mcfwです
・mcがとてつも面食い
・なんでも許せる人向け
・付き合ってない
…
はいどうも〜、剣持刀也ですよ〜。
突然ですが、僕は”面食い”です。
自覚したのは、にじさんじに所属して数年経ってからなんですけど。
誰だって形や見た目の整ったものは好きでしょう?美しい景色や芸術作品などを見ると、気分がいいでしょう?ずっと見てられるでしょう?
それと同じです。人間だってそうなんですよ。
人の顔は、一人一人違っていて面白いですよね。とても魅力的な生き物だと思うのです。
あ、でも別に恋愛対象として見るとかそういうのではありませんよ?単なる鑑賞というか目の保養のためといいますかなんというかでして…
そんな僕は、最近人の顔をよく見るようになりました。無意識に。人の顔をよく見る、と言うより、たぶん自分好みの、綺麗な容姿をした人をよく見るようになった、の方が正しいんですけど。
僕が所属しているにじさんじには、美形な人達がたくさんいます。その中でも、僕と一緒のユニットであるろふまおメンバーは、にじさんじの中でも屈指のイケメン揃いなんです。
そのイケメン揃いのろふまおの中でも、僕が特にお気に入りの自分好みの容姿を持った人がいるんです。
それは、皆さんご存知の脳死天然バーチャルホスト、不破湊です。
ふわっちと初めて会った時、たぶん僕は彼の顔を目を大きくしてガン見してしまったと思う。あまりにも好みがどストライクだったからだ。
ロリ以外にこんなに惹かれるとは、自分でも驚きましたよ。確かに社長や甲斐田くんも他に見ないイケメンっぷりですが、不破くんには本当に目を惹かれました。しばらく見惚れてから、挨拶をした記憶があるので、初対面で不躾なことをしてしまったと、当時はとても反省したのを覚えています。
それから彼と僕も含める4人でろふまおとして活動するのが決まった時は、正直心が踊った。ユニットを組み毎週の番組をやるということは週一以上は顔をつきあわせることが増えるだろうし、たくさん不破くんの顔が見られるんだと感じて、嬉しかったのだ。
こんなこと、誰にも言えないけどね。媚びでしょう?
…たくさん今語ってきましたが、僕の主張をご理解頂けたでしょうか?
分かっていただけたなら、本編に入れますね。
では、行ってらっしゃい。
【no side】
紅葉もだいぶ枯れてきて本格的に寒くなってきた冬のある日。剣持はろふまお塾の撮影のために、学校から直で事務所へと向かっていた。まだ秋が終わったばかりぐらいだというのに手がとても冷え、口から吐いた息が白く目に見えるぐらいの寒さだ。駆け足で事務所に入り、スタッフやライバーたちと通りすがりに挨拶を交わした後、控え室の扉を開ける。
「おはようございます…って、僕が一番乗りか、」
剣持が一番乗りなのはそこまで珍しくは無いが、早帰りの学校から直で早足で来たのもあって予定より早く着いてしまったのだろう。身につけていたマフラーやカバンをテーブルの上に置き、置いてあった差し入れを手に取る。そして奥のソファに腰かけようとすると、なにやらブランケットが膨らみを持ってソファの上に置いてあるのを見つける。なんだろう、と剣持は首を傾げる。
【knmc side】
ブランケットを捲ると、同じろふまおのメンバーでもあり、最近気になって仕方がないと僕の中で話題の不破湊が猫のように体を丸くして眠っていたのだ。
「、え、ふわっち?」
僕があまりにも吃驚してそう呟くと、その声が耳に入ったのか、目の前の猫は 「んん゛…」と唸った。と同時に、気だるげな瞼が上げられ、ネオンの夜の街を閉じ込めたような美しい瞳が現れる。僕がふわっちの動きの流れ全てに夢中になっていると、人形のように小さな口が開いて僕の名前を発する。
「…んぁ、もちさぁん?」
「っ!ごめん、ふわっち。起こしちゃったね、いるって気づかなくてさ。まだ収録まで時間あるから寝てて大丈夫ですよ。僕、静かにしてるので、ゆっくり寝てください。」
見つめていたことに気づかれないように慌てて言葉を発したせいか、早口になってしまった。
ふわっちといると、僕らしくない言動をしてしまうことが多くて、すごく不思議な気分になる。
「え、いやぁ、大丈夫っすよ!気にしないでくださいもちさん〜俺がこんなとこで寝てたのが悪いっすから!」
ふわっちは、 にぱぁ と効果音がつきそうな満面の笑みで笑い、後頭部を擦ると、ソファに座り直す。
「え、でもっ 」
「ところでもちさん、今日いつにも増して早いねぇ学校帰り?」
僕が でも、とふわっちに言おうとするが、うまく躱されてしまう。
「あ、はい。今日部活もないし早帰りだったのでそのまま行けるなって思って。あとは寒すぎたので、早めに事務所で温まっといてから収録に臨みたいなと思って。」
「はぇ〜色々考えてるんすね。じゃあお疲れ様やね〜もちさん。あ、やっぱ外寒かったすか?俺タクシーで来たからあんまわかんなかったんすよね。」
「くっ、大人の特権….」
「にゃはは、そうやね確かに。学生はほんまに大変よね。…」
「?ふわっち?」
ふわっちが急に黙るから、なんだろうと思ってつい名前を呼んでしまった。僕が首を傾げてふわっちの顔をのぞき込むと
「にゃは、ごめんごめん。なんか、もちさんの鼻、寒いからか赤くなってて、可愛ええなぁ〜って思ってさ。」
なんてことをさらっと言う。この天然たらし色気ダダ漏れ美人ホストがよ。そういうお前の方が可愛いだろ、媚びだこれは。
「….はぁ、ふわっちってほんと…」
「んぇ?俺がなんすか?」
「いや、別に…?」
「別にマジか〜!え〜」
ふわっちが僕の肩を掴んでポンポンしながら笑ってくる。んー、可愛い。正直。眉毛下げて笑うの可愛いな、笑い方赤ちゃんみたいだし。てかなんか距離今日近いな。目に毒なんだけど。なんて考える。
…って、これじゃ僕がふわっちのこと好きみたいじゃないか、いや、好きだけど。僕はロリだけって決めて…
「…ちさん、もちさん?」
「っ、な、に?ふわっち」
あーだこーだ考えていたら、ふわっちに声をかけられていたことに気づく。慌ててふわっちの方を向くと、ブランケットにくるまったふわっちと目が合う。
「んは、やーっと目合ったぁ」
なんだかふわっちの顔も寒いせいか少し赤くなってる気がする。
「もちさんマジ鼻赤いねぇ、あ、今俺結構あったかいで?あっためてあげよか!」
ふわっちの手が僕の頬に触れる感覚がする。あったかい。めっちゃいい匂いする。てかほんとに顔いいな、このホスト。好きな顔してる。どうしたらこうもどストライクな顔が生まれてきたのか研究したいくらい。今日スキンシップ多いな、いい日になりそう。
僕の鼻を指でつんつんしながら目を細めて笑うふわっち。どこか妖艶で、高校生の僕には刺激が強すぎた。その笑みが綺麗で、なんだか惹き込まれそうで…
「、きれい」
気づけばそう口にしていた。
「あぇ?」
そんな間抜けな声を零したふわっち。きょとんとした顔がなんだか小動物みたいで可愛くて、なんだか今自分が発した言葉もどうでも良くなってしまった。頬から温もりが離れていく感覚がする。
「え、もちさん今なんて、」
「ん?きれいっt「おはようございまーす!!」」
僕が脳死で答えようとすると、控え室の扉が開き大きな声で甲斐田くんが入ってきた。そこで我に返る。
「おはようございます。甲斐田くん。声でかいです、耳障り…」
「っ、あ、甲斐田ぁ!おはよ、」
「ええ!酷くないですかぁもちさぁん!!アニキ!!おはようございます!!」
「んぁ、たしかにうっさい」
「アニキまで!!酷いぃ!!」
甲斐田くんが来たせいでさっきまでの控え室の雰囲気とは打って変わってしまった。チッ、ふわっちとの2人きりの時間が…それに
「あれ、皆さん早いですねぇ。おはようございます。」
「おはようございます、社長。」
「しゃちょ〜!おはよぉ」
「甲斐田と対応違いすぎない!?おはよう社長!!」
僕がふわっちに「きれい」と発した時のふわっちの顔は…めちゃくちゃ良かったな、これは期待していいのでは。
….って、いや期待していいってなんだよ、僕はふわっちのことが本気で恋愛感情で好きなのか?まぁ顔はどストライクだし性格とかも惹かれるところが沢山あるんだけど…男だぞ。それに一回り年上の、ホスト。
ないない、と頭の中で思うが、先程のふわっちの表情が脳裏に焼き付いて離れない。やはりこれは…
ふわっちの方を見ると再び目が合う。こちらに笑いかけるものならもう、
…あぁ、これが恋か。
僕、剣持刀也はとっくに不破湊に堕ちていた。
終わりです!
好評であれば続きも書こうかなと思ってます!
次回があれば、たぶんmcがfwに猛アタック編になると思います。
fwがmcに♡かはまだ分かりません。
💖、💬、👤モチベになります🫡
では!
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