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「良かったよまた君に会えて嬉しい。」
やっとフォスフォフィライトの表情が戻り、微笑んだ
「そうだ、ボルツやルチルはここにいないよね?……良ければここで一緒に喋らせてよ」
「やっと……会えたんだ、寝る度に何回もアンタークが出てきてさ…偶にカンゴームまでアンタークに見えちゃって……」
アンタークチサイトがたっているということは今は冬。地面には雪が積もり宝石達は寝ている。ルチルやボルツに襲われる可能性は極めて低い。
「……」
フォスフォフィライトが話している間、ずっとアンタークチサイトは表情を変えなかった。
「それと、ボクがラピスとのインクルージョンしてる間の百二年にモルガとゴーシェが月に行っちゃって……」
「でも今八十くらいの二人が新しく生まれて奇跡だよ!」
フォスフォフィライトは楽しそうに今までの出来事を話していた。それでもアンタークチサイトの表情は変わらない
「……」
自分が話し始めてからずっと黙っているアンタークチサイトの姿を不思議に思ったのかフォスフォフィライトが問う
「、ねぇ……アンターク」
「ボクの話、面白くなかったかな…?」
「ずっと真顔だし、返事も合図ちもしないから……ぁッもしかしてラピスの顔だから不慣れな感じとか───
フォスフォフィライトの話を遮ってアンタークチサイトは話し出した。
「お前は……先生を裏切ったのか」
「ぅ……え……?」
やっと話してくれたと思ったら予想していなかった言葉なのかフォスフォフィライトは固まってしまった。
「い、ッいや!、裏切……ッた……訳じゃなくて!!」
言葉が詰まりながらの必死に弁解しようと焦りながら話す。
「ッ、そうだ!月人との争いを無くすためにはッ金剛が祈らないと行けないんだッ」
「ボクは裏切ってないッ!これ以上宝石が消えないように”ッ!!」
「アンターク…なら……分かって、くれるよ、ね…?」
フォスフォフィライトがアンタークに触れようとしたその時───
「、え」
自分の視界が粉々に砕けた。目の前には青、緑の破片が散らばっている。そして視界には黒色の長い髪が見える。ボルツだろうか、それに他の宝石の声も聞こえる……
「な、……なんで……?」
金色の腕を伸ばしてアンタークチサイトの手を握る
「……お前が反省し心を入れ替えて他の者を連れて帰るなら俺は許してやる」
そう言うとアンタークチサイトは立ち上がり背を向けた
それでもフォスフォフィライトは腕を掴み話し続けた。
「……ッま、……って…反…省する、からッ」
「もうッ、離れ、ない……で、、」
合金で脚を接続し立ち上がろうとすると背後から楽器の音と共に聞き覚えのある声が聞こえた。