⚠あてんしょん⚠
・オーバードーズ
・幻覚
・その他の注意事項は一章に書いてあるぞ
・一章見てない人は見ることを推奨する。
それではどうぞ
「あ………」
気づいたらそこは病院だった。
でも確かに悠佑がいたんだ。
翼の生えた悠佑が、
こっちに来て
と言ってるように
気持ちを落ち着かせるために飲んでた薬
20粒は飲んだ
そのせいかな
じゃあ………
また
薬を過剰摂取すれば?
悠佑に
会える?
ようやく病院を退院した。
自由だ。
部屋の片付けは後にして
一気に錠剤を飲み込んだ。
ああ!気持ちい!
ふわふわとなる意識
「あれ」
自然に涙が出てきた、なんでだろ
悠佑はこんな俺見たら
泣いてくれるのかな。
自分勝手でごめんね。
守れなくてごめんね。
こんな恋人終わってるよね。
でも、それでも繰り返してしまう俺はなんた
勝手に快楽に浸ってる俺はなんだ
ニュースに流れる君と事故
そんなもの見たくなかった。
ドラマを見るのが好きだった!
甘いハッピーエンドに浸っては眠るのが好きだった!!
今では全部過去形となったものだった。
この冷えた朝も今では好きになれなくなってしまった。
此処にないものと、
そして此処にはもう居ない俺の恋人
この凍った床のワンルームにいるのは俺だけでいいんだ!!
連れていくならもう置いて行ってくれ!!!!
「ああああああああああああああああ!!!!」
『まろ………お願いや、』
「あああぁぁぁ………」
ごめん、ごめんよ、こんな俺で、こんな醜くなってしまって、
見損なったかな、
君がいてくれれば俺は
十分なんだ。
君がいないのは
もう耐えられないんだ。
もう一度、
あの甘いハッピーエンドの結末を、
薬漬けになってもいい。
この夢を見れるのなら
この夢をみたいだけだから。
どんなに辛くても
君と会えるから。
君と会えなくなってから
何もかも嫌になった。
だから、少しでもいいから、
俺の前に現れてくれ!!!
そして君にキスをしたのさ。
『まろ』
間違いなく悠佑は
俺の天使だった。
「ごめん、おれが」
『違う、違うから
これは俺の不注意や』
「で、でも」
光が指したバルコニーには悠佑がいて
俺は手を伸ばした。
掴んだんだ、確かに
『ごめんな』
『先に行っちまって』
『もう離れないよ。』
「悠佑、、」
「ずっと一緒だよ、悠佑」
「いっそ、天国が見たいな」
『行こうよ』
そんな彼の綺麗な瞳に全てを奪われて、
まるで吸い込まれたように
一緒に笑って
手を掴んで
幸せだった。
もしも仮にこれが幻覚だとしても
悠佑がいるだけでも幸せだった。
ドサッッッ
彼にもう会えなくても
悠佑は俺の恋人に変わりはない
暗い現実は置いていって、飛びだった。
もう一度甘いハッピーエンドの結末を
今際の際にてまた君と
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