テラーノベル
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注意事項
・この作品はwrwrd様の二次創作です。
・本人様とは関係ありません。
・検索避けに協力してください。
・ciくん 体調不良です。
───────
ci「ぅ”ー……」
頭が痛く、吐き気がする。
そう、風邪を引いた。
身体は汗で濡れていて、耳鳴りもする。
おまけに、視界がぼやけていて、動くことも出来ない。
別に、友達に助けは求めないけど。
心配をかけたくないとか、そんな優しい理由じゃない。
ただ、面倒くさいだけ。
わざわざ、友達を呼んで、ここまで連れてきてさ。
1日で治るんだよ。
相手にとっても、俺にとっても面倒くさいじゃん。
俺はね、元々身体が強いから、1日で治るんだよ。
だから、心配なんてされない。
安心して。
まあ、ほんとは、来て欲しいけどさ。
正直の理由をいえば、スマホの位置が分からない。
探すのなんてだるいじゃん。
ただ、それだけ。
俺は、夜中目を覚ました。
いつの間にか、寝ていたようで、もう夜だ。
なんとか歩けるようになった。
ほら、すぐ治る。
俺は、ドアを開け、トイレへと向かった。
用を足し、トイレを出ようとした時。
急に吐き気が出てきた。
俺は、膝からガクンっと倒れ、
ズルズルと、トイレへと戻った。
そこから、覚えてない。
───────
ut「なんやねん、あのカスぅぅ」
今日は、皆と遊ぶ日だ。
所がなんと、ciだけ集合していない。
遊園地だぞ?
イベントやってるんだぞ?
また寝坊かと思い、俺はスマホを慣れた手つきで叩く。
スタ連だ。
tn「んー、繋がらんなあ」
sho「家凸るー??」
zm「まあ、行くしかないよな」
ut「おいカスぅぅ!!」
俺は声を張って、ボイスメッセージを送り付けた。
まあ、怒ってるようにすれば、あいつも焦るだろう。
そう思った。
─────────
朝、俺はトイレで目を覚ました。
あれから、1回吐き、そのまま寝たのだろうか。
俺は、重たい身体を起こし、リビングへと向かった。
すると、スマホが激しく通知を知らせている。
こんなところにあった。
俺はスマホを手に取り、チャットを開いた。
ut『おいカスぅぅ!!遅刻やぞ!!』
そこには、音割れがしてるほどに怒鳴るut先生のボイスメッセージがあった。
カレンダーに目を移すと、今日は遊園地のイベントに行くという予定があった。
俺が面倒くさいからと連絡しなかったせいで。
俺は、スマホに文字を打ち始めた。
早く伝えなきゃ。
集合場所から、俺の家は遠い。
わざわざこちらに来られると、遊園地に行くまでがもっと長くなってしまう。
そんなとき、俺はまるで殴られたかのような頭痛に襲われた。
スマホが手から落ち、俺を支えていた足も力が抜けた。
俺は、ソファーに倒れ込んだ。
ごめん。
みんな。
ぜんぶ、おれのせいで。
ごめんなさい。
──────────
ut「ここ行ったらカスの家やんな?」
shp「そっすね」
俺達は急ぎ足でciの家に凸っていた。
俺の手には、めんつゆがある。
罰ゲームに飲ませようと思って。
遊園地は時間によっては諦めることになった。
なので、家のチャイムを鳴らす前に、ボイスメッセージを送った。
ut「カスのせいで、遊園地行けへんわ〜」
…と。
まあ、単にからかいたかった。
それで、しょげてるciを可愛がりたかった。
本当にそれだけだった。
sho「ciカス〜!!」
チャイムを連打するが、ciは出てこない。
tn「あれ、既読付いとるな」
rb「おいカス!!」
すると、静かに扉が開いた。
kn「やっとかよカスぅ (( 笑」
みんなで煽り、その後慰めるつもりだった。
でも、扉から出てきたのは、
あの、いつもの元気なciではなく、
ci「ごめ…なッ、、さ、」
明らかに弱々しいciだった。
扉げ開くと同時に、ciは前に倒れ、
俺の肩に頭をのせた。
耳から聞こえるのは、ciの荒くなった呼吸。
肩から触れて分かるが、とてつもなく体温が暑い。
tn「は、おいッ、大丈夫か!」
ci「ん…、だいじょ、ぶ、」
「ゆうえんち……いってらっ、しゃ、い」
ciは俺の肩から離れると、そのまま扉を閉じようとした。
em「流石にほっておけません!」
emがすんでのところで扉を掴み、無理矢理開けた。
ciはよろよろとした足取りで、歩いていた。
そして、また倒れそうになった。
明らかに体調不良。
shp「お前、また連絡しなかったんか」
ci「……、いちにちで、なおると、おもった、」
ciはshpに抱き上げられ、そのままベッドへと連れていかれた。
ciはぽろぽろと涙を流している。
ut「遊園地はええよ、また行こう」
俺はそう言い、ciの頭を撫でてあげた。
ci「でもッ……いべ、ん…ぅ”ッッッ」
ciは頭を抑え、唸り始めた。
きっと頭痛だ。
tnがciを優しく撫でていた。
ciはずっと泣いている。
罪悪感からなのか、辛いからなのか。
まあ、どちらでもあるのかもな。
こいつの事だから、
心配をかけたくなくて連絡しなかったって
訳じゃなさそうだし。
面倒くさいとでも思ったんじゃないのか。
知らないけど。
ciはshpの膝枕でぐっすりと眠っている。
shpは慣れているかのようにciをぽんぽんと
寝かせている。
パッと見、兄弟。
kn「なんか、慣れとるな」
shp「まあ、2回ほど、こういうのがあったので」
そこから、shpの話を聞いた。
ciは元々身体が強く、1日で風邪が治る体質らしい。
だが、本当にたまに、そんな身体でも治らない時がある。
それは、ストレスと風邪が重なった時。
ciはいつも通りなので、大丈夫だろうと思うらしいが、それが案外辛い。
俺たちは知らなかったが、前も、その前も休みの時は風邪をひいていたらしい。
それは1日で治ったのだとか。
ciは他にも、他人が面倒くさいと思うことに同情をする。
そのため、わざわざ1日のためにここまで来させるのは…とか思っていたらしい。
それと、なぜか、ciはshpにだけ風邪の連絡をするらしい。
まあ、信頼上の関係だから俺はなんとも言えないけど。
だが、今日のは連絡が来なかった。
それは多分、他にも色々とあったんだろう。
もっともっと、shpに聞きたいことがあったが、ciが目を覚ましたので、話は中断した。
ci「……ん、」
shp「頭は?」
ci「……まあ、」
ciは、頭を擦りながら身体を起こした。
そして、こちらを見た。
ci「…迷惑かけてごめんなさい」
ciは深々と土下座をしていた。
でもね、ciの体調に気づけなかった俺らも悪いんだよと、俺らも土下座をした。
ciは少々困惑していた。
まあ、そうだよな。
そのあと、ciは窓をぼーっと見ていた。
遊園地の事を悪く思っているのだろうか。
ut「次こそ、行こうな」
俺はciの肩に手を回した。
ciは申し訳なさそうに笑ってくれた。
em「…せめて、辛かったら私にも連絡ください」
shp「…言った方が、ええんちゃう?」
ci「……、でも、」
tn「もし、いつかもっとやばくなった時、助けに来れんやろ」
kn「俺らは別にええから、せめてshpには連絡しろ」
「んで、shpは俺らに伝えろ」
shp「はーい」
ci「……」
ciは下を見たまま、目をうるうるとさせている。
やはり、まだ遊園地の事を根に持っているのだろうか。
それだと、ストレスに感じるよな。
ut「ほんまに気にすんなって」
「ci、完全復活したら、ラーメン行こか」
ci「また、ラーメンですか、(( 笑」
shp「はっ、ずる!!」
ci「shpも行こー!!」
kn「ええなあ、軍団は、」
em「まあ、あそこの3人は1番信頼しあってますからね」
zm「俺も呼んでくれよ〜」
sho「じゃあ、俺らも行くか!!」
tn「zm、食害だけはやめてくれ…」
zm「( ᐕ)?」
tn「と”ぼ”け”ん”な”あ”あ”」
主でーす!!
すみません、なんか謎作品になりました(
体調不良っていいですよね!
なんか、よく「心配かけたくないから言わない」って言うのを見かけるんですけど、
なんとなく(自分の感覚)だと、wrwrdって、
「面倒臭いから言わない」って感じだと思いまして (( 笑
おーわーりー!!
コメント
16件
推しの体調不良はいいんじゃ、そして主さんの作る物語もいいんじゃ、もう5回くらい見たものでも涙がでる自分に恐怖を感じる…
リクエストしてもいいかな…!!
もう好きすぎてずっと喉と心臓キュッてなりながら読んでましたよ...みんながciこと散々煽り倒したあとしょげてるciを慰めるって書いてあるのがもう1番心臓に来ました。大好きです!