テラーノベル
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…部屋を暗くされたものの、おそらくまだ夕方ごろだし。何よりも…
こ、こんなものつけられて眠れるわけない!!
だって常にそ、挿入された状態なわけだし…前だって反応したら締め付けられると思うと緊張は解けるはずがない。
寝返りを打とうものならナカを刺激される角度が変わってき…きもちよく、なっちゃうし。
何より、散々甘く刺激されたのに貞操帯のせいで1回もイけてない。
……正直に言って…ムラムラする。
自分は性に対して淡白な方だと思っていた。
その、自己処理だって必要最低限しかしてこなかったし。
でも、こんなもの装着させられてもなおムラムラしてるのって…
もしかして僕って本当にい、淫乱…?なの??
若井、僕に何回もそう言ってたし…
やっぱり、こんなにもずっとイくことばっかり考えてるのって普通じゃないよね…
「ん…っ」
なんとかして貞操帯を外すために引っ張ったりずらそうとしてみたりするがびくともしない。自分の体なのに自分で触れないことがもどかしく、貞操帯を爪でカリカリと引っ掻く。
「わかいぃ…っ、とって、とってぇ……」
涙声で懇願してみるが若井は別室にいるためその声は暗く一人ぼっちの部屋に消えていった。
首輪に繋がれた鎖は部屋の中を移動できるほどの長さしかないため、部屋を出ることも不可能だ。
「うぅ…ひぐっ……」
無意識に腰を揺らして快感を逃がそうとするも、逆にナカを刺激することになり逆効果である。
「…っ、イキたい、イかせて…んぁ♡」
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DAY2
当然眠りに落ちることもできず、快感に悶え苦しみ、意識を失っては覚醒してを繰り返し朝を迎えた。
ドアの外から若井の足音が聞こえたことにより再度失いかけていた意識が浮上する。
「ん、おはよ。よく寝れた?」
僕の鎖をベッドから外しながら話しかけてくる若井。首輪の方には鎖が繋がったままだ。
「わ、わかいぃ…っ、♡も、ゆるして…」
「うわ、顔ぐっちゃぐちゃじゃん。どれだけ泣いたのよ笑」
「おねが、とって…」
「じゃあ、朝ごはんにしよっか」
「……っ」
ぜ、全然聞き入れてくれない!
「今日は卵焼きと味噌汁とウィンナーね。卵焼きは甘いのにしてるから。あとヨーグルトに冷凍ブルーベリーとオリゴ糖かけたやつも食べるでしょ?」
「わ、わかいっ。その前に、その…っ、ん♡」
「何、涼ちゃん」
「えっと…、で、伝説のポケモンを探しに…」
「何のこと?ちゃんと言ってくれないと分からないんだけど」
い、意地悪!この前はこれで伝わったじゃん!
「だから、その、、お手洗いに…」
「はぁ、ほんと涼ちゃんは手がかかるなぁ。トイレも俺がいないとできないんだから」
「だっ…!誰のせいだと思ってるの!ぅあっ、ちょっ…!そこ、押さな、で…ぇっ」
若井が僕の後ろに回り下腹部を手のひらで圧迫してくる。も、漏れちゃう…っ!!!
「ねぇ涼ちゃん?お願いするときはなんて言うんだっけ。」
「や、やめ…っ!漏れちゃうからぁ…あっ♡」
「『やめっ』じゃなくて、他に言うことあるでしょ。俺は別に漏らされてもいいよ。ただ、恥ずかしいのは涼ちゃんじゃない?30代にもなって漏らすなんてさぁ笑」
「っ!わかいぃ、お手洗いいきたい、からっ、これ、とってください…んっ♡おねが、します…っ」
「しょーがないなぁ。でも、涼ちゃんが勝手にオナニーしないように傍で見はるからね。」
「なっ…!みられるの、はずかしいから、!!」
「…はぁ、じゃあトイレの外で待ってるけど5分以内に終わらせてね。」
「…わ、わかったっ、はぅ…♡」
「じゃあ、Tシャツまくり上げて」
「っ…」
ち、近い近い近いっ!!!
鍵を外すために若井が膝立ちしてるから、顔が僕の下半身の目の前に…鼻息、当たってるっ!
つい膝同士を擦り合わせてしまう僕を気にも留めず、若井は淡々と作業を進める。
「…はい、取れたよ」
そう言われると同時にTシャツの裾を伸ばして下半身を隠す。
「…っ」
急いでお手洗いに駆け込み用を足すが、それだけだとスッキリしない。
なんせ、昨日から散々焦らされているのに1回も達せていないのだ。下腹部に渦巻く甘い熱が僕の思考を支配する。
「はぁ…っはぁ…っ♡今なら…っ」
すぐに処理すればギリギリ間に合うかもしれない。イキたい、ただその1点の衝動に突き動かされ左手を自身に添え前後に動かす。
「はぁっ…あっ…♡んっんっ…♡」
声、抑えないといけないのに…っ
自分の右手首を噛み必死に声を我慢しようとするも、やはり漏れ出てしまう。
「あっ…ふっ…♡ん…っ♡っ♡」
ずっと寸止め状態だったこともありすぐに絶頂が近くなる。も、もうちょっとでっ…!!
バタン!!!!!
「!?!?わ、わかいっ…」
「…ほんと俺との約束守らないよね?」
「………っ、だって…っ」
「…いいよ、そんなに気持ちいいコトが好きなら俺がやってあげる」
「!?あっ、ちょっ…」
若井はそう言って僕の後ろに回ると、鎖を短く持って僕の首を固定し、右手で僕の下半身に触れた
「っ…!」
「涼ちゃんってほんと淫乱だね」
「んっ…♡はぁっ…あっあっ♡っ♡」
「ふーん、さきっぽ弱いんだ」
「そこばっか…やめっ、んぁ♡っ♡」
「ココ、気持ちいいね?」
「あっ、わかいっ、わかいぃ♡ぅあ♡」
「ふっ、ビクビクしてるのかわい」
「いわな…でっ、あっ♡」
い、イきそっ♡♡
「…はい、終わりね」
…へっ?
「わかいぃ…っ、 ぼく、まだっ…♡」
「うん、知ってる」
「な、なんで意地悪するのっ」
「なんでだろうね?誰かさんが浮気するからじゃない?」
「ちがっ、!…イキたっ…♡わかいぃ、おねがっ」
「あー無理無理。トイレ済ましたんだったらまたつけるからね。」
「やだっ…」
もうあんなものつけられてたまるか…っ!!
僕はTシャツの裾を限界まで下に引っ張り、若井の腕をすり抜けて逃走を図る。
そうだ!元貴なら助けてくれるはず!
スマホは元貴の家にあって連絡できないから、直接家に行くしか…っ
この格好で行くのはかなり気が引けるけど、でも!それ以外に手がないし…っ
リビングにあった適当なバスタオルを掴むと急いで腰に巻き、走るには長すぎる鎖を邪魔にならないように持つ。そのまま玄関へ駆け込んでドアノブを掴み力を込めたその瞬間。
強く後ろに腕を引かれ、そのまま両手を纏めて若井に強く握られ壁に押し付けられる
「っっ!!!」
「…ねぇ。どこ行く気?」
「やだっ…はなして!」
「無理、絶対離さないから。」
「やだっ、いやだっ!今の若井、いやっ…!」
「ほら戻るよ。」
鎖を引っ張られるが、僕だってそう簡単に折れるわけにはいかない。
「僕、もう元貴のところいくっ…!」
「……っ」
や、やばい。地雷踏んだかも…っ
「わっ、ちょっ…!」
若井は僕を片手で担ぐと大股で寝室へと向かった。担がれたせいで表情はよく分からない。
「おろして、わかい…っ」
「………」
そのままベッドに雑に落とされると鎖を繋ごうとしてくる
「やめて、わかい、もう逃げないからぁっ…」
「はぁ、こうしないとまた逃げるでしょ。…はい、これでおっけー。これで逃げられないね。じゃあ股開いて」
「…っ」
首を左右にぶんぶんと振り、脚を固く閉じる。
「…自分で開かないと今日の夜までずっとこれ振動させたままにしとくけど?」
「…っ!」
…それだけは絶対やだっ…
「っ……」
そろそろと自分で脚を開く。
この体制、赤ちゃんがオムツ変えてもらってるみたいで…恥ずかしくて頭爆発しそう…っ
貞操帯を手にした若井が脚の間に割り込む。
「腰、浮かせて」
「…は、はずかし、からっ」
「黙って。いいから早くして」
「………っ」
「挿れるよ」
若井は貞操帯にローションをたっぷり塗ると、僕の後ろに宛てがった。
ぬぷ、と恥ずかしい音を出しながらゆっくりと押し込まれていく。
「やっ…あっ♡〜っ♡ふーっ、ふーっ♡ぬいて、っ♡」
「無理。じゃあ前も入れるからね」
僕の前が再び鉄の格子でできた筒に閉じ込められる。
「…っ、♡も、やだっ…わかい、きらいっ…」
「……じゃあ、俺仕事行ってくるから。飲み物と朝ご飯ベッド横のミニ冷蔵庫に入れとくから食べといて。お昼に一旦帰ってくるから。絶対部屋から出ないでね、まあそもそも出れないと思うけど」
「…っ、いかな、でっ!はぅ…♡」
…僕の大好きな人は、僕を1人残して仕事に行ってしまった。
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side:元貴
あ〜ほんと、涼ちゃんって人は…。
僕はいつものように朝家まで迎えに来てくれるマネージャーに断りを入れ、いつもより早く家を出てタクシーで若井・藤澤宅へと向かっていた。
何故かって?
そりゃあ涼ちゃんが僕の家にスマホ含め荷物全部置いて若井とどっか行ったからに決まってるでしょ!!
昨日涼ちゃんに荷物を取りに来るようLINEしたのに返事がないからおかしいなと思ってたらカバンの中にあった時は流石に呆れた。
まあ、涼ちゃんらしいというかなんと言うか。
本当ならスタジオで会った時に渡すはずだったんだけど今日体調不良でお休みだってスタッフさんから聞いたし。
だからお見舞いも兼ねて荷物を届けにいってんの。
そうこうしているうちに家の扉の前に立っていた。時間的に若井はもう家を出た頃だろうな、早く渡して行かないと仕事に間に合わない。
「りょちゃーん来たよー」
………。
…インターホンを押すも返事がない。まさか、体調が悪化して中で倒れてるんじゃ…
「…涼ちゃん?涼ちゃーん!!!入るよ!!!」
いざという時のためにメンバーはお互いの家の合鍵を持っている。それを使う時が来るのは初めてであるため少し緊張しつつも急いでドアを開錠し中へと入る。
「涼ちゃん!?どこ!!」
リビングには居ない…となると寝室?
寝室の扉を開けるとベッドの上で布団の山がモゾモゾと動いていた。
「ここにいたんだ、ごめん心配で合鍵使った。ほら、荷物持ってきたよ。スマホも忘れて行くとかほんと涼ちゃんって涼ちゃんだよね」
「………っ、ありがとっ」
声の主が布団から顔を出すことはない。
「どしたの、やっぱ具合悪い?って…何この鎖」
…視線で辿って行くと布団の山の中に続いている。軽く引っ張ってみると布団の山がビクンと動いて固まってしまった。
そっと手を伸ばして布団を掴み上部を一気に捲ってみる。
「……っ!!!…もと、き」
目元が真っ赤になった涼ちゃんの顔と、可愛い顔に似合わない金属製の異質なものが首に……、首輪??
しかも鎖でベッドに繋がれてるし。
「…何これ、そういう趣味あったんだ?」
「ちが…っ、わかいが…っ」
「…これ、若井につけられたの?自分で取れないわけ?」
試しに首輪を外そうと掴んでみる。
「あっ…ちょっ…!あぁっ♡んっ、〜っ♡」
「えっ、りょ、涼ちゃん?何今の声…」
「くびわ、さわ、ないで…っ♡」
涼ちゃんの下半身の方から機械音が聞こえる。
もしかして。
「…ねえ涼ちゃん。その布団で何隠してるの?見せて?」
「っ!、やだっ…」
「じゃあ勝手に見るよ?」
「あっ、あっ!布団、引っ張らないで…!」
「………は?」
コメント
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一気見してしまった…好き……