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決行日を決めた。来週の土曜日の夕方17時にいつもと同じ様に会議をしそこで作戦の確認の後、イルカの背中に乗り決行する事になった。その時に必ずトンカチを持って少しでもヒビを入れ、水槽を壊せるようにという事になった。そのトンカチを持つのは私に決まった。この時は流石に驚いた。しっかり話し合いもせず一瞬で決まった。理由は簡単だ。皆手はあるけれどトンカチを持てなかったのだ。この時は流石に笑ってしまった。最初は「持てる!」と言ってやる気だったクラゲ達は2人で協力しても持てず撃沈。イルカは前足?を頑張って使っていたが全く持てず撃沈。3人とも全然持てなくて落ち込んでしまっていることがこちらでも分かる。時間がきた、私はまだ少し怖くて足が竦んでいたが皆が
「大丈夫」と一言くれた。こんなにも大丈夫という言葉に元気を貰えるとは思ってもいなかった。おかげで安心出来た。いつも通り水の中を移動して一番近くの水溜まりに移動すると。よく分からない倉庫の前に出てきた。耳を澄ますと微かだが声が聞こえた。
「ここからは私一人で行くよ。秘密基地で合流しよう」と言って忍び足で向かった。シャッターは空いていて人も居ない。しっかり周りを確認して中に入った。ここからは急いで水槽に向かった。
「皆無事?」小さな声で聞くとそこにいた子達は頷いてくれた。皆泣き疲れているのか声が聞こえなかった。
「少し離れていてね」といい、思いっきりトンカチを振った。ガッシャーン!倉庫だったせいで反響してとても大きな音がなった。もしかしたら追手が来るかもしれないと考えた私は急いで言った。
「皆!逃げるよ!」そして走ったが皆が速すぎて逆に追いつけないそう思っていると魚が背中に乗せてくれ水の中に入って逃げた。
「あっち!」場所を説明しながら秘密基地に向かう。居たのは全部で3人だった。秘密基地に近づくと5人の後ろには逃げ切れた子達がいた。皆笑顔で安心した顔をしていた。
「これで全員?」と聞くと
「まだあと5人居るよ」と言われた
「そっかぁ、じゃああと2ヶ所の両方にいるかどちらか片方にいるかのどっちかだね……」
双子の子は必死に親を探していたみたいだが泣きそうになりながら言った
「お母さんとお父さんいなかった……」
「そのどちらかにいるの?」と、双子は言った。とりあえずはやく助けに行かないといけない……また暫くは空き家調べからの振り出しだ。
「とりあえず私は家に帰るよ」といい急いで家に帰って寝た。
日記:とりあえず1組目を助けた。けれど双子の両親は居なかったみたいだ。また暫く探すのが始まるのか…頑張る