!!(懇願)
rfメンは後半ら辺に出てきますので!
・実在する人物を用いた創作話です!
・色々と捏造など個人的見解などで当小説は作成してます!
・そのキャラの口調がはやふやになってる所があるかもです!
・本人様達とは関係ないので、本人様達に繋がるようなご迷惑行為はお辞め下さい!
・本人様達の解像度は低いので(キャラ崩壊)無理な方は速攻閉じてください!
窓から差し込む光が顔を照らし、その眩しさに目を覚ます。ボヤけた視界は徐々にハッキリと物の輪郭を捉える程まで戻ってきた。
しかし、視界はハッキリしてても頭は靄がかかっていて、何で僕はベッドに寝ているのか、何時自室へ戻ってきたのか…ハッキリと覚えている事と言えば、帰ってきて、メンバーから貰った飴とドリンクを飲んで、それから、それから…
どうやら僕の記憶はそこまでらしい。
脳も回転してきて完全に目を覚ました状態となった僕は、思い出せる限りの記憶を脳内のタンスから引き出す。
確か…、帰ってから飴を食べてドリンクを飲んで、それで確か、少し気だるさを感じて、ボーッとしていたら母が帰ってきて…、何か言っていたような…。それで、母の手を借りて、強制的に自室へ行かされた気がする。
なんでだっけ、なんでろう…。
そこで思考が止まる。
唐突に頭が痛み出す。と言うか頭痛がしているのに今自覚したようなものだ。頭の内側から執拗いほど叩かれているような感覚で、あまりの痛みに開いた目を閉じる。
少ししてから、無くなりはしないものの少しマシになって、深く息を吸って吐く。
落ち着いてきたからなのか、頭痛を実感したからなのか、頭痛以外の症状が出ていた事に新たに気付く。
体が異様に怠い。頭も痛い、それに体はポカポカと暖かいのに体内は冷えてるように寒くて、それから喉も痛い。
喉…?…喉!!
忘れていたものが関連する単語から出てくる。次から次へと思い出すものが出てくる。その中から自分が一段と気を使っていたもの、それは喉。そうだ喉だ。
僕は試しに声を出す。
「ッ ~~~~ …」
カスボ超えて何ボだろ。あ、という母音ですら声にして出せなくなった。出そうとすれば息だけが出て、喉が痛くなるだけだった。
終わった。ただそれだけ。
VTuberと言う活動は基本大事するのは体。その中でも声にして喋るのだから喉が肝心で、そのVTuberという活動をして致命傷と言うべき場所を僕は今無くした。
それを自覚した時、なんでかな、熱でもあるのかな、目の奥がジーンと熱くなった。
天井を見つめながら、そんな事ばかりを一人で考えていたら突然ドアからノックされる音が響いた。突然の事でびっくりして肩が跳ねたが、母なのだろう。入っていい?と母の声が聞こえた。応答しようにも声が出ない為、勝手に入ってくる事を見守るしかなかった。
「あら、起きてたの。どう?しんどい?」
僕は首を傾げる。分からない。しんどいのかもしれない。けどしんどくない、大丈夫な気もする。
「分からないの?んーでもしんどそうなのよねぇ…あ、熱測ってちょうだい」
はい、と言われて渡された体温計を受け取って、脇に挟む。2分もしない内にピピピッと機械音が鳴った。僕は表示されたであろう数字を見ないように母に渡す。もしこれで見てしまって、平熱ならまだしも高熱と成ればきっと余計しんどく成るだろう。だからあえて見ないようにして、母の顔だけでどうだったのかを伺う。
体温計を母に渡し、母はその体温計に表示されたであろう数字に目を通す。すると母は、少し気難しいそうな顔をして、あらら、なんて言う。まぁつまりそう言う事なのだろう。
「…toya今何か食べれそう?ゼリーとか、スープとか」
体温計を仕舞った後、母は僕にそう尋ねた。僕は母が挙げた中で、ゼリーなら食べれそうだと思ったから、それを口で伝えようとする。
けれど、案の定と言うべきか、声さえ出ず口パクと言う形になった。
「toya、貴方もしかして声出ないの?え、大丈夫??大丈夫じゃないわよね…ぁ、えっとゼリーね、少し待ってて、持ってきますから」
母は僕が声を出せないと今知ったのか、物凄い慌てようだったけど、流石は親と言うべきか。先ずするべき事をする為に気を変えた。
ゼリーを取りに部屋を出た母の背中をベッドの上から見送る。あの慌てようの母とは反対に僕は異常な程落ち着いていた事にふと気付く。
こうなる事が事前に分かっていた気でいたからなのか、僕だからこそ冷静でいられたのか…何方にせよ、声が出なくなった現実にそれ程の衝撃は受けなかった。
それから暫くして、母が慌ただしく僕の部屋まで戻ってきた。
「toya、ゼリー幾つか持ってきたけど、食べれる分だけ食べるのよ?後冷えピタ貼らせてね」
倦怠感があるせいか、普段よりも鈍い動きで上半身を起こす。それから母が渡してきたゼリーを口に含む。僕がゼリーを頬張ってる隙に母は冷えピタを僕の額に貼り付ける。
「はい、これで良いかしらね…toya、お母さんtoyaに言わないといけない事があってね」
そう言う母の顔を僕は見つめる。
「本当はお母さんが看取るべきなのだけど、お母さん仕事があって…お父さんも急用でtoyaの事任せられなくて、お母さんとお父さんが居ない間一人で大丈夫?」
眉尻を下げ、申し訳なさそうにする母に対して僕は大丈夫という気持ちで首を縦に振る。
「そう…明日の昼に病院に行きましょうね。お医者さんに見てもらいましょう
ちゃんと安静にしとくのよ?何かあったら連絡入れてちょうだいね?一応冷蔵庫にjelly沢山入ってるからね?お母さんこれから仕事に行くけど、ゆっくり休んでいるのよ?」
次から次へと心配のする母の言葉に大丈夫、と声に出ない声で言う。
最後まで心配していた母に少し申し訳無さを感じつつ、母の背中を見送る。ガチャ、と玄関の閉まる音が聞こえたと同時にベッドへ起こしていた上半身を沈める。
はぁ、と今日何度目かの溜息を吐く。
熱っぽい息が出てくる度にこれから上がりそうだなぁと、後の事を考える。
しかし、体調が優れていないせいか、これまでの事で一気に疲れが来たのか、瞼が徐々に重くなっていて、気付けば僕は深い眠りに着いていた。
腹の音が鳴りそうな、そんないい匂いが鼻を擽って、それに目が覚める。
今何時なんだろう。どれ程眠っていたのか。
この匂いはなんだろう。
起きて早々思い浮かぶ事がいっぱいあった。
「ッ … ?」
上半身を起こせば布団の上にポスッ、と白い布の塊が落ちた。
そして咄嗟に額に手を当てる。貼っていたであろう冷えピタが無くて、布団の上に落ちてるタオルを眺める。
はて?
なんで冷えピタじゃなくてタオルが僕の額に乗せてあったのだろうか。そもそも、母はしっかり冷えピタを貼ってくれて、そのまま仕事に出たし。父も仕事で居ないし、上二人も家を出て一人暮らしだし。
一体誰がこのタオルを…?
動きの鈍い脳でそんな事を考えるが、正解なんて分からない。僕はただ一人、ベッドの上で静かにタオルを見つめていた。
その時だった。
「knmcさん?」
ドアの入口から聞き馴染みのある声が耳に入ってきた。
それを聞きたて、僕はそっちに顔を向ける。
社長…声にして言えなかったrfメンのkgmhytがドアの入口に立っていた。
いやいやいや、え?なんで社長がここに居る訳?え?
僕熱高いのかな、幻覚見えてたりする?…じゃぁ目の前にいるのは社長であって社長じゃなく___。
そんな困惑した僕を置いて、社長は僕に近付くなり手を僕の額に当てる。程よい冷たさに、熱も相まって気持ち良くて、目を細める。
「うーん…熱高いなぁ…。あ、knmcさん、お邪魔してます。今私以外にもあのお2人が下で色々とやっていて…ふふ、何で居るのかって顔してますね 笑 」
僕の気持ちを察したのか、顔に書かれていたのか、社長はそれを汲み取り、何もかも知らない僕に分かりやすく説明をしてくれた。有難い。
「実はknmcさんが体調不良で、と私が買い物の帰り道にknmcさんのお母様と遭遇しまして、そう言われたんです。
私はお母様に私が変わりに看取っても?と聞けばすんなり了承して下さいまして、それから色々ありfwさんとkidさんも御一緒に。
それでまぁ色々あり今此処です」
前言撤回だ。何も感謝なんか出来ねぇ。
色々って何があったんだよ。経緯は分かったけれども。その色々って何があったんだ。
けど熱に犯されたこの頭は、これ以上の事は何も考えれなくて、僕は諦める。
「社長 ~ って、mcさん目覚ましたん?」
社長に何かを伝えに来たらしいfw君が顔を出す。僕が起きていた事に驚いたのか、はぇ、なんてじじ臭い事を言いながら部屋へ入ってくる。
「社長、お粥作れましたよ」
そうfw君が社長に言う。
「そうですか。わかりました、ありがとうございます。
knmcさん、お粥食べれそうですか?」
fwくんとの会話を終えると社長は僕にそう問いかけてきた。
僕は今ならお粥も食べれるかも、と思いそれを伝えようとしようとしたが、声が出ないことを思い出し、どうしようかと対応に困る。
ふと2人の顔を見れば、社長とfwくんが僕の顔を伺っているのが見て分かる。2人共僕の返答を待っている。しかし、声が出ないと知ればきっと母と同様慌てるだろうし。
でもこの絶妙な空気が何かと気まずいし…。
僕は2人を他所に一人唸って悩む悩む。
「knmcさん?」
悩む事に頭をいっぱいにしてた僕は社長の声でハッとする。
「どうしたん?あ、えもしかして、お粥食べれない?」
「そうなんですか?」
2人のその言葉に急かされた気になり、僕はどうしようかと、遂には冷や汗まで額に浮かんで来た。
その時
「社長 ~ fwさぁん 、ってあれ、mcさん目覚ましたんですか?! はぁ ~ ! 良かった ッ … !」
kid君が姿を見せた。ほんの少しだけど、救われたような気がして、僕は内心ホッと安堵する。
「kidさん、実はknmcがお粥食べれそうにないかも、と言う話になっていまして…」
安堵するのも束の間、社長が僕を時々見ながらそう言いい、僕は頭の中で天を仰いだ。
「え、そうなんですか?!…mcさん?」
kidくんはえっと声を上げた。その次に僕の何を察したのか僕を気に掛けるように僕の名前を呼んだ。
「……mcさん、貴方なんか言うこと無いですか?」
図星を突かれた事にドキっ、と心臓が跳ねた感覚がした。
社長もfwくんもそれを聞いてか僕を訝しむような顔で見てくる。
「…もしかしてですけど、喋れない、とか?」
kidくんが空白があった空間を破ったかと思えば、僕の身に何が起こっているのかを的中させた。
僕は控えめに頷く。
「は” ッ ?! え、そうなんですか?!」
「マジなん?え、大丈夫なん?」
「的中かぁ」
社長とfwくんはやはりと言うべきか、ものすごい慌て振りで僕の心配を、kidくんは的中してしまった事にあららぁと呟いている。この温度差の違いに僕は思わずニコニコとしてしまう。
「ちょっとmcさぁん、あんたにこやかしてますけど、大変な事なのには変わりないんやから」
fwくんにお説教まがいな事を言われる。
「声が出ないとなると…ってknmcさん?」
深く考え込んでる社長の袖を僕は引っ張る。それに気づいた社長が僕の方を見て、僕はそれを見て、口パクで伝えたい事を伝える。
「…お、か、ゆ……ぁ、お粥食べます?」
口の動きだけで読み取ってくれた社長に思いっきし首を縦に振る。その反動で脳が揺れ、頭痛がたちまち発症する。
「あ ~ あ 、暴れ過ぎですよ
お粥食べるそうなので、どうします?」
「皆で下に降りようか?」
「そうしましょう!
mcさん立てれます?」
kidくんが上から手を差し伸べる。それを受け取り、そっと床に足を着ける。起きてから横になりっぱなしだったせいか、少しふらついた。まぁ、大人が助けてくれたので何とかはなったが。
それから下に降りて、リビングに足を運ぶ。
机にはお粥の入ったお椀があって、社長にどうぞ、と椅子に誘導される。
「食べてみて下さい!kidお手製…ってちょっと待って下さい!」
kidくんの頑張っでしょう?と甘えを望む子犬劇場が始まるかと思っていたけれど、何かを思い出したかのように僕の目の前のお粥の入ったお椀をサッと奪った。
「おいkid何しとんねん」
「いや、もう少し一手間加えようかと思いまして…それでmcさんの声、戻るかもですよ」
「それ本当ですか?」
「はい!」
今のkidくんは僕の希望のような存在である。声が戻るなら是非任せたい。
少し待ってて下さいね、そう言って台所の方へお椀を持って消えたkidくん。僕ら3人はkidの意図が読めず、ただ待っているだけ。
それから暫く経って、台所から不自然な眩い光が発光した。僕ら3人は呆然とした顔で台所に顔を向ける。
kidくん、死んでないかな。
「ふい ~ あ、すみませんお待たせしました!
どうぞ、これぞkid特製お粥です!」
グゥと親指立ててドヤるkidくん。
僕はどうぞ、と社長に差し出されたスプーンでお粥を掬って食べる。
口に広がる優しい味で、胃に到達する頃には体が暖まって、食欲が湧かなかったのが不思議なぐらい手が進む。最期まで完食し終えて、僕は手を合わせて、
「ご馳走様でした」
そう口にした。
「ぁえ…え、あ、声、出てる…喋れてる僕…」
いつも通りの僕の声が、僕の耳に入ってくる。
「ほんとですね、いや良かったぁ ~ 笑」
「mcさん体調とかどう?」
「…あ、大分マシになったかも。全然元気だよ僕。
ねぇねぇkidくんこのお粥に何したの?」
僕の声が大丈夫と分かった所で僕は、kidくんが一体何をしたのか気になり、kidくんを見つめながら聞きたいことを言う。
「いや別に特別凄いことをした訳じゃ無いですよ 笑 mcさんが食べたお粥にちょっと僕の回復魔法を掛けただけです。桜魔では一般として使われてる魔法なのでそんな大した事では無いですよ」
「いや、すご…桜魔?って所では一般常識だとしてもこっちじゃ違うからね?十分凄いよ、お陰様で僕喋れるようになったし、ありがとうkidくん。それに社長もfwくんも、看病ありがとうございました」
僕は3人に向かってお礼を言う。
「いえいえ、我々からお願いして看取っているんですから、私達はknmcさんが回復してくれてるだけで嬉しい限りですよ」
「そうやで、mcさんが元気にしてくれてる姿見れるだけで嬉しいもんですよ」
3人が微笑みながらそう言ってくる。それが本心だと思わせる言葉だからこそ、そう言ってくれるのは有難いが少し気恥しい。
「ちなみに、まだ看病終わってへんからね」
話の終止符が打たれたかと思った矢先、fwくんからそんな事を言われる。
「え、僕元気だよ?もう帰ってもらっても…」
「いえ、親御さんが帰ってくるまで私達でまだ看取りますんで」
「mcさん、任せてくださいね!」
くそ、クソが。
追記:フォロワー13人ありがとうございます!!
今年中に20人か25人目指しているので良ければ!お願いします!!
コメント
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甲斐田ぁ……その魔法を私にもかけてくれッ… 喉が痛くて痛くてたまらねぇ……
うへっっっ、最高すぎる。 ご飯5杯はいけるぞ。ご飯だけに(
え、待ってください。 予想以上に神です