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「おい、慶都。こっち」



そう呼んだのは、真斗君のお父さんだった。



「真斗。ごめんな、遅くなって」



「ううん、いいよ。来てくれてありがとう」



そっか……真斗君のお父さんが慶都さんを誘ったんだ。



でもちょっと待って、こんなの反則だよ。



何の心の準備もできてないのに、また慶都さんと会うことになるなんて。



本当、この人はいったいどれだけ私のことをドキドキさせたら気が済むんだろう。



しかも、今日は雪都もいる。



この状況、どうなってしまうの?



突然のことに、ただあたふたするだけの情けない自分。



それなのに、慶都さんは他の人にわからないように私に爽やかにアイコンタクトして……



ほんの数日会ってないだけなのに、目配せされただけで、どうしてこんなに胸が熱くなるんだろう。



さっきまで平穏だった鼓動が、どんどん激しさを増していくのがわかる。



「ちょっと彩葉! あれが噂の最強イケメン?」



弥生がすかさず寄ってきて、私に興奮気味に聞いた。



「あっ、うん。真斗君のお父さんのお友達」



「うわぁ~本当、嘘みたいにイケメン! まさか、ここまでとは思わなかったよ。甘いマスクでスタイルも抜群だし、これはかなりヤバいね」



「ヤバいって……」



「ねえ、あんな素敵な人、何か欠点とかあるのかな?」



「さ、さあ、どうだろうね」



私が知る限り、慶都さんに欠点は無い。



「きっとものすごく大食いとか、ものすごく走るの遅いとか、ものすごく字が汚いとか……何か欠点無いとおかしいよね~あんなに完璧だとさ、他の男性達はやってられないよ」



「弥生先生ったら、変なことばっかり言ってないで。ほら、あっちで呼んでるよ」



「あっ、ほんとだ。もう、あんなイケメンが来たら冷静じゃいられないよね〜マジでヤバいよ、あれ」



そう言って、弥生は急いで持ち場に戻った。



わざわざ慶都さんのことを言いにきたんだね。



確かに、慶都さんが入ってきてから、周りのお母さん達や先生達の態度が明らかに違ってる。



「あの人、すごくカッコ良いんだけど~」



「うんうん、真斗君の親戚なの? あんなイケメン見たことないわ」



慶都さんを絶賛する声があちこちから聞こえてくる。



「嘘でしょ? あの人芸能人? 綺麗過ぎるでしょ」



「長身で足長っ! ブラックジーンズ、すっごく似合ってる。髪型まで爽やかでカッコ良すぎ。美容師歴長いけど、あんなカッコ良い男性見たの初めて。髪、切ってみた~い」



女性達はみんな色めき立って、そのドキドキが私にまで伝わってくる。



慶都さん、目立ち過ぎるよ……



着ている洋服はシンプルなんだけど、そのシンプルさが余計に慶都さんのスタイルの良さを際立たせてるんだよね。



スーツ姿もラフな格好も、どっちも恐ろしい程似合ってる。

あの夜、あなたがくれた大切な宝物~御曹司はどうしようもないくらい愛おしく狂おしく愛を囁く~

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