黄side
僕は黄
苺学園に通っている
高校2年生
苺学園は中高一貫で、
たくさんの生徒が在校している
ちなみに僕はこの学園の生徒会長
今日は中学1年生の入学式がある
それに出席をしなければならない
いつ見ても広すぎる
体育館
まぁ、中高一貫だからね
前の壇上に立つ
今年もたくさんの生徒が入ってきた
ざっと500名
他の学年も500名ぐらいいる
中学は3年まで
高校は4年まであるので
全校で約3500名か、
その全校生徒の代表
それが僕
黄「新入生のみなさん、こんにちは」
黄「生徒会長の甘木黄(あまきるぅと)と申します」
黄「これから…….」
どうせ僕の話なんて誰も聞いてない
それほど大事ではないので、
聞かれなくてもいいって思う
今日で顔を覚えて貰えたら頑張ったと言えるだろう
まぁ、僕の見た目
結構派手だから覚えられやすいけど
そんな自分はあまり好きでは無い
内気な性格なくせに
こんなに派手な見た目で
特に取り柄もないので
ほんとにごく普通の学生だ
黄「終わります」
生徒会長の話を
1分程度で終わらせ、
この学園の仕組みを
説明する流れになる
僕はそのスライドを動かす役
先生が学園のルールを話していく
その話の内容に沿って
ボタンを押し、スライドを進める
先生「この学園は、個性を大事にします。」
先生「自由なのです」
生徒たちから
わぁぁっと
歓声が上がる
それほど自由でもないくせに
こういう時だけ話を盛る
先生「もちろん、ルールはあります」
そう、この学園のルール
____________________________________
1.ここの学園に通っていることを親戚、 ここの学園の人以外には話さないこと
2.在学生は必ず寮に入ること
3.寮には関係者以外入れないこと
4.自分のランクより上の人には逆らわないこと
____________________________________
これが主なルールだ
ランクとは?
と思ってる人も多いだろう
この学園にはランクがある
そのランクは
学力、運動、芸術……
学園の中での成績により
わけられる
上から
TS
S
A
B
C
そしてD
この6つがある
僕はTS
生徒の中でも指の数しかいないと言われてるTSメンバーの1人
そのランクでクラス分けがされている訳では無いので
誰がどのランクかは本人に聞くのがいちばん早い
が、僕は生徒会長なので
全校生徒のランクをすぐに調べることが出来る
ちなみに変更することも可能
主にランクが変化するのは
学力は定期テスト
運動は大会
芸術はコンテスト
で決まる
もちろん、日頃の授業や生活態度でも変わらない訳では無いが、
それなりの努力が必要
そしてこのランク
もう入学する時から6つに分けられている
入試の点数でほとんど決定され
そこから、推薦とかトップクラスとかでランク分けされる
まぁ、この辺はほかの学校とあまり変わらない
いや、ランク分けがある時点でこの学園は特殊だとなるか、、
ちなみに先生達にもランクがあるらしい
生徒よりはもちろん立場は上なので
僕はみんなTSだと思ってたけど
先生達のランクはまた別にあるみたい
その辺の仕組みは知らないが
先生たちの様子を見ておけば
上下関係ぐらいは予想が着く
黄「ほんとに不思議すぎる、」ボソッ
体育館での入学式が終わったあと
今から普通に授業があるので
教室に向かう
ガラッ
赤「あっ!黄ちゃん!」
赤「おはよぉ〜」ニコッ
この子は有吉赤(ありよしりいぬ)
この学園に入った時に
同じクラスになり、
そこから深い友情関係を作ることのできた
数少ない友人の1人
赤のランクはS
それなりに勉強ができ、成績がいい
そして、性格の良さ
生徒はもちろん、
先生にも好かれている
モブ美「あ、赤くんっ……/」
赤「ん?どしたー?」
モブ美「あのっ、今日放課後!」
どうせ告白だろう
性格がいいだけじゃない
赤はイケメン
犬耳が付いていて愛着が湧くし
(犬耳は触れないであげます)
目がぱっちりしててきゅるきゅるしてる
その目の色はオッドアイ
黄色と紫が赤い髪で輝かせる
赤い髪もサラサラで
派手にしすぎない黒メッシュで
イケメンさを増す
もうとにかくイケメン
でもどこか可愛いと評判で
学年を超えてたくさんの人が恋に落ちる
まぁ、モテるのも分からなくはない
でも、赤には彼氏がいるので
告白を受けには行くけど
毎回告白の答えはノー
付き合ってることは公表しないらしい
赤「恥ずかしいじゃん、?/」
と言った
そんなとこも可愛いと思う
黄「おかえり、告白ですか?」
赤「多分ね、」
黄「ほんとモテますよね」
赤「でも俺もう彼氏いるもん」
赤「黄ちゃんも彼氏作ったらいーのに」
黄「僕は結構です」
赤「えぇー!黄ちゃん可愛いじゃん!」
黄「可愛くなんかないですから」
赤「つんでれさんだなぁ、」
赤の方が断然可愛い
そう言ったら赤の彼氏にキレられるので
絶対に言わない
赤「入学式どーだった?」
黄「毎年同じですよ、変わりません」
赤「あははw黄ちゃんも大変だねぇw」
先生「授業始めるぞー」
赤「あ、またね黄ちゃん」
黄「うん、」
授業が終わり
お昼休み
赤が
赤「一緒お昼食べよ!!」
と言ってきたので
学園内のコンビニに行き、お昼を買って
噴水のある広場に行き
ベンチに座って昼ごはんを食べることにした
赤「ほんと、学園内広すぎ」
赤「今でも、迷う時あるもんw」
確かに、広すぎる
ほんとにひとつの街みたい
スーパー、コンビニ、病院、美容院、
交番などなど、
生活に必要な物はこの学園の中で揃えられるし、
学園外に出る事なんて滅多にない
あまり、豪華な生活でもないけど
続く
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