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🐈❤️🍖 視点
こんにちは!!!!聞いて聞いて!!!
いまね!すごく焦ってるよ!!
遡ること数時間前
「ぇ、…呼び出された…???」
そう口を開いたのは僕
「あぁ、×年×組の×××××ってやつ、全然話さねぇけど今日声かけられたんだよ」
「え……そう…なの…?」
呼ばれた理由に気づいていないのかいつもと変わらない様子で小さな口まで卵焼きを運ぶ
「ぶぅっく…ぁ…って、……こく、あ…くさぇるらろ」
ご飯を口に入れたまま喋るせいで聞き取りづらいが
『broooockだって告白されるだろ』
と言っているようだ
確かに告白はされる
けど……
けど…
スマイルが誰かに取られるのが怖い
最近スマイルを見ていると変だ
不意にどきどきしてしまう
「おい、ぶるーく」
「んぇ…?」
むにーっと僕の頬を抓る
「ボーっとしてんな…俺の話聞けよ…」
スマイルは僕の目をまっすぐ見て頬を膨らませた
僕の気も知らずにすぐ可愛い行動をとる
あれ、
可愛い?
スマイルはかわいい…
けど
今までこんな感情
抱いた事ないのに……?
なんか
へんだ
離したくない
スマイルを
知らない奴なんかに
「告白は断るつもりなんだよ、好きな人いるし」
「え、ぁ…うん…?うんうんうんうん???え?」
まさに鳩に豆鉄砲
唖然とした僕の顔を引張叩き意識を戻した
平然を取り繕うので精一杯だ
「好きな人なんていたんだね〜wははw」
笑顔になっているかな?
なんだろう女々しいな僕……
スマイルを守るために強く、かっこよくなろうとしてたのに…
スマイルは僕の髪の毛を1束指に絡めながら
クルクルともて弄び始めた
「すまいる…???」
「俺、ぶるーくの髪の毛ふわふわしてて好き」
「エッ!?」
やけに素直にデレるものだから
本日二回目の鳩に豆鉄砲
顔が熱いやばいやばいやばいやばいやばい!!!
「顔赤くね?」
あ
やばい
まずい
「ほら、こっち来い」
スマイルの顔ちかっ………………
「…保健室行くぞ」
「へ?」
「え?」
顔近すぎてちゅーーーするかと思ったあぁああああ
そうだよね!?スマイルは好きな人がいるし!!!
僕達しかここいないからするのかと思ったじゃん!
スマイルの馬鹿!!!
「……スマイル」
「ん?」
「デコピンに見せ掛けてチョップ!!!」
「痛っ!!!??は!?え???」
スマイルにチョップをかまして教室を走り去る
後ろから足音が聞こえる
スマイルが追いかけてきてる
「この野郎…!!!」
「HAHAHAHAHAHAHAHA」
気を誤魔化せばいい
今は馬鹿でいないとこの黒い感情に
気づいていてしまう
もっと遠くに早く……
けたたましい音と浮遊感が僕を包んだ
「あ、……」