琥珀が連れてこられた先はポートマフィアの地下だった
太宰「はぁ、僕疲れるの嫌なんだけど」
そう言う太宰の手には銃が有った
太宰「何座ってるの?立って」
太宰の足元には青痰だらけで血まみれの琥珀が倒
れていた
太宰「ほら、グイッ」
髪を掴み強引に立ち上がらせた
琥珀「い゙ぁ゙っ!」
太宰「いつ僕が声を出していいって言ったの?はぁ、本当に駄目だね」
ポイッと琥珀を投げ捨てた
琥珀に向ける視線は冷酷で冷たかった
太宰「はー、次はないからね?次したら…もっと殴って痛めつけて、そして此れを折るから」
太宰が取り出したのは簪
赤い装飾の着いたものだ
琥珀「っや、め、それ、だけは」
太宰「わかったらいいの。それ、片付けといて」
簪をしまい、太宰は背を向けて去っていった
部屋は血で汚れていた
琥珀は暫く呆然としていたが立ち上がり、部屋の清掃を始めた
ただ、その手は震えていた
次回
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