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朝食後の王子たちの会話──
「てか、さ〜〜?最近センセーと父上、なんか距離感おかしくない?」
「うん。いちゃいちゃ……」
「もともと信頼関係は強かったが、最近の“目線の交わし方”が尋常ではない……」
「そ、そうなのか……?それなら二人にいえばいいじゃないか!」
「ノンノン、直接言うのは野暮ってもんよ!
これは我ら王子による、愛の共同作戦ってやつ!」
「というわけで、議題。
“師匠と父上が両想いすぎて見てらんないから、こっちから背中を押すべきか否か”」
「賛成!!」
「みんな…仲良し…」
「ブルーノ兄様がそう言うなら…」
⸻
作戦内容
ハイネに「先生、最近、お疲れ……」とさりげなく言って休暇に追い込む
陛下に「最近ハイネ、元気ないんです」と吹き込み、様子を見に行かせる
その間に“キャンドルと音楽を用意したちょっとムードある書斎”を用意(リヒト&ブルーノ担当)
⸻
当日、部屋に入ったヴィクトールとハイネ──
「……これは……」
「……キャンドル……ピアノ……ワイン……?」
……明らかにおかしい演出。
「……まさか君が用意を?」
「まさか陛下が……?」
沈黙。その裏、部屋の外、こっそり覗き見する王子たち。
「いけるっしょこれ!告白ルート入った!!」
「静かに!ばれるぞ!!」
「いちゃいちゃ……」
「ってかやっぱやりすぎだろ!!」
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王子たちのお節介と、ヴィクトール&ハイネの不器用な空気が混ざって──
とびきり甘くて、どこか照れくさい、恋の夜が始まる。