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死出・弔出の表現あり
地雷の方はオススメしません(◡ ◡;*)
本編(いつも通り唐突に始まります)
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【緑谷出久視点】
今、僕は弔さんのアジトに居ます。
最初は(ここ何処ッ…!?と言うか、さっきまで何してたっけ…??)と、内心焦りまくりました。そんな時、ソファに座っている弔さんが僕の心を読むように先程までの状況を説明してくれました。
どうやら、路地裏で泣き疲れてしまった僕は、弔さんの胸の中で眠ってしまったらしい。挙句の果てには、弔さんが僕のことを運んでくれたと言う……、うぅ゙……申し訳ない……、
(色々迷惑かけちゃってるなぁ……、本当に感謝しなきゃ……、)
心の中でそんな事を考える。その考えは、頭から感じる感覚によってかき消された。
(……え……??……!!……この状況は一体……!?)
(……弔さんに頭撫でられてる……!?)
僕の隣に座る弔さんは、僕のぼさぼさの髪を確かめるみたいに、何度も撫でる。
こんな頭、撫でても何も出ないのに……。
「……あの、弔さん……?」
そう話しかけると、頭を撫でていた手がピタリと止まった。僕は内心(え? 話しかけない方が良かった? 発言禁止令でも出た?)と、少し焦った。
死柄木「……呼べ」
「……え?」
死柄木「……弔”くん”って呼べ」
「……へ?」
僕は弔さんの顔を横目でそっと見上げた。
弔さんの顔は、明らかに不機嫌そのもの。
「え、……えっと……」
(どうして名前で呼んでほしいんだろう?)と、疑問が浮かんだが、今は機嫌を直すのが先決だと考えた。
「……と、弔くん……?」
状況が上手く理解できなくて、なんだか疑問形になってしまった……。大丈夫かな?
僕が名前を読んでからしばらくの沈黙が続く。
すると、また弔さn……弔君が頭を撫で始めた。機嫌、直ったのかな?
再度様子を確かめるために、横目で弔君を見上げる。とっても満足そうな顔をしていた。
(不思議な人だなぁ……)
そんな事を考えながら、頭から感じるその感覚に少しばかり喜びを感じた僕だった─
─────
終わり☆
だいぶ短くなってしまいましたが、頑張ったほうなんですよ(泣)
そして私は調子に乗って表紙のイラストを描いてしまいました……。デジタル慣れてないのに何してるんでしょうね……笑
ご覧頂き本当にありがとうございました♡