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fkmr放置してすみません!!操作ミスにより何故か一度消えてから描き直す余力がなくて…本当にすみません。
今回は少し重めのお話です。ただハッピーエンドなので!!
少し暗めの描写が入ります。
御本人様には一切関係ございません!!
sgiさんside
誰しもが、一度は考えたことがあるんやないかと思う。
“人の心が読めるようになったら”…と。
…でもその力は、時に人との信頼関係を壊すことにもなる。
え?なんでそんな口ぶりなのって?
…俺は分かるんだよ、いつからか持った、人の心を読む能力のせいで。
本当、こんな能力いらないわ…。赤の他人の聞きたくもない声がずっとずっと聞こえてくる。
“アイツ俺のこと友達と思ってんの?w”
“あの人と仲良くしておけば僕の地位も…”
“金持ちのブサイクなあの人に私がお金目的で仕方なく近づいていることを知らないなんて可哀想w”
…俺が成長すればするほど、その声はハッキリ聞こえるようになった。意識しなければ雑音程度だけど、その雑音さえ鬱陶しかった。だから俺は、通勤の時、ヘッドフォンを付けて、外部からの声を遮断している。もちろん、すべての音を遮断している訳やない。だって、それだと後ろからくるチャリの音とかに気づかないから。そうしてやっとオフィスへ着く。正直、オフィス内でもメンバーの声が聞こえるけど、外の醜い声と比べれば、苦じゃなかった。
sg「…おはようございます。」
fk「おはようございます。早いですね。」
“いつもsgiさんは早いんだよね〜。izwもちょっとは見習ってほしいなぁ”
sg「(izwは遅刻する訳やないけど割とギリギリでくるもんなぁ…)」
そう思っても、口には出さない。それは心の声であって、本人の口から発された言葉ではないから。
まぁ、たまに口に出して不思議がられる時もあるんやけど、大体「顔に出てるで?」って言って誤魔化してる。
fk「今日、sgiさんはショートとメイン一本ずつ出演お願いね。」
sg「どっちも午後の部?」
fk「はい。」
sg「分かった。」
kw「あ、sgiさん。」
sg「kwmr、おはよう。」
kw「おはようございます。ちょっと確認したいことあるんですが今いいですか?」
“sgiさんが考えたこの企画、ちょっとミスがあるんだよな…でも良い案だし…”
sg「ミス…?」
kw「え?な、なんで分かるんですか?」
あ、やば。昨日提出した企画書にミスがあると思ってなくてつい口にしちゃった…。
sg「ほ、ほら、昨日提出した企画書あるやん?その話あんまりしてなかったなって思ったんよ。」
kw「え、企画書についての話まで分かったんですか…!?凄いですね。」
あーやばい今日めっちゃ墓穴掘ってるわ!幸いkwmrは予測が当たっただけに見えてるっぽい。まぁ、人の心が読めるなんて考えないか。
sg「それで、どこの話?」
kw「実はこの問題なんですが、詳しく調べてみた所、このルールで行う場合、答えが一意に定まらないようで…。」
sg「調べたと思ってたんやけど甘かったか。じゃあその問題無しでもえぇ?」
kw「計4問から3問と少なくなっちゃうのでもう1問考えてもらっても構いませんか?」
sg「そうやね…尺的にも足らんな…ちょっと考えてみる。」
kw「すみません、こちらで考えられれば…」
sg「大丈夫、作るにはちょっとコツ?があるからパッと見で作れって言われてもムズいやろうし。」
kw「ありがとうございます。」
“こっちのせいにせず文句一つ言わずにやってくれるから本当ありがたいな”
メンバーの心の声は、大体発した言葉と相違ない。だから、不快感もないし快適に過ごせた。ただ、大人数での撮影はシンキングタイム中の心の声がずっとずっと聞こえてきて、考えとかすら聞こえるからちょっとカンニングしてる感があるけど、結局何言ってるか分からないくらい心の声が重なるからなんとかなってるけど、数人での撮影では、誰が何を言ったかハッキリしてしまう。そこがちょっと悩みどころ。
まぁ、この力を抑える(欲を言えば無くしてほしい)方法なんて考えては実践を繰り返しても駄目だったから、諦めてるんやけど…
どうにかならんかなぁ…
iz「sgiさーん。」
sg「はい?」
ちょうど12時になった頃、珍しくizwに声を掛けられた。
iz「お昼一緒食べに行きません?仕事の話も少ししたくて…」
“仕事の話と言いつつ、割と個人的な話なんだけど…”
……個人的な話?何でそんなところで嘘を?
すると、怪奇そうな顔をしてしまっていたのか、izwは少し慌てて言葉を続けた。
iz「別に2人で食べ行くの珍しくないでしょ?大丈夫です、個室があるお店にしてますから。」
そういうこと気にしてる訳やないんやが…
…それに食べに行くってことは外に出なきゃいけない。話しながらなら声も聞こえないけどizwは、周りには何もないのに声が聞こえてたまに顔を顰める俺を不思議がっていて、これ以上怪しまれる訳にはいかなかった。
sg「ん〜、仕事の話ってここじゃ駄目?」
iz「……駄目というか……」
“sgiさんがあんまり聞かれたくなさそうなこと聞くからなぁ…”
聞かれたくなさそうなこと…なんのことやろ?もしかして、心を勝手に読む能力??
…んな訳ない。そんな非科学的で、非現実的なこと、コイツが信じる訳がない。
ただ、わざわざ嘘をついてまで何の話をしたいのか、気になった。
sg「えぇよ。どの店行くん?」
iz「ここからすぐの和食屋です。」
sg「和食屋って個室ある?」
iz「調べた所、そういうお店らしいです。」
sg「ふーん…。ま、えぇわ。行こ。」
そうして外へ出て数分歩く。
…そして珍しくizwが何も喋らない。動画のイメージと違って割と暗い方なのは知ってるけど、いつもなら色んな話をしてくるはずなのに…。
“こいつチョッロwすぐ騙されてくれるw”
“上司マジうぜぇ。事故ったりしねぇかなぁ”
sg「ッ……。」
もう嫌だ。なんで聞きたくもない声を聞かなきゃいけないの。
聞かれたくない声を、知らないとはいえ勝手に聞いてしまう罪悪感を背負わなきゃいけないの。
なんで俺が聞くのはいつも悪いものばかりなの。
なんで…なんで……
iz「……sgiさん。」
sg「!な、なに?」
しまった、隣にいるならizwの声が聞こえないなんてこと、あり得ないのに…考え事のしすぎで…。
iz「……着きますよ。」
sg「…えっ?そ、そうなん?」
色々聞かれるかと思ったけど…意外と何も聞かれなかった。
(個室に入って注文済み)
sg「で、話って?」
iz「…sgiさん、答えたくないなら答えなくても大丈夫です。」
sg「…?」
iz「…貴方、何か隠してません?」
sg「…えっ?」
…いや、焦るな。何についてか、なんて言われてない。嘘をつくなりなんなりして……
iz「答えたくないなら答えなくても良いんですけど、嘘をつこうとはしないでくださいね。」
sg「っ!?」
ば、ばれとる…顔に出てたか…。でも…悪いけど、この事は知られたくない。小さい頃、忌み嫌われたこんな能力を。
sg「最近集中出来ないこと?俺、年齢のせいか寝つき悪くなってさぁ…」
iz「ふざけないで。そんなものじゃないでしょ。」
sg「……。」
…聞かれたくなかったら聞かないって言ってた癖に、もう聞きに来てんじゃん。
sg「……嫌だ。言いたくない。」
返答が子どもっぽくなってしまったけど、これだけは知られたくない。絶対に。
iz「…そうですか。」
“俺、sgiさんから信頼されてるって勘違いしてたのかもな”
sg「ッ…!」
…違う。izwのことは、信頼してる。だから7年前、俺はコイツについていくことを決めた。
…でも、このことは、信頼してる人でも…言えない。
sg「…。」
iz「…すみません。人には言えないことの一つや二つありますよね。」
sg「…いや、別に_
“sgiさんは何かに苦しんでいるはずなのに…俺は力になれないのかな…”
sg「ッ…(…izwは優しいな。こんな俺を助けようとしてくれるなんて…)」
いっそのこと…izwに打ち明けて…いや…けど、どうやってもこの能力は消える事はなかった。原因を探ろうとしても、結局空振り。俺はもう、一生このまま……
iz「…あの、sgiさん。」
sg「ん?」
iz「……脅すような言い方になってしまうんですけど…一生1人で苦しむか、誰かに打ち明けて少しでも良い方向に向かうようにするか…どちらが良いんですか?」
…普通なら後者なんやろうな…この問題が、医者にも分からないものじゃなければ。
sg「…力になろうとしてくれんのはありがたいけど、俺は前者を選ぶ。」
iz「…それは何故?」
sg「…誰かに打ち明けて解決したり、少しでも改善されるなら、俺はそっちを選んだやろうな。でも、これはもうどうしようもない。誰に言ったって解決するどころか、俺を嫌って………」
し、しまった。弁明しようとつい喋りすぎてしまった…。
iz「…sgiさんを嫌う?俺としてはそんなの天地がひっくり返っても有り得ないと思うけど。」
sg「俺の苦悩が分からんやつはみんなそういうんや!!」
iz「貴方の苦悩なんて言われてないんだから分かる訳ないじゃん。」
sg「ッ…」
iz「…しかも言い方的に、過去なにか嫌な事があったんですね?」
sg「……。」
iz「沈黙は肯定とみなしますよ。」
sg「…好きに考えればえぇ。俺が何に悩んでるか、いくら考えたって分かる訳がないんやから。」
iz「…自信ありって感じか…なら、突飛な想像をした方が近くなりそうですね?」
…また喋りすぎたか。まぁえぇか。どうせ分かる訳ないんやから。
そんなこんな話していると、お互いの料理が届いた。「ごゆっくりどうぞー」という声と共に店員は下がった。
sg「…タイムオーバーやな。」
iz「何言ってるんですか?俺が絶対に突き止めてみせますよ。」
sg「…突き止めたところでどうしようもないと思うけどな。」
それに、突き止めないでほしい。小さい頃…と言っても小学4年生くらいの俺は、この能力のせいで友達に気味が悪いと言われ、クラス全員にバラされて、忌み嫌われた。
izwはバラすようなことはしないだろうけど、気味悪がるのは明白や。だって、この能力を持ってる俺でさえ気味悪いと思ってるんやから。
(オフィスに戻ってきた)
sg「ハァ…」
なんか、昼休憩で余計に疲れたな…
tr「あ、sgiさん!」
sg「ん?」
tr「ちょっといいですか?」
sg「?」
tr「あ、出来れば誰もいない所で…」
また誰もいない所か…
(撮影部屋)
sg「…で、話って?」
tr「…突飛なこと言うんですけど……
sgiさん、人の心が読めたりしない?」
sg「ッ!?」
うそ、やろ??何で??
sg「…ほんと突飛なこと言うやん。何でそう思ったん?」
tr「何で…そうですねぇ…表情に出てるから?」
“sgiさん、結構分かりやすいんだよな〜”
sg「…。」
これは…言い逃れ出来ないのか…?
…いや、でも………
“心が読める?はぁ!?キモっ!”
“いやぁぁぁバケモノ!!”
“勝手に人の心読むなんてサイテー!”
sg「ッ…!?」
今の…小学生の頃に言われた言葉…
そうだ。こんな能力があるなんて認めたらtrskだってきっと気味悪がるに決まってる…。もう、嫌われたくない。1人になりたくない。今まで隠し通してきたのに。こんなところで…こんなところでバレる訳にはッ…
sg「…。」
バタッ
tr「!?え、sgiさん!?sgiさん大丈夫ですか!?」
sgiさんッ!!!
続く
これすぐ1話で終わらせる予定が…長くなっちゃった…
まぁいいや。
では、閲覧ありがとうございました!!
コメント
6件

うわぁぁぁぁぁ〜!! 最高です!神ですか? 後編待ってます!!!!
みぅです🥀 sgiさんの重い過去と能力の苦しみがすごく伝わってきて、胸が締め付けられました…。小学生の頃に「キモい」って言われた記憶がフラッシュバックするところ、辛すぎます。izwさんが優しく問い詰めてくれたのに、それすらも怖がってしまうsgiさんが切ない…。最後trskさんに核心を突かれて倒れるところで終わったから、続きが気になりすぎます!ハッピーエンドと聞いて少し安心しましたが、どうなるんだろう…