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#アラスター
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2月13日バレンタイン前日
アイリスは徹夜でマカロン制作中
「やっぱり難しいな……」
あとはオーブンで焼くだけ
20分後
「よし……完成……!」
時刻は2時30分過ぎ日付を超えてしまった
「わっ!?ヴィル先輩に怒られちゃう……」
作ったマカロンをまとめて後片付けを済ませて寮へ戻る
「うーん…暗いな…まぁしょうがないか」
━━━━ 自室 ━━━━
時刻は3時12分
「すごい時間になっちゃった…肌にも悪いし早く寝よ…」
と小声で呟いていると隣で寝ていたルシアが目を覚ます
「ん……アイリス……?」
「あっごめん起こしちゃった…?」
「ううん大丈夫……何してたの?」
「じゃーんマカロン作ってた」
「わ、美味しそう…!」
「もちろんルシアの分もあるから」
と言うと少しルシアが大きめの声で
「やったー!」
と言ってしまう
2人顔を見合わせて笑って
「「おやすみ」」
━━━━ お昼休み ━━━━
アイリスは少し眠そうにして食堂へ向かう
(さすがに寝不足…早く寝たい……)
と思っていると後ろから誰かに声をかけられる
「アイリス」
声をかけられると思っていなくてアイリスは大声で驚いてしまう
「っわ!?」
エペルはにこにこして
「そんなにびっくりするとは思わなかった……」
少し顔を覗き込んで
「あれ……アイリス寝不足?元気ないね」
「うーんそんなことないよ?」
「僕にはちゃんと分かるから嘘つかないで」
と言われアイリスは隠すのをやめたように小さく頷く
「やっぱり……とりあえずアイリス今から食堂行くとこ?良かったら一緒に行こ」
と手を掴まれ歩きだす
(やっぱりエペルには敵わないや)
なんやかんやあって放課後
エペルを談話室に呼び出す
「どうしたの?」
「はい、これ」
と袋に入ったマカロンを渡しながら
「今日バレンタインでしょあげる」
「えっ……いいの?」
とエペルが驚いた顔で受け取る
だがエペルの声のトーンが落ちる
「あのね……アイリス」
「ん?」
「今日アイリスがほかのみんなに渡してるの見ちゃったんだ……」
「え……」
アイリスが困った顔をする
エペルの手がアイリスの頬に触れる
「めんどくさいよねごめんね」
「でもね、アイリス。やっぱりアイリスは僕だけ見ててほしい」
エペルの顔が近づく
アイリスが思わず目を閉じてしまう
「……まだ早い……か」
と言い離れる
「アイリスに嫌われちゃったら話にならないしね」
と少し寂しげな顔をする
「くれたのマカロンだよね、僕好きなんだ」
「知ってる」
「え?」
アイリスはエペルの目を真っ直ぐ見る
「ちゃんとエペルの好きな物とか嫌いなものちゃんと覚えてるよ」
「私実は覚えるの少し苦手なの。でもね、エペルの事はちゃんと覚えてる」
「私はエペルのことしか見てないから」
「アイリス…」
「他の人に渡してたのは頼まれちゃったから…断れなくて……嫌な思いさせちゃってごめんね」
エペルはアイリスに抱きつく
「ううんありがとう」
アイリスは無言でぎゅっと抱き返す