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『ッ、ああああああああぁぁぁ…!!!』
先生が帰ったあと、酷い痛みが自分を襲った。
発狂する。
ただただ痛みに耐えるために。
先生から貰ったプリントはくしゃくしゃだった。
中には原型すら留めていないものも何枚かあった。
また部屋が荒れた。
泣きたかった。けど泣けなかった。
唾を飲み込む。
自分のベッドの上で蹲る。
息が荒い。
過呼吸にでもなりそうだ。
何故でしょう。
俺、迷惑かけないように先生の前でも耐えたよ…?
なのに、なのになのになのに。
痛みはズキリズキリと俺を蝕んで行く。
意識が暗転する。
目の前がチカチカしては耳鳴りも鳴っているのでは無いかと疑心暗鬼して。
痛みが少し和らいだのを良いことに、ゆっくりと息を吸う。吐く。
また吸う。吐く。
ぐったりとした後に、ポットでお湯を沸かす。
そして、そのまままた脱力する。
大丈夫。だいじょーぶ。
“柊は強いから…。”
何時しか言われた言葉を脳内で再生する。
ねぇ、こわれるのもわるくないんじゃない?
まだ、だいじょーぶ。
おれ、いきてるし。
病室で話した話は、いつの日か自分のしがらみと化していく。
俺はその場でそっと、横になった。