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朱璃 「…そんな」
ルビー 「予想的中、だな」
紅魔館にいたのは6人。紫霊、レミリア、咲夜、美鈴、加えて妖夢と魔理沙もいる。
パチュリーと小悪魔の姿はない。
レミリアがグングニルを持って紫霊に斬りかかる。紫霊はスペルを消失させぶつかりあう。
紫霊 「【無符 能力消失】だぁーもうしつけぇよ!お前ら何で急にっ!」
朱璃 「紫霊!」
紫霊 「朱璃!?ルビーも!よくわかんねぇけどこいつら手伝ってくれ!」
朱璃 「わかってる!」
朱璃は紫霊に近づこうとするが、間に魔理沙が入ってくる。
ルビーには妖夢が斬りかかる。
朱璃 「くっ、魔理ちゃん離して!」
ルビー 「やはり身体能力が上がってるな…」
霊夢 「朱璃!ルビー!やっぱりここにいた!」
そこに霊夢が駆け込んできた。
ルビー 「博麗、そっちは?」
霊夢 「人里も大混乱よ。能力者が次々と暴走化してるわ」
朱璃 「…仕方ない。紫!出てきて!」
紫 「はいはい」
朱璃 「私と紫霊を暴走化メンバーと一緒に別空間に飛ばして!」
紫 「え…?」
ルビー 「は!?何言ってんだだったら俺が…」
朱璃 「駄目!ルビーは博巫女と幻想郷側をなんとかして!こっちはやるから!」
ルビー 「だが…」
バン‼︎
凄まじい音が響き大扉が開いた。
全員がそちらに視線を向けるとそこには…
朱璃 「ザキくん?」
ザキ 「…朱璃さん」
朱璃 「っ?」
ルビー 「…!!だめだ氷柱離れろ!」
ザキ 「コロシアイ、しませんか?」
ザキが朱璃につかみかかる。
ザキの握力が強く、朱璃は痛みに顔を歪めた。
朱璃 「うぐっ!嘘でしょ?私の、スペルから…もう回復した?」
ルビー 「おそらくお前の回復能力だ。」
朱璃 「私の能力勝手に使いやがって…!」
霊夢 「ちょっとどういうこと!?」
ルビー 「キラ紅葉ザキも暴走化してる。キラと紅葉は鎮静した。それに原因はわからないが今、朱璃とザキの能力が入れ替わってる」
霊夢 「そんなことが…」
朱璃 「紫!ついでにザキくんも飛ばして!」
紫 「え、何を言ってるの!?」
霊夢 「無茶よ朱璃!レミリアたちだって強いのにザキの相手までやらせられない!」
朱璃 「そんなもんもっかい再起不能にさせてやる!【真似符 澱香雪華】」
ザキ 「ぐっ!」
バタッ
朱璃 「元本家舐めんな。感覚なら誰よりもわかってんの!」
紫 「紫霊とレミリアは飛ばしたわ!朱璃達も早く!」
ルビー 「氷柱!」
朱璃 「ルビー霊夢!…そっちは任せたよ。リア充2人!!」
この場にそぐわない顔で優しく笑った朱璃はルビーに斬りかかる妖夢を無理やり引き剥がし、魔理沙に掴まれながらスキマに入っていった。
暴走化メンバーがいなくなったため、紅魔館はしんと静まり返った。
咲夜 「霊夢…ルビー…」
ルビー 「…行くぞ博麗」
霊夢 「えぇ。」
2人は紅い館に背を向け、どちらからともなく人里に走り出した。