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かいり@りぃととペア画中
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ベランダの柵に寄りかかり、やわらかな風が頬をなでる。
ちぐさとけちゃが「今日の雲、綿あめみたいじゃない?」「美味しそうだねぇ」なんて他愛もない会話を交わし、まぜ太があっとにくだらないイタズラを仕掛けて怒られている。
そんな仲間たちの賑やかな声援を背景に、あっきぃの腕の中にすっぽりと抱えられたぷりっつは、表情を変えることなくぼんやりと遠くの景色を眺めていた。光のない瞳はどこか焦点を結んでおらず、ただ流れる時間を空っぽの心で受け止めているようだった。
その時――。
『あははは! お前マジでうざいんだけどー!』
『消えろよなー(笑)』
下の通りから、通行人同士の無邪気な悪ノリの声が風に乗って響いてきた。
(ビクッ……!)
「うざい」「消えろ」――その単語が耳に飛び込んだ瞬間、ぷりっつの脳裏にネットの悪意が津波のように押し寄せた。
全身の血が引いていき、視界がぐにゃりと歪む。
(また……俺のこと……? 嫌だ……言わないで……っ!)
ぷりっつは激しく過呼吸を起こしかけ、パニック状態で自分の両耳をぎゅっと塞いだ。カタカタと全身を震わせ、息がうまく吸えない。
(ダメだ……俺のせいでまた雰囲気を壊した……また迷惑かけてる……っ!)
パニックと罪悪感が混ざり合い、助けようと差し出されたメンバーの手に反射的に拒絶を示し、身体を固く小さく縮こまらせてしまう。
あっきぃ 「ぷりちゃん……っ!」
すかさず、あっきぃが後ろからぷりっつの身体を包み込むように強く抱きしめ、自分の大きな両手でぷりっつの耳を外の音から遮断するように覆った。
あっきぃ 「大丈夫、大丈夫だから……俺の声だけ聞いて……!」
だが、一度パニックに陥ったぷりっつの恐怖は収まらない。耳を覆われても頭の中で悪意の声が響き続け、暴走した意識は自傷へと向かってしまう。
抱きしめていたぬいぐるみを掴む手の爪を、自分の腕の皮膚へと強く立て、カリカリと皮膚を削るように傷つけ始めた。
それを見たまぜ太が、迷わずぷりっつの手をそっと、けれど絶対に傷つけさせない力加減で包み込んだ。
まぜ太 「だーめ。自分傷つけるのは禁止。俺の手、握ってろ」
まぜ太は自分の指をぷりっつの震える指に絡め、しっかりと握り返す。
そこへ、部屋の中からダッシュで戻ってきたあっとが、手に持っていたイヤホンをあっきぃに差し出した。
あっと 「あっきぃ! これ、ぷりにつけてやれ!」
あっきぃ 「あっと、ナイス……! ぷりちゃん、ちょっと耳つけるね」
あっきぃの手によって、ぷりっつの耳にそっとイヤホンが装着される。
次の瞬間、イヤホンの奥から流れてきたのは――6人全員で歌った、大切で大好きな自分たちの楽曲だった。
大好きな仲間たちの歌声が、耳から脳内へとダイレクトに響き渡る。
嫌な言葉も、外の雑音も、頭の中の悪意も、全て AMPTAK の歌声によって優しく塗りつぶされていく。
そこへ、温かいココアを入れたマグカップを手にしたちぐさとけちゃが戻ってきた。
けちゃ 「ぷりちゃん、あったかいココアだよ。ここに置いておくからね」
ちぐさ 「大丈夫だよ……俺らがずっとそばにいるからね……」
あっきぃの体温、まぜ太の力強い手のぬくもり、あっとの機転、ちぐさとけちゃの優しさ。
そして何より、耳元で鳴り響く自分たちの歌声。
(みんなの声……あったかい……)
激しかった呼吸が、時間をかけてゆっくりと整っていく。
身体の激しい震えが少しずつ治まり、ぷりっつはまぜ太の手を力なく握り返しながら、あっきぃの胸の中に静かに体重を預けた。
悪夢のような恐怖から、仲間たちの愛の歌が、ぷりっつをそっと現実へと連れ戻してくれたのだった。
コメント
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あああもう第22話泣いた……!!😭💦 ぷりっつのパニックの描写がリアルすぎて胸がギュッてなったけど、そこにあっきぃの抱きしめ&耳ふさぎ、まぜ太の手の握り返し、あっとの機転イヤホン、ちぐさとけちゃのココア……仲間のフォローが完璧すぎて尊いよ……!! 最後に自分たちの歌声で戻ってくるのが最高にエモかった✨ 本当にいい話ありがとうございます!