コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
今日から体育祭の準備が始まる。
放課後……
ざわざわ
「今年のパネルどうする?」「動物とか、キャラクターとか、どうすっかなぁ。」
「小道具は?」「何か案ある?」
そんな話が周りから聞こえてくる。僕は、こういう空気が好きだ。
みんながひとつのの事に夢中になっている時間…いい!
「はぁあ、だるい〜」
耳障りな声を上げたやつ、誰だ?
この時間が楽しいんじゃないか。この雰囲気を壊しやがって…!
「なぁ、帰ろうぜ」「おい、おいってば!」
あ、そうだ、こいつだ、こんな雰囲気をぶち壊すやつは、僕はバカか?
「おーいー大丈夫か?」「何か反応してくれよ〜」「おいってばぁ!」
あぁー!ウザイ!!!!!!!こんのダル絡み男がっ!
それでも高校生かよ!僕、こんなやつと、幼なじみなのか、
僕はつい、頭を抱えた。
「お、頭大丈夫か?」「頭痛いのか?」
こいつ、黙ることを知らないのか。だから、脳筋って言われんだろうが、気づけよ、そろそろ。
「……無視か?」「俺、そんなメンタル強くねぇぞ…」
あ、くる。
「うっうわぁぁぁ!ぁぁぁ!」
「…俺、なんか悪いことしたか?」
「無視しないでくれよ」「ばかぁぁぁぁ!」
バタバタ…ガラガラ、ピシャン。
「おいおい、どうしたんだ?」「ヒロインかよ…」
「おーい、彼氏さーん!」「追いかければ?」
もしや、僕のことを言っている?
僕?のジェスチャーをする。
「決まってんだろうが!」
「えぇ〜まじ?」
「行ってやれって」
ゆっくりと立ち上がる、そして、歩き出す。
あいつ、どこ行きやがった!もおぉー!僕、彼氏扱いされたじゃねぇか…
お前の彼氏なんて、一生かかってもなるもんか!
にしても、マジでどこだよ〜!!