第4話絶望
村の焼け跡からシンは自分の家を探していた。
「母さん、父さん」
シンの家の焼け跡がついに見つかった
いや見つかってほしくなかった
家に入ると一つの紙が置いてあった。
お父さんからだ
こう書いてあった
「シン心配かけてすまない
俺たちは今、アルガシア王国の避難所にいる
もちろん母さんといっしょにな
アルガシア王国は村を出て真っ直ぐ向かって
すぐにある
本当にすまない」
ということだ
シンは急いでアルガシア王国へ向かった
シンはひとまず安心していた。
アルガシア王国に着いたとき
避難所に向かう
「ここか」
シンが避難所の中に向かうと
たくさんの人がいた
どうやら他の村から来た人もいるようだ
「おい、シン」
父さんの声だ
急いで父さんの方へ向かうと
父さんは全身に大怪我を負っていた
どうやら黒い魔法使いの襲撃があり
村を焼かれてしまったらしい
シンは強い絶望と復讐心を持った
このとき決心した「黒い魔法使いを倒さないと
また同じことが起きる」と
「父さん、僕に剣技を教えてください」
シンは覚悟を決めて言った
これに対して父さんは
「お前、黒い魔法使いと戦おうとしているだろう。
やめとけ無駄死にするだけだ」
それでもシンは言い返した
「それで黒い魔法使いにやられた人達はどうなるんだ」
シンが初めて父さんに敬語を使わなかった
そこからシンが本気と感じた父さんは
剣技の修業をすることになった
次の日修行が始まった
まずは模擬戦をして実力をはかるみたいだ。
「カン」 「カン」
剣と剣がぶつかり合う音が周りに響く
「くっ、やっぱり父さん
手を抜いていて怪我もしているのに強い」
あっけなく一本とられてしまった
「その程度でよく黒い魔法使いと戦うなんて言ったな」
シンは死ぬほど悔しがった
「そうだ、面白いところに連れてってやる」
そう言われて着いていった先は
アルガシア魔法病院だった