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今回は天音の高校時代のお話です。
今回限りのキャラが出てきます。
(前の設定の時に天音が変装と書いてあったと思うんですが。設定を変えあれが元々の普通の姿で、あとからあの姿になるというものでいかせていただきます。申し訳ありません。)
⚠いじめ表現あり
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私は親から開放されたと思った。いや思っていた・・・
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私は元々親に決められていた第三志望の受験先「坂波(さかなみ)学園」にきた。私は一番、家から遠いのでこの学校に受かったら最初から一人暮らしをしたかったので丁度よかった。
星宮の血を引くものは基本見た目が派手なのだが私は全く至って普通なのだ、今はそれがありがたいが。
校長「新入生代表、真会(しんかい)正(ただし)」
正「はい!」
「〜〜〜〜〜。」
長い退屈な時間だ。でも久しぶりにこんなに人が集まっている所にきた。私はこれからの学校生活に期待していた。
<教室>
「久しぶり〜」
「よろしくね」
「同じクラス!嬉しい〜」
「お前どこ中?」
>ガヤガヤ<
私は一人で席に座っていた。もう元々同じ中学校や小学校出身などで固まったグループが出来上がっているのだ。
(どうしよう、私このまま家と同じままなの…?)
「キャ〜」
「真会くん!」
「えっ!同じクラスなの!?」
真会(以下真)「よろしくね」
(あの人新入生代表の、正直あの人のどこが良いかわからないなぁ・・・)
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「あー、疲れた」
久しぶりの多くの人と過ごしたので、とても疲れてしまった。
(結局、誰とも話さなかったな…)
「テレビ久しぶりに見ようかな…」
>ピッ<
丁度その時私の目に飛び込んできたのは、たった1つのボールに集中している、
『サッカー』だった。
家ではほとんどメディアに触れてこなかったので初めて見るものに『サッカー』に感動した。
(どうしてあんなに、夢中になれるの?どうやってゴールを入れているの?)
溢れてくる、知りたい気持ち。
(知りたい!近くで見てみたい!)
私はプリントを出してきた、
もはや衝動的に書いていた。
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学校に着て最初に入部届けを職員室に出してきた。
(本当に大丈夫かな?)
今になって不安になってきた…
<放課後>
顧問「えー、今日から一年生が新たに入ってきた。マネージャー二人だ。」
?「こんにちはぁ、私ぃ花崎(はなざき) 生恵(いくえ)って言いまぁす。」
花崎(以下花)「よろしくお願いしまぁす。」
(同じクラスのいつも目立ってる人だ…!)
花崎は良くも悪くも目立つ方の女子だった。女子からはぶりっ子だと、男子からは可愛い子、ちょっと苦手など色々あるがいつも花崎の周りには男子が3人程いた。
花「真会くぅん、がんばってねぇ♡」
真「ありがとう。花崎さん」
(真会さんもサッカー部なのか…あんまり気乗りしないな)
花「星宮さん?だっけぇよろしくねぇ」
「うん、よろしく。花崎さん」
コーチ「じゃあ、練習始めるぞ!」
【はい!】
真会くんたちの男子が居なくなった途端だった、
花「はぁ〜、マジでダル」
「えっ…?」
花「あんた、全部やっときなさいよ、私真会くん目当てだから。じゃましないで。」
花崎さんの雰囲気がガラリと変わった。
「で、でも。部活に‥ <バンッ!>
ビクッ
花「うるさいわね。あんた、薄々思ってたけど、オール居ないわよねぇ」
ドクン
何でそれを知ってるの?学校ではオールを出している人もいるけど、出していない人も居るはずなのに…
「ど…どうして、それを…」
花「はっ、まさかホントだったの!?アハハウケるんだけど、カマかけたらあっさり言うなんて!」
「ッ…」
どうしよう、気づかれたしかも1番気づかれては行けない人に。
花「このこと黙って欲しかったら、言う事を聞くことね」
この時から私はまた人生が狂い始めた…
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あの時が懐かしい、と思うほどに時がたった。私が花崎の言いなりになり始めてからもうすぐ1年が経とうとしていた。
部活へは朝準備をするために誰よりも早く行き、帰りは片付けで誰よりも遅く帰った。
部活に行くと
花「きゃっぁ、星宮さん何するの!」
「おい、お前花崎になにしてるんだっ!」
バシンッ
「お前のせいで怪我でも出来たらどうするんだよ!」
理不尽に蔑まれる日々が続いたので私はもう何も思わなくなってしまい欠けていた。
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そんな日々が続き、もうこの生活に終止符を打とうかと思った。
そんな時だった…
私の人生を変えてくれる人との出会いは
?「おやめなさい、人の子よ」
凛とした声があたりに響いた。
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今回はここまでです。いい感じに切れる所がココしかなかった…
今回入ったイラストは全てPicrewというイラストメーカーの
1枚目 흑백 바람 픽크루
2枚目 장발좋아2
です。入部届けはキャンバで作りました!
次回からブルーロックの話に入ってきます。ここまで読んでくださりありがとうございました。
またね🕊💐