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蘭Side
ピーンポーン‥
とりま無視しよ‥。留守ですはい。
ピンポーン‥ピーンポーン‥ピンポンピンポンピンポ((
蘭『…』
〈俺合鍵あるから開けるよ?
蘭『やべ‥!』
ガチャッ
蘭『あ、あぁ‥どうしよどうしよ』
そしてついに‥リビングのドアが開いてしまった。
竜『兄貴…』
蘭『‥な、なに‥』
竜『、本当に梵天のこと嫌いになっちゃったの?』
蘭『そうだけど、もうお前は関係ないだろ』
蘭『俺は辞めてんだよ』
竜『‥ねえ、前も言ったけどさ』
竜『兄貴が嫌いだよ‥』
蘭『…ッ』
竜『今の兄貴は本当に、』
竜『だって今まではさ、めっちゃ優しくて』
竜『明るくて‥俺の憧れだったのにさぁ‥』((ポロッ
蘭『うるせぇ‥しつけえよお前ら‥』
蘭『俺から離れていったんだから‥こんな奴放っといてよ‥!』
竜『‥そんなの、兄貴に何があったかわからないと嫌いになんかなれないよ‥』
蘭『‥もう、帰って、鍵も返して』
竜『兄貴!!』
蘭『‥ビクッ』
竜『お願いだから‥話してよ‥』
蘭『‥うるさッ((』
蘭『‥ッう…ッはぁ…』
竜『兄貴、?』
蘭『帰‥れ…はや‥く‥!』
竜『ッえ、でも』
蘭『お願い‥だからぁ…ポロポロ』
竜『ッ‥わかった‥』
ガチャ‥バタン…
蘭『くす‥り…』
蘭『ッい”…』
やばい‥また前みたいに…
蘭『…う‥』ゴクンッ
蘭『ッは‥はぁ…』
蘭『…ごめんなぁ‥竜胆‥ポロポロ』
竜胆は、俺の異変に気付いていたのかな。
今さっきの俺、完全に不自然だったな‥バレてないといいけれど。
何回もしつこくメールや電話してきて、家にまで来て‥。
大切にされていたんだな‥俺は、..。
竜Side
兄貴の家から帰っているとき、俺の足取りは重たかった。
明らかにおかしかった。兄貴が息苦しそうにしているとき、俺は何もできなかった。そして‥机の上に薬がおいてあるのを見てしまった。
何かがおかしい。絶対に隠していることがある。
それは残酷なものなんだろう。
このまま兄貴を放っていては、兄貴が消えてしまいそうだった。
何を隠しているかわからないもやもやと、早く隠していることを知らないといけないという焦りで、気持ちが悪くなる。
俺は、‥俺たちはどうしたらいいのだろう。
生憎、合鍵も返すことになってしまったし、どうしたらいいのか、もうわからない。