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※いずれしのあきとかたかあきとかになりそうな話がみたい←

ないなら書こうホトトギス

秋元視点。
































俺と高城さんが羅威刃に加入して暫く。






『なぁなぁ大将!

暇ならまた手合わせしてくれよッ』


『高城…いい加減にしろ

俺は暇じゃない』







戦闘狂の高城さんはよっぽど城ヶ崎さんとの喧嘩が愉しかったのか、ああして積極的に声をかけている。


強い人好きだしねぇ、高城さん。




『(まぁぶっちゃけ俺はジェラるけど…)』




そりゃ大好きな高城さんに構ってもらえないわけだし?

俺が相手だと物足りないんですかね〜?なんて…



結局根負けした城ヶ崎さんがアジトの地下とかで相手してあげるのが最近のルーティン。





『秋元ぉ!ちょっと大将と行ってくるわ!』


『はーいっ お気をつけて〜』





んで、高城さんに放置されてる可哀想な俺は…







『ごめんねー東雲ちゃん?

うちの高城さんが毎回城ヶ崎さんとっちゃって』


『城ヶ崎さんの意思だ』





城ヶ崎さんの腹心の東雲ちゃん。

この人めちゃ厳つい見た目なのにフツーにパソコン作業してんのほんとギャップがあって好き(笑)



東雲ちゃんは城ヶ崎さん命って感じがヒシヒシ伝わってくる。


お互いに大好きな人に放置されてる間はいつの間にかこうして一緒に部屋で大人しく待ってるのもルーティンと化してるとかウケるよね。


俺らついこの後一触即発だったのにさ。




『いっつも思うけど、

東雲ちゃんって城ヶ崎さん大好きなのに高城さんとの喧嘩じゃなんで側についてないの?』


『おまえだって高城の側にいないのか』


『まぁ…心配とかしてないし?

信頼ってやつ?』


『俺もあの人に対しては心配はない』




パソコン画面から目を離さずに答える東雲ちゃん。



……東雲ちゃんってちゃんと会話してくれるし…

というかちゃんと会話が成立するし…。



俺は東雲ちゃんの隣に腰掛ける。


パソコン画面にはアガリの計算表が映し出されていて…

脳筋っぽい見た目なのにほんと仕事出来るなぁこの人。



『……なんだ』


『いや、仕事出来て東雲ちゃんカッコいいなぁって♡』


『…………そうか』



アレ?

ひょっとして照れた⁇



可愛いー♡





『(俺って高城さんといい…こーゆータイプが好きなのかなぁ)』





硬派というか?

俺が軟派な方だから相方はちょっとかたーい感じの方が好きなのかもねぇ。



『にしてもうちの高城さんほんと最近城ヶ崎さんのことLOVEすぎぃ

確かに強いしカリスマ性もあるし……高城さん面食いなのかなぁ』


『……は?』


『いやほらオタクの城ヶ崎さん性格は悪魔だけどめっちゃ顔良いし?

悪魔王子って呼ばれて納得

高城さん顔はあんまり気にしないタイプかと思ってたけど…』



あ、やば自分で言ってなんか傷つく。


『ごめんごめん、東雲ちゃんの前で言うことじゃないね

心配しないでー

たぶん高城さんはそっちの気はないとは思うけどー』


『………おまえやっぱりそうなのか?』



やっと画面から目を離してこちらを見つめる東雲ちゃん。



『やっぱりって?

うーん…東雲ちゃんが城ヶ崎さんLOVEと同じで俺は高城さんLOVEって感じ?』



ケラケラ笑って見せて続けた。



『まぁ、クソデカ感情っての?

けどあの人はそーゆーの鈍いし……せっかくあの人の相棒で収まってんのにそれぶっ壊すほど馬鹿じゃないよ俺も』


『……おまえ、なんで俺に話した』


『なんでだろーね

東雲ちゃんめっちゃ話しやすいタイプかもw』


『………』




…東雲ちゃんも高城さんみたいにほんと顔に出る。

そうゆうのも似ていて困るなぁ。




『……俺は城ヶ崎さんのことは尊敬してるがその気はないぞ』


『いやいやいやめっちゃ大好きオーラ出てるよ⁇ww』


『出てない』


『ムキになってる〜

忠犬過ぎるマジww』


『誰が犬だ』


『怒んないでよ〜

ゴメンって!コーヒー淹れてくるから許して〜』


『………ブラック』


『はいはい』





揶揄いがいがあるなぁ東雲ちゃん♡


こうしてふたりで話すのも嫌じゃないんだよね。














『秋元ぉ、戻った…ぞ…?

あれ?いねぇ…』


『秋元ならコーヒーを淹れにいった』(カタカタッ)


『お、おう…そうか』


『………』(カタカタッ)


『やっぱアンタの大将強ぇな』


『……当たり前だ』(カタカタッ)


『………(この兄ちゃん素っ気ねぇなまだ…)』


『…………面食い、か…』ボソッ


『⁇なんか言ったか?』


『別に…』(カタカタッ)


『⁇』












『……あんな美人、ずっと側にいたら…そりゃ見慣れるだろ…』


『話しやすい、か…』


『………つまり、俺にもチャンスはあるってわけか』













『秋元ぉ!また大将に勝てなかった!』


『あっぶな⁉︎ 高城さん急に抱きつかないでくださいよ俺今コーヒー淹れてんすから!』


『…ん?なんでブラック?』


『それは東雲ちゃんのでーす』


『………俺のは?』


『えー?飲むんですかぁ?

じゃあ後で甘めの淹れてあげますから…

これ、東雲ちゃんのところに持っていきますから待っててくださいよー』


『え⁉︎おい秋元っ…』


『せっかくのコーヒー冷めちゃいますからっ

猫舌の高城さんと違って東雲ちゃん熱々が好きなんで』











『……………なんだよ…』むすぅッ



『なんか……秋元の奴最近東雲と仲良くしすぎじゃねぇか…?』


『…?なんで、俺はモヤモヤしてんだ…?』


















まさか……



まさかまさか、







近い将来、タイプの男ふたりから迫られるとか……







そんなことを予想もしてない可哀想な俺がいたとか…






それはまた別の話…












end?







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