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前回の話とは多分繋がらないです。

アニメ3のネタバレを含みます。

あったらいいなー的な感じなので解釈不一致だったらごめんなさい🙏




私は七海千秋。希望ヶ峰学園の一年生、超高校級のゲーマー。学級委員長をやってるんだ。クラスの皆、担任の雪染先生、そして予備学科の日向くんと毎日楽しく過ごしてるんだ。…だったんだけど…。


私は皆の前で、悲惨な死に方を晒してしまった。それに、大切な日向くんも失っちゃった。日向くんは、私達とは違い、超高校級の才能を持ち合わせていなかったんだ。私はそんなところも気にせず、日向くんとゲームをする時間が楽しくてたまらなかったのに…。彼は無理やり自分の身体に才能を植え付ける手術をしちゃったんだ。私の血が床に広がり、意識がなくなっていく中で、私は変わり果てた日向くんの姿を見た。見た目や雰囲気は全くもって違うものだったけれど、私はなぜだか長髪の彼が日向くんにしか思えなかった。

「また…日向くんとゲームがしたかったよ…」

最期に私が残した言葉を彼は聞き取れたかな?そこで私の記憶はぷつりと途絶えてしまった。


二度と覚ますことがないだろうと思ってた目を開けた。全く知らない無機質な壁と天井が私を囲んでる。

「ここどこ…?」

何が起こっているのかわからない、怖いと言う気持ちで胸がいっぱいになってくる。でも…

「私…まだ生きてる。」

さっきまで血が止まらなかった傷口には、丁寧に包帯が巻いてある。適切な処置なのかはわかんないけど…。

「目、覚めましたか」

ガラリという音に一瞬ビクリとしたけど、声の主がさっきの彼だと気づいた瞬間、肩の力が一気に抜けた。

「日向くん…だよね?」

私は恐る恐る彼に聞いた。すると彼は私に目をやりながら、少し冷たく答えた。

「私のことは、カムクライズルと

呼んでください。」

「カムクライズル…?」

どこかで聞いたことがしなくもないかも。

「いや、ぜっっったい日向くんでしょ」

「その根拠はどこにあるのでしょうか。

私はカムクライズルです。」

ぴしゃりとした冷たい物言いに思わずほっぺを膨らませる。少しムキになって、何度も何度も言い返してみる。

「いーや、キミは日向創くんだよ。

これは…私のゲームデータぜーんぶ賭けてもいいくらいに自信あるからね!」

「日向創…。予備学科の落ちこぼれのことですね。」

落ちこぼれ?

「日向くん、私そろそろ怒るよ?」

声を張り上げると、彼は少し焦ったかのように私の口を手で塞いだ。

「!?」

「静かに。」

日向くん⁉︎いつの間にこんな積極的に…。

「七海さんがまだ生きてるってことは、江ノ島さんにも隠してるんです。見つかったらどうなるかわかりません。」

七海さん…か。前よりも距離を感じる呼び方に、私は日向くんとの壁を感じるのでした。


次回へ続く

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