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テラーノベル(Teller Novel)
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ふ、ふふふふふふ。

とんと昔に書いた地獄のような厨二病小説を見つけてしまった…

無理なんだけど。きっつ。

でもその当時は頑張ってちまちま書いてたよな、と思うと供養だけでもしておこうかな…と思いまして。










今日はまず肩慣らし、いや、心慣らしにアホほど長ったらしい設定だけ載せようかしら。

やっぱ恥ずか死ぬ。

んー、普通に物語の部分を載せよう。


※お恥ずかしながら暗黒時代の私が書いたものを原文そのままで載せています。先に言っておきます、酷い出来です。

因みに表紙の魚はこの小説となんの関係もありませんね。なんか前描いたのが面白かったから採用した。












画像 第一話 『アレだよ、始まりの村的なアレ。伝わんねーかな〜、アレだよ、アレだって‼︎(半ギレ)』





ここは西最大の国、ガーディアン帝国。

国全体が活気に溢れ、昼の市場には異国の物品から他国では到底手に入らぬような品物まで様々なものが飛び交い、夜は美しい夜景の一助となる酒場から豪胆な冒険者たちの活気ある笑い声が響いていた。

ガーディアンが西一栄える理由、それはこの国が世界最大のダンジョンを抱える国だからである。魔物が住むのは大抵は深い森か暗い洞窟だが魔王が生まれる程の規模はガーディアンのダンジョンの他には東にある森海だけである。

ダンジョンからは色々な鉱物や薬草、俗にドロップアイテムと呼ばれる魔物の一部などが冒険者によって持ち帰られ特にドロップアイテムは高値で取引されている。

そんなガーディアン帝国の中でも一際賑わいのある都市ケイオスの中枢には天高く聳えるギルド商が建ちその周りには武器屋や酒屋、薬屋などが建ち並んでいる。ギルド商に近づくに連れ店は大きくなり沢山の冒険者達が店を行き交っている。栄える街の中心部を横目に街の外れを見ると厳重に檻の張り巡らされた洞窟の入り口のようなものが見える、それこそが人々がスラトニアダンジョンと呼ぶ世界最大のダンジョンである。

都市ケイオス自体ダンジョンの真上に作られた都市で、元々はダンジョンの入り口を見張るための村だったらしい。地表に出ているのはダンジョンの最上部の一部が盛り上がり穴が開いたものでダンジョン内から見たら天井に穴が開いているような感じである。

今は人間が階段を造っては魔物が壊し造っては壊しを繰り返しているが昔は何も知らずに飛び込んだ調査隊などが魔物に出会う間も無く落下死するということも多々あったらしい。そんなダンジョンの上層部の片隅でこしょこしょと鳴いている2体の魔物がいた…










「今日の仕事何?」

「えーとねー、ネイチャーウェポンとって「それ昨日のじゃね?」

「あ、ごめん間違えた。今日は、人間の冒険者から薬草を回収してくる仕事です。」

「えダルッ」

「ダルとか言わない。てかちゃんとタイムメール出した?昨日仕事した時終わりのタイムメール出すの忘れてたでしょ、ギリギリになって気づいて。」

「あぁ、朝は朝食より先に出すから。昨日ギリまで出さなかったのは出来るだけ残業代貰いたかったから。」

「うわぁ。ゲスじゃん。ゲスの極みだ。」


目の眩むような暗がりの中、二色の声が洞窟の岩肌に染み込んでいった。


「ふっ、なんとでも言え!あ、そうだ、今日は全力で自慢してやろうと思ってた物があったんだった。見てコレ。」


一切の光潰える洞窟で月すら怯む輝きをもつ雫型の何かがきらりと光る。


「ん‥‥これって・・・え、まさかえぇ⁈それ、えぇえぇぇ⁈ど、どこで手に入れたのそんなの⁈」

「いーでしょー。もらった。」

「人魚の涙を、もらったぁ⁈え、どう言う経緯で?ムーちゃんなんかヤバいもんに手ェ出したりしてないよね?」

「いや、違うよ。あのー、90階層あたりにさ、人魚のばあちゃんいるじゃん。」

「うん、いるねぇ。」

「こないだの大型連休の時、大核洞通ってばあちゃんとこ遊びに行ったんだよね。そしたらばあちゃん人魚の癖して背中痛めたとか言って寝込んででさぁ、けどばあちゃん神級だから一人暮らしじゃん?だから誰も世話してくれる奴いないし城に人員要請はしたらしいんだけどなんか今城てんてこ舞いだから対応遅れてるっぽくて。それでなんか湖も荒れてるし、ご飯とかもちゃんとしたもの食べれてなさそうだったから連休の間家政婦紛いのことしてたら、帰るときありがとさんっつってくれた。」

「ムーちゃん…優しいかよ…それにサンスおばあちゃん…本当にこいつでよかったのかよ」


最後の方にボソッと呟かれた余計な一言は幸いにも阿呆の耳には届かなかった。


「私の心は生まれた時からこの洞窟のように広いから。」

「ふんっ、嘘つけ。えーでもいいなぁ人魚の鱗、しかも神級さんのとか。」

「いいっしょ。けどこれつけてても気絶とかは普通にすんだよね、ばあちゃんに上帰して貰った時いつも通り魔力圧で私ぶっ倒れたから。」

「あー、身体的損傷を防ぐ感じ?気絶とかは別に体傷ついてないから含まれないと。」

「そうそう」

「てかサンスおばあちゃん背中大丈夫だったの?」

「あー、一応城の幹部の人たちが来てエリクサーで直してたけどばあちゃんももうあの歳だもんねぇ、ばあちゃん自身そろそろ引退したいつってたし。」

「えマジ?でもそっかサンスおばあちゃんもう今年で835歳だっけ、魚類系の生ける伝説って呼ばれてるくらいだもんね。じゃぁすぐ後継選ぶのかな。」

「後継かぁ、誰か継げそうな奴いたっけ?」

「ほらあのバブルセイレーンの女王とさピクシーマーメイドのお姫様ずっとバチバチやってんじゃん。なるとしたらどっちかじゃない?あの二人半魚人界きっての実力派だし。」

「ん、確かに。私は女王様派だなぁ、あの堂々とした立ち振る舞い、優雅な物腰。なのにバリバリ仕事ができてしかも何気優しい。マジリスペクトだわ。」

「えー、私は姫様派なんだけど…気位はかなり高いけど、その分仕事に誇りをもってて。姫様の仕事はいっつも丁寧且つ迅速、すごい評判いいじゃん。」

「まぁどっちがなってもおかしくないよなぁ。」

「まーねー。」




ほのぼのとした空気があたりに広がる。今日もダンジョンは平和であった。故に、あんなことになろうとは、あんな事をすることになろうとは、思いもしなかったのである…




















【書いておかないと理解できないであろうところだけ世界観説明】




〈洞窟〉

魔物たちの住む洞窟。この洞窟全域で一つの国というか団体になっているため別に他がないので名前をつける必要がなくみんな取り敢えず家の洞窟という意味でホームケイヴと呼んでいる。そのまんまである。全100層からなり、91階層から下は殆ど別次元と言っても過言ではない。人は勝手にストラニアダンジョンと呼んでいる。


〈大核洞〉

洞窟の最上部から最深部までを一直線に貫く穴。人間は落ちたらどんなに強くても普通に死ぬし、層が深くなるにつれより力のある魔物が住むため結界などが張られていて一直線に最深部までいけるわけではない。魔物が大核洞を使う時は大抵上層部に住む空間転移魔法の使えない魔物が急ぎの用で下層、最深部に行く場合に通るが、そういう時は普通は先にいつ行くか相手に伝えておく、極々稀にアポ無しで落ちる勇気ある馬鹿は相手の名前を絶叫しながら落下して結界を解いてもらう。上層部に帰ってくるときは、強力な力を持つ魔物は大抵空間転移魔法(所謂ワープ)が使えるのでそれで帰してもらう。








もしも、もしも高評価が思ったよりついたなんてことがあったら続きを晒してぶっ倒れたいと思います。

300くらいついたら…いくら黒歴史とはいえ頑張って書いたものなので、すっごくすっごく嬉しいです。









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