もう1歩、進んでみようかと思い始めた渡辺。だが、それを目黒にどう言えばいいか分からない。それに恥ずかしい。相変わらず、身体を重ねると、下半身を押し付けてくる。それでも充分恥ずかしい。それにやっぱり怖いという気持ちがある。変わってしまいそうで怖い。何がと言われても分からないが、今までの自分じゃなくなりそう。
渡辺ー待って。
目黒ーゆっくり息して?
渡辺ードキドキが止まらない。
目黒ー喜ぶところ?
渡辺ー知らない!
目黒ー何も変わらないよ?
渡辺ー俺は俺のまま?
目黒ー当たり前じゃない。
渡辺は、大きく息を吸い、目黒の物をそっと握った。
目黒が、目で「いいの?」と問う。
小さく頷く。目黒の大きな手が渡辺の物を包み込む。握られて息が止まる。目黒が耳元で小さく「息吸って」と言う。優しく触られて、どんどん硬くなっていく。
目黒ー翔太くん、息してる?
渡辺ーはぁはぁ。
目黒ーゆっくり動かすよ?
渡辺ー・・んっ・・。
目の前がチカチカする。目黒の首に両手を回ししがみつく。
渡辺ー怖い。
目黒ー大丈夫。
渡辺ーあっ・・あっ・・。
目黒ー気持ちいい?
渡辺ーんっ・・んっ・・。
目黒の手の動きが早くなるにつれ、渡辺の呼吸は荒くなる。硬く勃ち上がり目黒が勢いよく動かすから、渡辺の腰が揺れる。自分から腰を振っているのに気がつかない。目黒は「可愛い」と思う。
渡辺ーあっ・・くる・・くる・・あっ・・っ・・はぁはぁ・・。
目黒ーいい顔してた。
渡辺ーやだ、ばか。
目黒ー気持ち良かったでしょ?
渡辺ー俺もする。
目黒の呼吸が荒くなるのが嬉しい。
渡辺の手の中に放つ。目黒がキスしてくる。唇に、耳元に。渡辺はそれに応える。急に、背中を向ける。目黒が「どうしたの?」と言う。
渡辺ー俺、おかしくないか?
目黒ー全然。
渡辺ー恥ずかしい。
目黒ー抱きしめたい。
渡辺ーん。
目黒ー勇気を出してくれてありがと。
渡辺ーん。
目黒ー気持ち良かったでしょ?
渡辺ー・・ん。
目黒の腕を抱きしめながら、何度も頷く。
ちょっとずつ、進む関係。これくらいのペースがいい。しばらくは、今のまま。渡辺は満足しているが、目黒はどうだろう。
渡辺ーいいの?こんなゆっくりで。
目黒ーうん、いいの。翔太くんを怖がらせたくないし。
渡辺ーちょっと怖かった。
目黒ーでも、気持ちいいでしょ?
渡辺ーうん。
目黒は、次は胸を舐めながら、渡辺の物を可愛がりたいと思う。
また、ちょっと待たないとだめかな?後ろから抱きしめて、うなじを舐める。肩をすくめ首を振る。
目黒ー次は胸を舐めて、翔太くんのを可愛がってあげる。
渡辺ー息、出来なくなる。
目黒ー大丈夫、大丈夫。
渡辺ーもう!人ごと!
振り返って睨むが、目黒は笑っている。きっと近いうち、そうなるのだろう。身体の向きを変え、目黒に抱きつく。優しいキス。何度もする。渡辺はキスは好き。その先も、好きになっていくだろうか?
完
コメント
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なんて、カワイイ翔太くん🥰🥰🥰 怖くないように優しさが溢れてるめめ😍 もう、最高です🖤💙
senさん!!! まだ午前中ですよ!!大好きです!!!