テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
水刃「霞ちゃーん、ハンバーグ作るの手伝ってくれるー?」
霞「あぁ、いいですよ!何すりゃいいですか?」
水刃「そうね、微塵切りにした玉ねぎを炒めてくれる?」
霞「了解でーす!」
水刃「はーい、マーガリン溶かして〜」
霞「すーぐ溶けますねぇ。」
水刃「熱されてるからね。これIHだから、フライパンが真ん中に来るように意識してね?」
霞「あ、はーい。」
霞「ん、いーぃ色になってきたかなぁ。」
氷河「うん?リア主料理?」
霞「ん、お手伝いだよぉ。」
闇氷「お前がここまで本格的に料理手伝うとは珍しいな。」
霞「まぁねぇ。如何せん自分は短気でせっかちなものだからこういうちまちました作業は得意じゃないんだよねぇ。」
闇氷「なのにレジン作業とか釣りはやれるのか…」
霞「それはそれ、これはこれだよ。まぁ、得意じゃないってだけで嫌いってわけじゃじゃないからね。たまにはいいでしょ?」
水刃「あら、いい感じに出来たんじゃない?いい匂いがするわ。」
霞「あ、水刃さん。まだ飴色じゃないですけど…」
水刃「ううん、十分十分。これくらいでいいわよ。本当はもうちょっとやるのもいいのだけれど、あんまりやり過ぎると焦げちゃうから。冷ます作業も必要だしね。」
霞「あーそっかそっか、冷ます作業も必要でしたね。」
水刃「んー…ちょっと少ないわね…玉ねぎ半分使ってたけど、もう半分も使っちゃおっか。」
霞「あ、もう半分もやっちゃいます?」
水刃「うん、ちゃちゃっと頼んじゃっていい?ちょっと熱通すだけで大丈夫だから。」
霞「全っ然大丈夫ですよぉ。飴色になるまでじゃなくていいんですね?」
水刃「うん、軽く。玉ねぎ切っちゃうから、待っててくれる?」
霞「ん。じゃあ自分向こうでちょっと待機しときますわ。」
水刃「霞ちゃーん、ごめんなんだけど、冷蔵庫からマーガリン取ってくれない?この前買った新しいの!」
霞「あぁはい、了解です!」
ガチャッ
霞「さぁどこですかーっと。」
水刃「右上の方にない?」
霞「右上⋯あぁ、これねこれね。あ、納豆パック落ちてくるんじゃねえっ!」
水刃「箱から出せる?」
霞「箱から出すんですね?⋯⋯もう箱崩壊させちゃっていいですか?」
水刃「えぇ!?まあいいけど⋯開け口書いてあるでしょ?」
霞「まぁそうなんですけど⋯うまいこと開けれんかったんで⋯まぁ結局普通に開けましたけど⋯」
水刃「じゃあ、蓋を開けて中の銀色のを半分取って半分にめくってくれる?」
霞「半分だけですね?⋯はい、こんなもんかな?」
水刃「そうそう!めくれたなら今は蓋を閉じておいてくれる?」
霞「了解でーす。⋯はい、万事解決!」
水刃「霞ちゃーん、玉ねぎ切れたからお願いしちゃっていいー?」
霞「ん、第二陣ですね?了解です!任せとくださいよ!」
水刃「じゃあマーガリンを溶かして⋯あら、ジューって言わないと思ったら、火をつけてないじゃない。」
霞「え?あ、忘れてた。余熱で余裕で溶けてたもんだから気づかなかったなぁ。じゃ、炒めときますね〜」
霞「⋯あ゙ぁー⋯めっちゃ目に染みる⋯花粉用眼鏡持ってくりゃ良かったかなぁ⋯いや曇って見づらくなりそ⋯あーいけないこいつはいけない⋯めっちゃくちゃ目に染みる⋯玉ねぎ湯気やばい⋯目に来るよー⋯平然とした顔で玉ねぎ炒めれる水刃さんすごすぎんでしょ⋯」
霞「〜♪」←ようやっと湯気がマシになって鼻歌歌ってる
闇氷「お前何の鼻歌歌ってんの?」
霞「なんの鼻歌歌ってるかって?狂花水月。」
闇氷「⋯あぁトリデラか⋯」
霞「そそ。」
闇氷「お前この前は桃玉発進ロボボアーマー鼻歌で歌ってたろ。カービィ楽曲好きすぎだろ。」
霞「名曲いっぱいでお気に入りもいっぱい見つけちゃったからね、仕方ないね〜⋯いや、しかしまぁー側面に付くわ付くわ、外に出るわ出るわ、これ大変だな戻すの⋯」
闇氷「乙。」
霞「乙って君ねぇ⋯」
霞「〜♪」←またなんか鼻歌歌ってますね
闇氷「今度は何を歌ってんだ⋯」
霞「蛮殻ミックスモダン。」
闇氷「お前スプラ3やってたか?」
霞「やってないよ知ってるでしょ⋯エイムgmksなんだって⋯」
闇氷「ブレワイでヘッショ決めまくったやつが何言ってんだ。」
霞「ブレワイとスプラは別物だよ。全然感覚違うでしょ⋯」
闇氷「まぁ⋯」
霞「あぁそうそう、スプラと言えば⋯サイドオーダーあるじゃん?」
闇氷「サイドオーダー⋯あーあれか。あれがどうした?」
霞「あれのさぁ、上層階のボール運びのBGM⋯なんだっけ、souv3nirだっけ?あれ最近気に入ったんよね。」
闇氷「ふーん」
霞「反応軽いなぁ⋯まぁいいけどさ⋯」
闇氷「⋯BGMもまぁ分かるが⋯俺はどっちかってっとBGMよりはゲーム内容重視だからな。」
霞「実際自分もそうだよ?そっから好きな曲見つけてくからなー。⋯スイッチ2やりてぇー⋯」
闇氷「エアライダーか?」
霞「それもあるんだけどMHST3よなぁ⋯だって太刀追加されたんだよ?前作大剣はあれど太刀はなかったんだよ?太刀でMHSTやりたいよー⋯」
闇氷「⋯言ってる暇あったら炒めろ焦げるぞ」
霞「冷たなぁい!?後ちゃんと炒めてるから!」
水刃「うん、十分!じゃあ冷まして混ぜよっか!」
霞「はーい!手袋用意して〜っと。」
水刃「はい、パン粉入れちゃって!」
霞「あ、もう手でわさーってしちゃっていいんですね?」
水刃「うん、牛乳で湿ってるとはいえ、パン粉が飛んでいかないようにね?」
霞「はいよーっ。で、卵入れて、ミンチ入れて、混ぜりゃいいんですね?」
水刃「そうそう!大変だけど大丈夫?」
霞「大丈夫ですよ!まーかせちょけ!」
霞「えーと何だっけ?粘り気出るまでやりゃいんだっけね?⋯つか冷てぇ!指がぁ⋯たっだでさえ末端冷え性だってのに⋯末期冷え性⋯なわけないなわけない、んなんになっててたまるかってんだ⋯」
水刃「どう?順調?」
霞「まぁ、多分。粘り気つくまでって言いますけどわっかんないですわ。」
水刃「こう、にぎにぎする感じでいいのよ?」
霞「え、あ、握りつぶす感じでいいんですか⋯?」
水刃「まぁ、そうね。⋯あ、塩胡椒ふってない!」
霞「それはいけない大問題じゃないですか。今からでも間に合います?」
水刃「間に合う間に合う!ちょっと待ってて!」
霞「はーい。」
水刃「はい、ふるからちょっと退けてくれる?」
霞「ん。」
水刃「塩胡椒をふってー⋯そして隠し味に粉末コンソメ!内緒ね?」
霞「ふふ、了解です。」
霞「さて、こんなもんでいいですか?」
水刃「うんうん!じゃあ、そろそろパタパタしよっか!」
霞「了解です!」
水刃「⋯にしても⋯ビニール手袋ブカブカね?小指入ってないじゃない。」
霞「ぅー⋯小指の短さの弊害が⋯練ってたらいつもこうなっちゃうんですよねぇ⋯」
水刃「私は小さくて可愛いと思うけれど、ふとした所では不便になっちゃうのよね⋯」
霞「言うほどかわいいもんですかねぇ⋯あーもう無理ですわ、素手でやります。」
水刃「やっぱりそうなっちゃう?」
霞「はい、もう素手の方がやりやすいです!」
水刃「まぁ気持ちはわかるわ。私も基本的に素手でやってるから。」
霞「じゃあ、タネ取ってパタパタやりますかー。」
水刃「うんうん、上手にできてるわよ。なんでこうやってパタパタするか知ってる?」
霞「空気抜きですよね?」
水刃「大正解!よく分かってるわね!」
霞「いやまぁこれくらいは知ってますよ⋯」
水刃「うん、ちょっとずつこう、丸くしていったらほら、綺麗になるわね。最後に形を整えたら⋯はい、形完成!」
霞「ほぇー、さすがは水刃さんだなぁ⋯ ⋯⋯」
水刃「⋯あら、何してるの?」
霞「あー⋯えぇと、せっかく形を作れるのなら、桜の花びらの形にしようかと⋯あははー⋯⋯出来心ですすみませんでした」
水刃「そんな事ないわよ!可愛いわよ!」
霞「そうっすか⋯?」
水刃「そう、かわいいわよ!もっと自信持っていいのよ?」
霞「⋯といわれましてもなぁ⋯あ、タネなくなっちゃった。」
水刃「うん、お疲れ様!あ、それと霞ちゃん、これはワンポイントアドバイスなんだけど、ハンバーグを作る時は中心を少し凹ますと生焼けを防げるわよ。」
霞「あぁ、なんか聞いたことある⋯忘れてた⋯すみません⋯」
水刃「まぁまぁ、新しい知識を1つ手に入れれたって事でいいじゃない!じゃあ、焼いてくるわね!」
霞「⋯はーい」
コハク「わぁ、今日はハンバーグですか!?」
ハクモ「やったー!」
水刃「ふふ、今日は霞ちゃんが頑張ってくれたのよ!」
コハク「そうなんですか!?」
霞「いやー⋯自分が手伝ったのは3、4割くらいだよ〜?」
水刃「そんなことないわよ!」
闇氷「6割くらいは手伝ってたんじゃねぇの?」
霞「うーん⋯」
ハクモ「お料理楽しかったのー?」
霞「うん?まぁ、楽しかったよ?」
ハクモ「どれくらい手伝えたかよりも楽しかったならそれで十分なんじゃないかなー?」
氷河「⋯ハクモの言う通りじゃない?」
霞「うーん⋯まぁ⋯それもそうか?」
水刃「そうそう!さぁ、冷める前に食べちゃいましょ?」
霞「ま、それもそうですな!いただいます!」
「「「「「いただきまーす!」」」」」
霞「⋯⋯⋯」
氷河「リア主?食事中に立ち歩くのはあまりよろしくないよ?」
霞「それは分かってるよ⋯今だけ許してくれない?」
氷河「⋯何するの?」
霞「まぁまぁまぁ〜」
カシャッ
闇氷「⋯なんで写真取った?」
霞「なんとなく。」
闇氷「それ俺ら映ってる?」
霞「⋯まぁ。」
闇氷「消せ」
霞「嫌。それとハンバーグ単品の写真をっと。」
闇氷「⋯飯食い終わったら覚悟しろ?」
霞「オーケー、食後の運動として捉えますわぁ。」
ちょっとしたおまけ
霞「いやー⋯自分にも好き嫌いはあるよ?味が極端なものとかね。甘すぎたり辛すぎたり。後杏仁豆腐は嫌いかなぁ⋯アーモンドは好きなんだけれど。⋯いや、これただの食わず嫌いなのかもなぁ。」
母「⋯誰と話してんの?」
霞「んー?誰かとだ、気にするな!はっはっは♪
⋯俺ただのやべぇやつじゃん⋯」
霞「⋯文字起こしって案外雑やな⋯小説のネタにするためにレコーダーで文字起こし残してるけど雑いな⋯まぁ、そういうこともあるか。まぁいいや、とりあえず炒めましょう、話はそれからだ。」
母「よう喋んなぁ。」
霞「まーね。まぁ、これは後々あの小説のキャラに合わせて直すわけですけれど。さっきからボソボソ喋ってんのはそれが理由だったりする。母さんとの一部の会話、おまけにでも持っていこうかな。誰と話してんのってとことか。」
霞「たまには日常系の小説があっても悪くないでしょ。俺の小説毎回毎回どこか病んでるからうわーってなりがちなんだよね。なんででしょうね?俺そこまで病んでる自覚ないんだけどな。なーんかだんだんだんだんそうなってっちゃうんだなぁこれが。なーんでだろうねー?」
母「⋯元気やなぁ。」
霞「えー俺が元気って?いつも通りいつも通り!」
『…As usual、ってね。』
おまけのおまけの写真
霞「写真撮る前は2個あったんだけど撮ろうと思った時には1個食べちゃってたね〜テヘペロ」
隠「可愛くねぇぞ」
霞「…んなの分かってるよそんな事…」(´・ω・`)
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!