10完結予定!
今回普通に下手になりました!
中也視点
中也
「ちょっと風が強いな、」
任務帰り。
自分でもよく分からぬままいつもとは違う道を通る。
川の近くを通った時。
中也
「あれ、太宰、か?」
太宰らしきシルエット、服装の高身長の男が川に浸かっていくのを見つけた。
中也
「、太宰ッ」
俺は気づいたら走っていた。太宰はどんどん沈んでいく。太宰との直線距離はそんなにないが、道のりじゃあそれなりの距離がある。
中也
「、、重力操作、!」
俺は異能で川の麓まで飛ぼうとした。
その時の太宰は肩まで浸かっていた。
急がないと太宰は溺れて窒息してしまう。
そんな事を悠長に考えている暇はなかった。
太宰が力を全て放り投げた様に溺れて行ったのだ。
中也
「ッ!太宰ッ!!!」
俺は川に飛び込んだ。
川の中でゆっくりと沈んでいく太宰の顔は、何処か美しさを感じれる様な雰囲気を纏っていた。
太宰さんしてん
太宰
「ゴポッ」
息が吸えない。
身体は酸素を欲している。
でも私にはもう必要ない。
暗闇の中沈んでいく。
太宰
(やっと死ねる、)
そう考えていた。
1つの手に腕を掴まれるまでは。
???
「ッ、い、!」
何かを叫ぼうとしているのが読み取れた。
、、また、
私の意識はそこで途絶えた。
太宰
「パチッ」
目を開けるとそこは川だった。
意識が消えてから時間はそんなに経っていない様だ。
濡れたままの服が体にピッタリ着いてくる感覚に気持ち悪さを感じながら状況の理解を試みた。
辺りを見渡すと、そこは先程の川の麓だった。
1番目立ったのは、オレンジに近い髪色をした、綺麗な瞳をもつ小柄な男。
太宰
「ッえ、ちゅ、や、?」
中也
「ハアッ、はぁっ、ゴホッ、水飲んじまったじゃねえか、」
太宰
「、なんッで、?なんで中也が、」
中也
「悪かったな探偵社の奴らじゃなくてよ。そこ通ったら手前が沈んでいくのをみたから拾ったまでだ、。ッ」
中也は何処か安心したようで、悲しそうな表情を浮かべた。
中也は何を考え私の事を救ったのだろうか、、
中也
「じゃあな。、もう俺は此処に必要ないみたいだな。」
太宰
「待って中也、何で私、を、」
中也に視線を戻そうとすると、そこに中也は居なかった。そしてその中也の台詞の答え合わせをするかの様に、後ろから私を呼ぶ声が聞こえた。
???
「太宰さんッ」
そこには敦くんが居た。そして携帯電話で誰かに電話をしていた。
間も無く、国木田くんや与謝野女医もきた。
、、又、迷惑かけちゃったな、
3人が麓まで降りてくる。
敦
「太宰さん!、ッ良かった、」
敦くんは今迄溜まっていた不安や心配等の感情を全て吐き出す様に、
国木田くんは私の存在を確かめていくように、
与謝野女医は私の体調や感情を様子見するように、。
3人は私を探してくれたらしい。
、、
、
、
私は、、。
与謝野
「太宰、寒いだろう。1度探偵社に戻ろうじゃないか。」
私は与謝野女医に流されるように探偵社に帰った。
探偵社医務室
与謝野
「太宰、着替えれたら呼んでくれ。」
太宰
「、分かりました、ッ」
国木田くんや敦くんは与謝野女医に話がある、と言われ話が終わるまで1度オフィスの方で仕事をしてくると言っていた。
太宰
「終わりました、。」
そういうと与謝野女医は隔たりを開け、私が座るベットの横に椅子をおき、そこに座った。
与謝野
「先に、手当しとくよ。じっとしといてくれ。」
私は言われるがままに手当を受けた。
〜数分後〜
太宰
「与謝野女医、ありがとうございました。今日はもう、帰りますッ。」
私がそういいベットから降りようとすると、
与謝野
「待ちな。少しでいいんだ。話していかないか?」
与謝野女医に止められた。私はそのままベットで話をすることにした。
少しの沈黙を破ったのは与謝野女医だった。
与謝野
「太宰。さっきの事で、色々考えこんでいるとはおもうが、、少し、少しで良いんだ。教えてくれないか?その時の気持ち。」
太宰
「ッ」
私は少し躊躇い、足を見、隔たりを動かし、考える時間を増やしたが、ここまで迷惑かけてしまったんだ。話す他はないだろうと思った。
太宰
「、はいッ」
太宰
「それでッ、結局迷惑かけているじゃないかっ、て、、」
与謝野
「それで川に行ったんだね。」
太宰
「はい、。その時は中也が助けてくれたみたいです、」
与謝野
「そうかい。ところで太宰。さっき、迷惑をかけた、といったよな。」
与謝野女医はいつになく真剣な目でそう言ったきた。
私ははい、と答え、与謝野女医の次の台詞を待った。
与謝野
「太宰、ひとつ言う。」
太宰
「ッはい、」
この時の私は捨てられるのかと、もう仲間として活動したくないとでも言われるのかとおもっていた、、
でも言われたのは思いがけない事だった。
与謝野
与謝野女医の口元から発せられる一つ一つの言葉に重さをかんじた。
与謝野
「太宰、探偵社のみんなは仲間だ。」
『頼られた方はなんとも思っちゃま居ない。迷惑なんて誰でもかけるものだ、』
太宰
「ッ!」
私は直ぐに与謝野女医の顔を見た。与謝野女医の顔はなにも嘘など着いていない、唯思っていることをそのまま述べただけだとでも言うような顔だった。
太宰
「ポロポロ」
普段人前で見せない涙。勝手に流れ出てきて勝手に白いシーツにシミを作る。
与謝野
「そうだろう?仲間とはそうゆうもんさ。皆、頼られて迷惑だなんて思わないし、助けになったのならそりゃ嬉しんもんさ。」
与謝野女医はフッと微笑んだ。
太宰
「はいッ、そうですね、ニコ ポロポロ」
私は微笑みながらも涙を流す。
与謝野
「落ち着いたかい?」
太宰
「はい!ニコ」
与謝野女医は私の涙が落ち着くまで敦くん達に待ってもらっていた。
何時もなら罪悪感を抱く筈だけど、いまは自然と前ほど感じなかった。
与謝野
「敦ー!国木田ー!もう大丈夫だよー!」
《ダダダダダ》
与謝野女医が呼ぶとほぼ同時とさえ思える速さで誰かが走ってくる。
《バン!》
敦
「太宰さん!」
国木田
「敦、走りすぎだ。、、太宰、落ち着いたか?」
2人は私の心配をしてくれた。
今は其れも温かみとして感じ取る。
太宰
「ありがとう。2人とも。笑」
敦
「いいえ!僕は特におおきなことは、!逆にすみませんでした、」
太宰
「そんなことは無いよ。ありがとう敦くん。」
そういうと敦くんはぱあっと顔を明るくし、はい!と元気に答えた。
国木田
「太宰、さっきはすまなかっまたな、、、」
太宰
「私こそごめんなさい。どうも正気じゃなかったようで、。」
我ながら情けない言い訳を説明する。
国木田
「あ、そうだ太宰。探偵社にお前宛で手紙が届いていたぞ。すぐに渡せと書いてあったもんでな。今渡しておく。」
太宰
「、、差出人は、?」
国木田
「あけりゃわかると。」
私はガサッと封を開け、そっと中身をだす。
差出人は――。
3000いっちまった!
へへ(きも)
お二人様ありがとうございます!いやぁコメントって有難い、。
いつもモチベになってます!
(*´∇`)ノ ではでは~
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