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配信を切って、ちょっと確認をして
水とコーラのペットボトルを持って部屋を出た。
「あ、お前またドア開いてる」
「ないこたんお水とコーラありがと〜〜」
「それはいいんだけどさ、ドア!!」
「しゃあないやん、癖や癖」
「どうせ作業部屋から全部開いてるでしょ 」
見事に当ててみせるないこを無視して、ローテーブルに置かれたコップの隣にペットボトル2本をドンッと置いた。
そのコップは俺がいらないと言っておいていったもの。
「…やーっぱ気が利くよねないこ」
「そりゃ本人の家で配信聞いてますからねぇ」
「うん、可愛い。ありがと。」
「は?」
配信中に飲み物を取りに大声で歌いながら退出しリビングに降り立った俺に、すぐさま飲み物を聞いてきたのはないこ。
何がいる?なんて冷蔵庫を開けたままこちらに問い、「水と…あとなんかもう1つ」と答えるとその場にあった1Lのコーラゼロのペットボトルを渡された。
一緒に差し出されたグラスには直飲みするから要らないと断り、ありがと〜〜と再び歌いながら配信に戻ったのだ。
深夜からはないこのカウントダウン配信があるし、もう暫くしたら配信を切ろうかなと考えながらプシュッと炭酸を鳴らした。
「そういえばまろって定期的に『最後』の話するよね」
「あぁ…確かに」
「なんでなのかずっと気になってんだよね、そんなに見据えてたい訳?」
確かに前もりうらとの飲み雑配信で活動の最後の話をしたような気もするし、何かと最後にこだわろうとしているのかもしれない。
だがただの話のネタに過ぎないし、人の人生感が見られてなんとも面白いものなのだ。
「見据えていたい訳ではないかなぁ、…シンプルにおもろいやん。みんな違うこと言うんやで?」
「まあ確かにそれはあるけど、どちらかといえば個人の時に話す方が多いじゃん」
「うーん、…多分やけど、最後くらい好きなことしたいからやろ」
「…確かに、普段制限多いもんな」
「その通り!!ほーんまにギッチギチですわ」
疲れてるからこそ、最後くらいは自分の好きにさせてほしい。
散々歯車に徹してやったんだからと思ってしまう。
その考え方の癖こそが疲労のサインなのかもしれないが、別にどうだって構わない。
「てかこれみて、グッズのPDFさっき届いたんだけど可愛くない?」
「おしゃれやん、グッズもええもんばっかりやし…で手 紙は何書いたん?」
「は?教えるわけないやん」
「なんでぇ?今度こそ言ってくれると思ったのに」
「自分で買ってくださーい」
「いいもん会社のやつ見るし」
「見せませーん」
「ほんなら俺のも見せへん」
「…そーれは、違うじゃん……」
「んふ、なにそれ!今日可愛いやんどうしたん、笑」
飲み物を用意してくれたり
嬉しそうに写真見せてくれたり
かと思えば突然恥ずかしがってそっぽ向いたり
その癖都合が悪くなると眉を寄せて恥ずかしくも困ったような顔をしたり
ころころと機嫌も表情も変わるないこを見ていると、頭痛も胃の気持ち悪さも、酒焼けした声さえも全部治ったような気がしてしまう。
「もう俺帰るよ?」
「じゃあまろも一緒に行こっかなあ〜」
「お前一応体調悪いんだから寝とけば?」
「ないこんちで寝るから大丈夫」
「…ふーん」
ないこのカウントダウン配信が始まってから、ちゃんと配信を聞いて、12時を迎えた瞬間におめでとう、とポストした。コメントもちょくちょく顔を出したり。
ないこは軽く「祝ってくれてる!」反応だったけれど、その反応も先程からずっと一緒にいるし納得できるから別にいい。
その後はちょっとだけまたツイッタラーになって、すぐに寝るとポストした。
座っていた椅子から離れてソファに行き、スマホとテレビをデザリングしてないこの配信をかける。
大きすぎるとバレちゃうから、少し小さめの音で流し、それを横目にブランケットで体を包んだ。
俺と話していた時と同じように嬉しそうにグッズの紹介をしていく声を聞きながら、ソファで眠りについた。
いつもよりないこの配信の声が高かった気がしたのは内緒。
「…またこんなところで寝てるよ、」
毛布を持ってきて、ブランケットの上からかけてあげる。
ついでに俺のぬいぐるみたちもぼすっと埋めて、すやりと気持ちよさそうに寝るまろを写真に収めた。
「今日はありがとね、……おやすみ」
まろの頭を人撫でして部屋の電気を消した。
まろは豆電球じゃないと嫌がることも忘れずに。
END
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