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私がそんなことを考えてるなんてたぶんぜんぜん知らない麗は、やっぱり夢中になって水槽に張り付いてた。私は小さい頃、こんなに何かに夢中になったことがあったかなって思う。遊園地とか行っても夢中になれた記憶がない。いっつも親の顔色うかがってた覚えしかないんだ。だけど麗は私の顔色をうかがってくる様子がないんだよね。
私の両親は子供を遊園地とかに連れて行っても結局は自分の自己満足のためでしかなくて、だから自分の都合を優先してて、その通りに私が行動するのを期待してただけなんだって分かるよ。だからそうじゃないことしたらキレるんだ。
でも私は麗に楽しんでもらいたいから、麗が楽しんでくれてる姿を見てたいから、彼女のしたいようにしてくれていいと思ってる。