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ベルモットか?そうだとしてもつめが甘いなもうちょっとしないと。
黒の組織による事件も収束し、私は阿笠邸へ顔を出しに来た。するとコナン君が事件のファイルを読んでいた。
愛璃「やぁ、コナン君。」
コナン「あぁ、愛璃か 」
哀「彼、ずっとあの調子なの。」
愛璃「あれ、美弥さんと博士は?」
哀「発表会に行ってるわ」
愛璃「そっか 」
コナン「凄い量だな。これ」
愛璃「数年分あるじゃん。でも、13年前で止まってるね。」
コナン「あぁ、あと関係ないだろう火事の新聞も挟まってた」
ほらと見せてもらうと確かに関係なさそうだった。でも、
愛璃「…この日付」
コナン「どうかしたか?」
哀「この事件…裏では有名なものよ」
コナン、愛璃「「何だって!?」」
哀「通称犯罪王モリアーティ。年齢不詳、何も分からない完全犯罪のスペシャリストよ。13年前に行方が不明になったね」
「その事件、全部彼が仕組んだものだそうよ。組織と少しかかわりがあったらしいけど、定かでは無いわ。」
愛璃「そうなんだ…あっ、そろそろ行かないと」
今日は用事があるので、早めに帰る。二人にじゃあねと言って阿笠邸を出た。今日は警察学校同期組に呼ばれている。ポアロで待ち合わせの予定だから、ポアロに向かっていた。すると突然、私は何者かに連れ去られていた。恐らく睡眠薬を嗅がせたのだろう。視界がくら…
??「愛璃ちゃん!」
《唯side》
愛璃ちゃんを迎えに行こうとすると、愛璃ちゃんが連れ去られてしまった。急いで同期に連絡を取る。
唯《大変だ!愛璃ちゃんが攫われた!》
萩原《何だって!緑川ちゃん、今何処?》
唯《▲公園前》
松田《今その近くにいる、萩が車止めるから乗れ》
伊達《犯人の顔は見たか?》
唯《黒髪の男と茶髪の男だ。》
降谷《降谷が動画を送信しました》
《風見に特定させた。車の番号はこれだ。僕も向かっている。行き先は▲☓倉庫だ!》
《《《《了解》》》》
萩原「緑川ちゃーん!こっちだ!」
俺は萩原と松田のいる車に乗って、倉庫に向かう。頼む、無事でいてくれ!
《愛璃side》
攫われた。男二人組に。今は目隠しをされて倉庫に監禁されている。男たち…10数人位がいる。
「あの餓鬼、高く売れそうだな」
「顔もいいしな」
下劣な会話が聞こえる。
「ちょっと手出しても悪くねぇよな?」
「良いんじゃね?」
「へぇ~誰が誰に手を出すって?」
この声は…
萩原「俺たちの救世主に何してくれるの」
松田「ぶっ殺す」
伊達「やり過ぎるなよ」
唯「大丈夫。公安お得意のあれ使うから…」
公安お得意のあれ=違法捜査
その後降谷さんも来て、犯人たちをボッコボッコにしていた。頭の中で某ゲームの太鼓がフルボッコだドン!と言っていたような気がする。
萩原さんの足技によって蹴散らされ、松田さんのボクシングによってボコされ、伊達さんにボコされ、緑川さんに蹴散らされ、降谷さんに屍にされ…何人か逃げ出したらしいがある程度無事に確保。まさに地獄の阿鼻叫喚だった。 ちなみに奴らは最近勢力を増していた暴力団。警察に一斉摘発され、散り散りになった同志を集めて今回の事件を引き起こしたらしい。
逃げ出した奴らは遺体で見つかった。原形を留めないほど蜂の巣にされて…