春休み中には連載終わらせたいな~!
春休みスペシャルみたいな感じで!
スタート
ドズル)いやぁ、どうします?
ぼんじゅうる)っていってもなぁ、
俺の初戦の相手は、ドズさんだった…
これ、主催者狙ってるだろ、
ぼんじゅうる)じゃ、俺が死ぬわw
ドズル)えっ?ぼんさん!?
ぼんじゅうる)いや、上司だしwドズさんは
ドズさんは、頭もいいし、人付き合いも上手い。生きてれば、これからも沢山の人に望まれ、沢山の人を救うだろう。
それに対して、俳優として落ちこぼれて、ドズさんに拾ってもらった俺が、ドズさんを殺すなんて、おかしいだろう。
ドズル)ホントは?
ぼんじゅうる)え?
ドズル)ホントは?って、ぼんさん、いつもそうじゃん!優しくて、ホントの気持ちを教えてくれなくて!優しくない僕には、優しいぼんさんの気持ちがわかんない!
ドズル)これで、どっちか死ぬんだからさ!最期なんだからさ!最期くらい教えてくださいよ!ホントの気持ち
それから俺は、ドズさんにさっき俺が考えていたことと、同じ話をした。
これを話したからには、早めに死ななければ、ドズさんに止められるだろう。
怖いし、腕が少し震えているが、俺は、自分の頭を銃で撃った。
ぼんさんは、いかにもたんたんと、自分の気持ちを話し始めた。
ぼんじゅうる)だからさ、俺よりも、ドズさんが生きるべきなんだよ。
そんなの、誰が聞いてもおかしい。
僕は、ツッコミだし、どう考えても、ぼんさんの方が笑いのセンスがあるだろう。
僕より、ぼんさんの方が笑いを届けていただろう。
よく考えてみても、死ぬべきなのは僕じゃないか。
ドズル)ぼんs
何かが破裂したような音
嫌な予感がした。
後ろを振り返ろうとしていた首が、動かなくなった。
心臓がキュッと縮む。
体が膝から崩れ落ちる。
5分程たってやっと、体に血がまわってきた。
冷たく、動かなくなっていた自分の体が動かせるようになった。
ゆっくりと、閉じようとする目を開けながら後ろを振り返る。
誰よりも長い間一緒に活動してきたあの人は、上半身血まみれで、動かなくなっていた。
それを確認して、やっと心で理解し始めてきたころ、 もっと早く後ろを振り返ることができていたら、最期に少しでも話せていたのかも知れないという気持ちに襲われた。
でも、無理だったんだ。
体が、見たくなかったんだ、
意識がある状態で、助けを求めているかもしれないあの人を。
やっと状況を飲み込めた瞬間、涙が溢れてきた。
ドズル)ごめっ
あの人の姿が蘇る。
ぼんじゅうる)謝るときは、ごめんより、ありがとうの方が、相手を笑顔にできるからw
と、最期まで変わらなかった笑顔で、記憶の中のぼんさんも笑う。
やっぱり、生きるべきだったのはあの人だ。
ドズル)ありがとう。ぼんさん
ドズルVSぼんじゅうるfinish
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