テラーノベル
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あーし達は《Xゲームセンター》の《旧コーナー》まで来た
見つけたのは佐島のカバン
雨野が言うにはよく出かける時に使うカバンだそうだ
春日野「佐島この辺に居るもしれないし探しながら行こう」
雨野「オッケーなら少しでも気になるものがあるなら何かに使えるかもしれないし拾っておこう」
春日野「りょっ」
前を歩いているとつま先に何か当たる
春日野「何これ?」
そこに落ちていたのは《鍵》が落ちていた
雨野「おや?これは《UFOキャッチャー》の鍵だ、拾っておこう」
春日野「何でこんな所に?」
雨野「これ旧コーナー用なんで落ちてるかは僕も不明だよ」
春日野「そ、そう…」
旧コーナーを見て回った
雨野「これは?!ひぃ?!」
春日野「なに…さけ…えぇ?!」
そこには真っ二つに引き裂かれたヘビ
雨野「もしかして…あのチャイナ娘の子が…?」
春日野「??」
気味が悪くてその場から逃げるように離れた
雨野「何も落ちてないな…」
春日野「そう簡単に見つかってたら苦労しないっしょ」
雨野「それもそうだけど」
春日野「っ?」
ふと車のゲームに人がいるのを見つける
春日野「ねぇ?あそこに何かいない?」
雨野「…本当だ」
雨野も目を細めて人がいるところを見つめる
春日野「よし行ってみよ」
雨野「正気かい?」
春日野「佐島はこう言うとき迷わず行くっしょ」
雨野「そうだけど…」
恐る恐る人に近づく
春日野「あの…すみません」
人に話しかけてみた
しかし反応はない
雨野「あのすみません」
雨野も呼びかけたけど返事はない
春日野「……?」
恐る恐る人の顔を覗き込む
春日野「うそ…」
雨野「ひっ?!!」
顔の半分は食われていて顔の周りには小蛇のような物が群がっている
雨野「ウソだろ?」
春日野「あ…何か落ちてる 」
下に落ちてるものを拾う
そこに落ちていたのは《マッチと蚊取り線香》
春日野「(もしかしたらここで顔を食われて蛇が群がってるってことは今回の怪異は《蛇》なのかも)」
冷静になり落ちてるものを拾いその場から離れる
雨野「散々だ…」
春日野「もう少しの辛抱佐島はこの辺にいるはずなんだから」
あの場から逃げるように離れて流れ着いた先は
子供の遊び場
雨野「ここは…」
春日野「子供の遊び場コーナーだね」
雨野「ドア開いてるね」
春日野「入ってみるか」
恐る恐る遊び場のドアを開ける
するとそこには
雨野「君は?!」
そこには数日前見かけたチャイナ娘の子
目を開けたまま意識を失っている
しかし呼吸はあり心臓も脈も動いてる
春日野「落ち着いて雨野!この子を取り敢えず入り口まで運ぶ!」
雨野はあーしの声を聞いて正気を取り戻したチャイナ娘の子を運ぶ
雨野「この子…もしかして《古瀬柴胡》くん?!」
春日野「え?!あの指名手配の?」
雨野「うん目をよく見るとそうだ」
春日野「ホントだ…って今そんな場合じゃないでしょ!!」
必死に古瀬を運ぶ
入り口まで戻って来る
雨野「春日野さんこの子は新コーナーの休憩室に連れて行く」
そう言い残し雨野は急ぎ足で旧コーナーを離れる
10分後雨野は戻ってくる
春日野「あの子大丈夫?」
雨野「意識は取り戻した」
春日野「そう…」
雨野「マズイな…」
春日野「どうかした?」
雨野「古瀬君の弟君が見つかったのに亜久っちはいない…」
春日野「っ?!じゃあ…もう佐島は…」
雨野「亜久っちは大丈夫だ!亜久っちは今までだって修羅場をくぐり抜けたきっと今頃うまいことやってるよ」
春日野「そうだよね!」
絶対に助けに行くから待っててね!!佐島!
雨野「行くならやはり子供の遊び場コーナーか車コーナかな?そこで人が倒れてたんだ」
春日野「そうだね」
そして中央コーナーに来る
雨野「この辺は特に何もないはずだよね」
春日野「念のため探っとく」
???「か………す…………が…………の……」
春日野「ん…?雨野今呼んだ?」
雨野「ん?呼んでない空耳だろ」
春日野「え…今たしかに…」
雨野「そんな…何も聞こえなかっだぞ?聞き間違いなんじゃないの…ひっ?!」
雨野は顔を青ざめて震える指であーしの後ろをさす
恐る恐る振り返ると少し離れた所に人の影が
春日野「うそ…何あれ?!」
蛇が身体にまとわりついている
雨野「顔に蛇が?!」
蛇の首から上あたりは首と顔を追うように纏わりついている
雨野「逃げ場なしだ…」
春日野「腹をくくってバトルってわけね」
ラウンド1
春日野「(あの蛇男をこっちまで誘き寄せれれば…どうすれば)雨野音で誘き寄せるよ! 」
カバンの中を確認する
春日野「(ここでアイテムを消費するのも…どうすればいいの…佐島ならこんなとき…どうしてたの…)」
雨野「春日野さん…僕は秘密兵器を持ってきた」
春日野「え?」
雨野「ふふ…」
雨野は腰から《拳銃》を取り出した
春日野「え?!なんでそんな物を持っているの?!」
雨野「これ君の前で使うの2度目なんだけど?まぁ今はそんな事どうでもいい派手に行くよ!」
雨野は引き金を引き発砲する
バンバン
蛇男「あ……め……の……」
雨野「え?」
蛇男は雨野の名前を呼びながらこっちへ向かってくる
雨野「もしかして…そんなはずは…」
春日野「考えるのはあとだよ!」
ラウンド2
春日野「(次は…私がどうにかしなきゃ!!)」
手にマッチを取る
雨野「ならこれを使うよ!」
蚊取り線香にマッチで火をつける
連携
蛇男「くぅ…」
蛇男はその場から少し身を引く
春日野「(あと一押し!)」
ラウンド3
春日野「雨野もう一度!」
雨野「はいよ!」
蚊取り線香にマッチの火をつける
連携
蛇男「か………す…………が…………の………あ……め……の……」
蛇男は姿を消した
春日野「疲れた…」
雨野「うん…急いで進もう」
春日野「そう言えば…あの蛇男…あーしらの名前を言ってたよね?知り合い…?」
雨野「さぁ?でも…すごく嫌な予感がする」
春日野「そうだね…」
2人で考え込んでいる
蛇男「ぐぁぁぁぁぁ!!」
雨野「ひぃ?!」
春日野「ウソ?!」
後ろには蛇男が立っていた
春日野「ヤバっ…転んじゃった…もう終わりだ…」
雨野「クソ…来るな…」
雨野は戦意喪失している
それに二人とも腰を抜かして動けない
もう終わり
佐島…助けて…怖いよ…
春日野「っ?!」
ふと蛇男の顔を見たときある人物の顔が頭に浮かんでくる
春日野「この顔って!ウソ?!」
蛇男の顔をよく見ると佐島に見える
それにさっき雨野とあーしのことを呼んでいたきっと助けを求めていたのかもしれない
佐島は《取り憑かれてる》んだ!!
春日野「雨野!よく蛇男の顔を見て!佐島の顔だよ!!」
雨野「ウソだろ?亜久っちなのか?」
雨野は佐島と長年の付き合いだからかすぐに気づく
雨野「クソ…亜久っちとは言えど今は怪異この状況をどうにかしないと!!」
春日野「佐島……いや…亜久!!今助けるからね!!」
雨野「っ?」
ファイナルラウンド
春日野「あーしは…亜久を助ける!!」
今まで亜久に救われてきたならここで恩を返す!
春日野「これでいけるっしょ☆」
亜久のカバンから亜久の実の《両親》と亜久が幼い頃に撮った写真を見せる
これは一か八かのかけ
でも何もしないで死ぬのは嫌!!
蛇男「こ………れ……は……うわぁぁぁぁぁぁ!!」
白い光が放たれると同時に蛇が苦しそうにもがきながら飛び付いてくる
雨野「くっ…」
雨野に襲いかかるも雨野はそれを避ける
しかし雨野は足をひねり転ぶ
春日野「雨野?!」
雨野「僕のことはいいそれより亜久っち!!」
雨野にそう言われ亜久の方を見る
亜久は虚ろな目で天井を見上げたまま倒れている
まるで目を開けたまま寝ているような感じだ
雨野「なぁ…春日野さん」
春日野「なに?」
雨野「救急車を呼んでさっさと帰るよ」
春日野「……」
雨野「亜久っちもあの子も見つかった訳だ」
春日野「でもあそこで亡くなったあの男の人は…」
雨野「これは僕たち子供で解決できるような事件じゃない亜久っちまでこの始末だ亜久っちでこうならもう僕達では怪異事件は解決できない恐らく過去の《痣人》でも解決はできない今まで亜久っちと解決して来たようなものだ僕達では…もう…悔しいけど手を引くしかない後は大人たちに任せよう」
春日野「うっ…ぐすっ…ひぐっ…」
悔しくて泣いてしまった
あーしらでは何も出来なかった事
亜久でさえもやられてしまった
それが何より悔しかった
雨野「よし新コーナーの休憩室に行くよ」
春日野「うん…」
亜久を2人で新コーナーの休憩室に運ぶ
そしてやがて雨野が呼んだ救急車が到着する
雨野「春日野さん」
春日野「何?」
雨野「2人は僕が付き添いをするよ君は疲れてるだろうから先に帰ってて」
春日野「あーしも…」
雨野「古瀬君もいる古瀬君の事を話すと時間も長くなる」
春日野「……」
雨野「あの人が死んだのも亜久っちの件も君が背負う必要なんてないあまり気にするな」
雨野は励ましのつもりで言ってくれてるのかもしれない
何も言い返せないまま救急車は出発してしまった
本当にここで終わってもいいの?あーしにもまだ何かできるかもしれない
下を向いてちゃいけない!
コメント
9件
まさか蛇男の正体が佐島だったとは…! 春日野が最後の最後で気づいた瞬間、ゾッとしましたね。それでも「助ける」と踏みとどまった強さが光ってた。雨野の「亜久っちでこうなら僕達では解決できない」という台詞が重くて、胸が詰まりました。続きがすごく気になります。
M.S
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こと
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