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嵐、、、!? 何が起こるんだーワク(ง ˙˘˙ )วワク
どんな嵐がくるか楽しみにしててください🤣
やっぱり来るのね〜嵐…。
前の3.4.5は一続きだったので一気に書いてしまいました。
今回からまた現在に戻ります。
元貴とのこの関係もそろそろ2年が過ぎ、フェーズ2が始まってからも続いている。
最近は元貴や俺たちの変化も世間的にずいぶん受け入れられ、元貴も自分の内面をさらけ出せるようになり全てにおいて順調で、元貴のおかしくなる頻度はかなり減っていた。
それにともなってか俺たちの関係も少しずつ変化していた。
「ねぇ、涼ちゃん。どう?気持ちいいでしょ?」
元貴は俺の前を触りながら後ろも執拗に攻めてくる。
「あっあっ、もうやめ…」
「だめ〜。今日は涼ちゃんを思いっきり喜ばせる日なの」
そう言ってクスクス笑う元貴はとても楽しそうだ。
初めは元貴が闇落ちしないための『作業』だったはずの行為は、いつの間にかなんでもない時でも身体を合わせるものに変わっていた。
「いつも俺がお世話になってるから、今日は恩返しするんだ」
そう言いながら手を止める事なく思いっきり酸欠になりそうなキスをしてくる。俺は頭がクラクラして何も考えられなくなってだんだんと快感だけを追い始めた。
「元貴…もう、入れて…」
「ダメ。涼ちゃんはまだまだ気持ちよくならなくちゃ」
元貴は後ろに入れた指を激しく出し入れしてどんどん追い詰めてくる。
「あっ、あっ!もう…だめ」
俺がビクビクと痙攣しながらいってしまうと、元貴はその滑りを利用してさらに前を刺激し始める。そこに元貴のものが挿入され、俺はもう喘ぐ事しかできなくなっていた。
「涼ちゃん。かわいいね」
そう耳元で囁く声も、もう俺の耳には届いていなかった…。
「もう!元貴やり過ぎ!」
俺はベッドに力無く転がりながら元貴に文句を言う。
「えっ?だって今日は『涼ちゃんサービスデー』だったんだから」
「だからそんなのいらないっていつも言ってるでしょ」
大きなため息をつく。元貴はいつも自分の都合でやらせてもらっているからとたまにこういう事をしてくる。
「でも、涼ちゃんも気持ちよかったでしょ?」
「そりゃあ、まぁ…」
思い出して少し顔が赤くなるのがわかった。
「でも!それより絶対に元貴が面白がってるんじゃない!」
元貴はお腹を抱えて爆笑している。
最近、元貴の精神が落ち着いているのがわかる。
フェーズ2再開後の活動も順調で、問題といえばあまりに人気が大きくなり過ぎて仕事のスケジュールが大変な事になっているくらい。
もちろんスケジュールの大半は元貴にかかっていて、新曲の作成やMVのコンセプト決めなどが立て込むと毎回倒れるんじゃないかと心配になってしまう。
元貴の不眠症は続いている。でも、一時のような『闇落ち』のような症状はほとんどなくなっていた。
『元貴が精神的に落ち着いて寝られるようになるまで』という条件で始まった2人の関係。
今、何も知らない他人が俺たちを見れば恋人同士に見えるのかもしれない。確かに俺自身も半分そんな感覚になりつつある。でも実際は付き合っているわけでもないし、好きだと言われた事もない。
元貴は一体どういうつもりでこの関係を続けているのだろう?
俺としてはいつまでも何も言ってくれない元貴に焦れている状況に近い。俺は元貴を受け入れているのだから、言葉や約束くらいは元貴からもらいたいと思う。
でも、元貴は何も言葉にしない。
だんだんと落ち着いていく元貴…。幸せだけど、どこか歪で不安定な今の関係。嵐が来ればすぐにでも壊れてしまいそうで不安だった。
微妙な関係に不安になる涼ちゃん。
もちろんこの後嵐がやってきます。我ながらベタだね🤣