ただ今、丈くんとホラー映画を鑑賞中。
謙「わぁー!!!」
丈「こっわ、、○○見たら失神ものやで、w」
バタン
謙「え?」
突然大きな音。テレビからじゃない。
丈「大橋〜?何か落とした〜?」
丈くんがキッチンで作業中の大橋くんに声を掛ける。
和「いやー?何もー!」
丈「なんの音やったんやろ。」
謙「みっちーか○○がもの落としたんじゃないですか?」
駿「さっきの何の音?」
部屋からみっちーが出てくる。てことは○○か。
そう思っていると、2階から俺らの方を見下ろしていたみっちーの顔色が変わる。
駿「○○!!?」
謙「え?○○?」
そう言われて階段のところでうずくまっている○○に気がつく。いや、倒れている、という方が正確かも。
丈「○○!?」
駿「○○!!なぁ!大丈夫!?」
丈「何で倒れとん!?」
「ん、みっちー、お兄ちゃ、?」
謙「○○、もしかしてさ、テレビ画面見た?」
「テレビ、?」
丈「違う?」
「うん、」
謙「普通に倒れた?」
「や、えっと、、」
駿「○○。あんま無理せんといてな」
「…違うの」
和「なんの音やった〜?」
謙「○○が倒れた音でした」
和「え!!?大丈夫なん!!?」
「うん。ちょっと意識飛んだだけ。」
和「だけって、、顔色も悪いし、、」
「ちょっと眠れなくて」
駿「何か悩み?」
「…聞いてくれる、?」
謙「どしたん?」
「ここ3日くらい、金縛りにあってて。」
丈「金縛り、」
「目、開けたら、、人、が立ってて、」
駿「話して辛いなら話さんくても、」
「ううん、皆んなには、話しておきたい、」
謙「大丈夫。ゆっくりでええよ。」
そう言って安心させるように手を握る。
「その、人が、、恭平、っぽい人、というか、ほぼ恭平、なんだよね、」
和「生き霊ってこと?」
「分かんない、」
「その人に、、いつも首、締められてて、、」
丈「怖いな、」
「昨日の夜も、怖くて、ずっと起きてた、」
謙「それは、恭平が隣おっても?」
「最近は一緒に寝てないから、、」
駿「…最近恭平避けとるのもそれが原因?」
「…うん」
和「重ねちゃうよなぁ」
「恭平にいつも通り出来るかわかんない、」
丈「そうよなぁ、」
「でも、悲しませなくない、」
謙「難しいなぁ、、」
駿「とりあえず恭平以外のメンバーで共有して、なるべく近付かんようにする?」
和「でも、いつかは本人に言わんと、怪しむで」
「うん、」
丈「ごめんな、もっと早く気付いとれば、」
「ううん、十分だよ。ありがと。」
好きだけど怖い。どれだけ辛い思いをしてきたんやろうか。
謙「じゃあ○○、ずっと俺と居ろうな〜」
「ん。」
…弱っとる時の○○って、より可愛ええんよな。幼い子っていうの?さすがなにわの妹って感じ。
🌇
大「ただいま〜」
流「○○〜!可愛いなぁ〜!」
大「ほんまや!なに?今日は謙杜デー??」
謙「まぁそんな感じ?ですかね?」
ほんまにずっと俺から離れんかった。○○。
お昼から夕方まで。可愛すぎひん?その間の可愛かったところ、動画撮ったので、大西畑と一緒にご覧下さい。
📽
謙「飲み物撮ってこよー」
「謙杜待って。○○も行く。」
(裾掴む)
大「うわっ!可愛い!!」
謙「○○も来る?」
謙「何飲む〜?」
「何でも」
謙「じゃあ一緒の飲も〜」
「一緒の?」
流「あ、ちょっと嬉しそう。」
大「うはっ、、落ちた、」
謙「そ。オレンジジュース飲む?」
「飲む」
流「あら可愛ええ笑顔♡」
大「可愛ええわ、、後で送っといてな」
謙「はーい」
流「あ、明日は俺と一緒に居ろうな〜?」
「うん!」
首を大きく振り、満面の笑み。可愛ええ。。
大「キャー!可愛いー!連れて行きたい!!」
謙「ダメですー。俺の○○なのー。」
「謙杜の○○なの〜。」
腕をぎゅって絡めて頭を肩に乗せられる。
流「うわ、最っ高。」
大「○○、体調悪い?」
謙「あ〜、最近寝不足やから、眠そうにはしてますね」
流「あーね。確かに。」
大「もう謙杜にもたれかかって寝そうやもんなw」
謙「○○、お願いやから立ちながら寝んといて〜w」
「謙杜、、肩、かりる、」
大「うん、もう借りとるけどな?w」
流「寝た?」
謙「たぶん、w」
耐えきれんくなって肩にもたれかかって寝だす○○。しかも立ったまま。たまに立ったまま寝るけどさ、やめてほしい。w見てるこっちは怖いからw
大「ん、りゅーせー荷物もって」
流「はーい」
大「○○預かるわ」
謙「お願いします」
大吾くんが○○を抱っこして部屋へ。
謙「あ、大吾くんの荷物もらいます」
流「ありがとう〜」
丈「お、○○寝たん?」
大「そー。ちょっとベッド寝かしてくるわ」
和「あー、、大ちゃんちょっと待って」
大「なにー?」
和「そこのソファーに降ろしといて」
駿「そうですね、俺らの顔見えとった方があれかもやし。」
謙「ブランケットとか持ってきますわ」
丈「ありがとう」
謙「これでええと思いますー?」
和「うん、ええやろ。」
大「何でソファー?」
和「ちょうどええわ、メンバー会議する?」
丈「やな。皆んな座って。話し合お。」
流「…やっぱ○○と恭平何かあったんやな、」
駿「やっぱ?」
流「恭平に、○○に避けられるって相談されてたんよ」
和「そうやったんや、」
丈「どうしよ、」
大「でも恭平が相談するってことは喧嘩やないんよな」
丈「○○さ、金縛りにあってるらしい」
大「ずっと?」
丈「多分。金縛りが怖いから寝不足って言ってたわ」
流「なるほどな」
大「でも恭平は?関係無くない?」
和「その金縛りのときに首を絞めてくる人がいつも出てくるらしい」
流「それが恭平?」
駿「恭平かは分かんないけど、ほぼ恭平らしいです」
大「怖、、恋人似の人に首締められるって、、」
流「○○、辛かったやろうのに、、何で相談せんかったんよ、」
眠っとる○○の頭を流星くんが辛そうに撫でる。
謙「やから、なるべく2人を近付けんとこって言ってたとこやったんですけど、、」
流「まず金縛りを解くことが先やない?」
丈「そうよな。」
大「1回だけやないんやもんな?」
謙「らしいですよね」
駿「1回恭平みたいな人に首締められたっていうのを思い出してるからですかね」
和「確かに思い出したりしたら、、」
流「でも思い出しちゃうよなぁ」
「はぁっ、はぁっ、」
俺らが話し合ってたら急に○○が体を起こした。
謙「○○!?」
「はぁ、っ、何でもない、」
「あれ、、ソファー、」
大「○○、謙杜にもたれかかって寝たから、運んどいた」
「ごめん、ありがとう、」
流「また出た?」
「…うん」
『ただいま帰りました〜』
急な恭平の帰宅。隣で○○の肩がビクッと揺れて服の裾をちょっと握られる。
可愛ええ。大西畑の羨ましそうな目が若干怖いけど。w
和「おぉぉおかえり!」
『?』
大橋くん動揺しすぎw 怪しまれとるって!w
大「そろそろご飯作ろっか。」
和「そうやな。皆んな何食べたい〜?」
謙「はいはい!餃子!」
和「餃子な〜、皮あったっけ」
大「買った気するけどなぁ」
和「あったあった。皆んな餃子でいい〜?」
丈「いいでーす!」
駿「あ、○○俺の部屋来て〜」
流「同級組で何かあるんやっけ!」
謙「あ、そうなんです。」
流星くんが上手くアシストしてくれる。
謙「○○いこ〜」
『待って』
駿「恭平どした?」
『ちょっとだけ○○借りてええ?』
恭平が先頭のみっちーに言う。
○○は、みっちーの背に隠れて見えんかったんやけど、それでも怖いようで、さっきよりも裾が強く握られてるのがわかる。
駿「ん〜、、それは無理かも」
『すぐおわる。』
駿「や、急ぎの用といいますか、、」
『こっちも急ぎ』
丈「恭平、一旦こっち。」
謙「○○行こ」
丈くんが恭平を呼んどるすきに俺らは2階へ。
駿「はぁ、危なかったなぁ、」
謙「みっちーアタフタしすぎ。w」
駿「だってさぁ。。w」
謙「○○大丈夫やからね」
「ありがと」
そう言って無理して微笑む○○。
丈Side
『ほんまに、、何なん、、』
頭を悩ませる恭平。そらそうよな。
丈「でもさっきの恭平怖かったで」
『すみません、』
流「とりあえずこっちから聞き出すから」
『ありがとう、』
丈「疲れたやろ。ご飯前に風呂入ったら?」
『そうします、』
流「ゆっくり入ってリラックスしてき」
大「どうやった?」
台所から2人が戻ってくる
丈「お互いかなり余裕なさそうやったわ」
和「そうよなぁ、、」
流「睡眠導入剤とかもらってみる?」
大「あー、それもありかも」
謙杜Side
「好きなのにな、」
ボソッと辛そうに呟いた○○。
駿「○○、はじめに金縛りにあったとき、何かした?」
「何か、、」
駿「ストレスかかるようなこととか。」
「…特に。」
謙「ほんまに?」
「うん」
笑みを浮かべる○○。俺にはそれが嘘っぽく見えてみっちーに目線をやる。みっちーもそう思ってたみたいで、2人で顔を合わせる。
「ねぇ、ほんとに。心当たりないなぁ、」
それに気づいたようで、頬をふくらませて抗議する○○。
ちょっとずるいかもやけど。
謙「ほんまに?」
これで、“大丈夫”って言葉が出てきたら、、
「うん、大丈夫だよ。w」
“大丈夫”、その言葉が出たら辛いって証拠。大丈夫じゃない。
どうやって吐かせようか。無理に聞いても答えんかなぁ、、口に出したら余計ダメかもな、
そう思ってたら、
駿「○○、1回寝よ。」
「え?」
駿「このままやとほんまに倒れるから。てかもう倒れたけどさ。」
「でも、」
駿「大丈夫。膝貸してあげるから、長尾の方向いて寝な?」
「…わかった、」
そう言うと、頭をみっちーの膝に乗せて、すぐに寝息を立てる○○。
駿「ったく、何年一緒に居ると思ってるんやっての」
謙「ほんまな。バレバレやっちゅーの」
謙「てか、みっちー、意外と○○好きよな」
駿「何言ってんの。普通に大好きよ」
隠れオタク発見しました。
駿「写真のフォルダ、結構○○おるもん」
そう言ってスマホ画面を見せてくれる。
謙「ほんまや。え、何でこんな自撮りあるん」
駿「暇な時、自撮りしてええよって言ったら撮ってくれた」
謙「ええな、、送っといてや」
駿「無理。俺だけの。」
もしや強火○○担??今までよく見破られんかったな?あのみっちーやで??
駿「まぁそれはええとして。」
謙「よくはないけどな。」
駿「何なんやろ」
謙「とは言ってもいつから金縛りなんか分からんからなぁ、」
駿「……あ」
謙「なに?」
駿「最近山田くんと会ってさ何か機嫌が悪いって言ったやん」
謙「あ〜、、言ってた。」
というのも、、
💭
駿「お疲れ様です」
涼「お、お疲れ様〜」
謙「局で会うの久しぶりですねぇ」
涼「ね。」
涼「他のメンバーは?」
駿「俺らたまたま送迎車が同じで。」
涼「なるほど。頑張ってね」
謙「はい!ありがとうございます!」
駿「なぁ、何か機嫌悪かった、?」
謙「え??どこが??逆にめっちゃ笑顔やったやん」
駿「やからよ。怒りを押さえとる感?というか、、」
謙「んんー、?考えすぎちゃう?」
駿「かなぁ」
~回想終了~
駿「何か関係あるかな」
謙「えぇ〜、、?」
駿「考えすぎかなぁ、、」
プルル
謙「あ、○○のスマホ、、」
駿「誰から?」
謙「マネージャーさん」
駿「出てみてや」
謙📞「もしもし〜」
マネ📞「あれ、長尾さん?」
謙📞「今、○○寝てて。」
マネ📞「あ、そうなんですね。そっか、寝れるようになったんだ、」
駿📞「マネージャーさん何か知りません?」
マネ📞「1人の人がDMで直接悪口を言ったり、SNSで○○さんの悪口を書いてたりしてて。」
謙📞「それを見て、、ってこと?」
マネ📞「はい。その投稿を見て便乗した人も続け様に、、」
駿📞「なるほど、」
マネ📞「それで、、トドメがあるんです」
謙📞「トドメ?」
マネ📞「それで精神を傷付けられてる○○さんに、直接、、」
駿📞「直で、悪口を、?」
マネ📞「いえ」
マネ📞「男性スタッフが○○さんの首に手を伸ばしてたらしくて。」
謙📞「スタッフさんが、!?」
マネ📞「えぇ。一緒に居た山田さんが止めてくださって、僕に報告を。」
駿📞「そのスタッフさんは、、」
マネ📞「解雇ですよね。w」
謙📞「でも俺ら、その話初めて聞きました、」
マネ📞「はい。また○○さんが思い出してしまうだろうからって山田さんが。」
駿「なぁ、長尾、」
謙「うん」
駿📞「その人、恭平に似てました?」
マネ📞「高橋さんですか?」
マネ📞「んー、、似てた、かなぁ、?」
マネ📞「あ、でも匂いは似てましたねぇ」
駿「何か、、凄いな、」
謙「これやな」
駿「だと思う」
謙「皆んなに言う、?」
「私から言う」
駿「○○!?起きてたん、」
「うん。」
謙「いつから、」
「マネが説明してるとこぐらいから」
駿「恭平には、?」
「言わないとだよね。さっきの感じだと。」
謙「恭平なら分かってくれるわ」
駿「何ならその人見つけ出してボコボコにしそうやけどな。w」
大「あ、3人さんご飯できたで」
和「あと恭平が出てきたら、」
『上がりましたー』
流「食べよ食べよ〜」
謙「みなさん!○○からお話があります!」
丈「なにー?」
「話す前に、、怒らないで聞いてね、?」
大「怒らんよ〜♡」
和「なになにー?」
~説明中~
「だから、恭平を避けてたの、ごめんなさい」
『ううん、こっちこそごめん、○○に避けられとるっていうので頭いっぱいで金縛りあっとるの全然気づかんかった、』
大「というかソイツ誰や。やってやろか」
流「○○に触れるってどゆこと。」
「みんな怖い」
駿「怖いなぁ、」
あ。ずる。みっちー、頭よしよしした。
『じゃあしばらく離れた方がええ?』
「…」
『そらそうやんな。w』
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