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花梨
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車を公園の前に停めて風見は時計を見た。
「早く来てしまったな」
「あ」
夜の公園の明かりがぼんやりしていてなんとなく怖く、名前は身を縮めた。
「…降谷さんに会うのは初めてだったか」
名前はこくりと頷くが、ちょっと嬉しそうにする。
「お仕事頑張りました」
「…」
風見はそれを横目で見る。
「そうだな。よくやった」
ふっ、と彼はハンドルに寄りかかるので、名前は恥ずかしくなる。
そういえばふたりきり。
しん、となる車内で急に意識してしまい、名前も時計を見た。
「へっ!」
急に風見にサイドバーを押し倒され、名前はぎょっとしたままからだをバウンスさせる。
なに!?どういうこと……!
目をぱちくりしながら、上にいる風見を見る。
「かっ…」
そのまま風見が目を閉じたので名前は慌てて手を口に伸ばす。
「ぶ…」
「か、かかか風見刑事!?どうしたんですかっ!」
「…どうせ降谷さんの目的も一緒だ。先に…」
「意味わかんないぃい…」
名前は左右に揺れるが逃げ場がない。
「きみの仕事だ」
「ふぇ!」
ばっ、と腕をとられ名前は首を振る。
「お仕事…頑張ったんだろ?」
にやり。とした憧れの先輩に名前は真っ赤になる。
「待っ…風見け……!」
今度は口づけられてしまい、目を見開けば風見も開く。恥ずかしくてぎゅうとつむれば、胸元をまさぐられからだを固める。
「…生娘じゃないだろ」
「っそ、そういうことじゃありませ…やあっ!」
「見ているよりわりとあるな…」
「!?」
見てたの?!と名前は眺める風見をあり得ないと見直す。
「だ、だめだめっ…」
ファスナーを下ろす風見に名前は泣きそうになる。
「ひゃああ…」
「ほら」
名前は顔をそらすが、ぱちん!と下着を引っ張られてぎょっとする。
ずるり、とそのまま下着の下から入ってきた風見に真っ赤で口を唖然と開ける。
こ、こんなエッチなことなんでわたしに…!
「うやぁっ…」
ギィ、と車が動く。
「かざ、だめっ!誰かに見られ…あぁっ!」
「見るやつはひとりしかいない」
「!?」
ココン、と窓がノックされて名前は飛び上がった。
きょとんとする人が、やがてにっこり笑う。名前の息は止まった。
「は…」
「風見…泣かせるなよ」
「そっくりそのまま返します」
ガチャン、と後部座席に入ってきたその人物は、首をかしげて笑う。
「こんばんは。降谷さんです」
「!?」
「きみが名前ちゃんかぁ…ふふふ…頑張ったねぇ…いいこいいこ」
「や…!」
名前は頭を撫でられて風見にしがみついた。
「あれ?付き合ってたっけ?」
そうじゃないよ!と名前は涙目で後ろを振り向く。
「こっちおいで」
「名前」
「ふぇ…」
ずるりと後ろに引っ張られて後部座席に追い込まれる。
足元にいるふたりの男に、名前はからだを縮めた。
「だ、だめ…」
首を振ってポロポロ泣いてしまう。
「あーあー大丈夫大丈夫…」
ふわ、と降谷に抱き締められもう意味がわからない。
「っす…好きじゃないのにこんな…」
「好きだよ」
【お仕事】一生懸命な子は……。
「付き合ってもないのにっ」
「彼氏いたのか?」
風見に横から覗かれ首を激しく振る。が。
そういう問題じゃない!襲われてる!名前はまたからだを下げたがもう逃げられない。
「たしかに可虐心煽られるなぁ、風見。よく今まで手ぇ出さなかったじゃないか…」
「あなたが好きそうだと思ったので」
ちら、と風見は降谷を見る。
「公安部ってね」
と降谷が目の前にくる。
この人がゼロ?わたしたちの司令塔?若い…名前には風見と同い年くらいに見えた。
「いろーんな事件扱うだろ?【そういう】協力者もいるんだけども…信用にかけるから、内部からもう作りたいんだよね…どこから情報漏れるかわかんないし。しかも」
ふふ、と降谷は指をたてた。
「僕の好みで」
「ふぁ」
変な声が出てしまい、名前は胸元を隠した。
「一発合格。ふふ…ありがと風見…」
「そうですか…」
では。と頭を下げるので名前はまたぎょっとする。
「いやっ!」
ば!と出て行こうとする風見を掴んでしまう。
振り返った風見に首を振る。今会ったばかりの知らない男とふたりきりにされるのは単純に怖い。
だったら……と名前はさらに目を潤ます。
「あれ。嫉妬しちゃうなぁ…好きなの?」
降谷に顎をあげられ、名前はまたびくりとする。
「す、きなんて失礼なこ…と…せんぱ、いです……」
「さっきめちゃくちゃおっぱい犯されてたのに?」
「それは…」
かああ、と名前は困ったように風見を見る。
「きみがいいなら…」
「よくないですっ!?」
名前はさらに首を振る。これじゃ…
「仕方ないなー。嫌われたくないし」
「なら優しく」
風見が上着を脱ぐと降谷も同じようにする。
いろんなにおいがして、名前は意味もまだ捉えられずくらくらしてきた。
「うぁあ…」
「怖くない怖くない」
ちゅっ。と額にキスされ名前はびくりとする。
「えー?」
と風見のそれを見て降谷は困ったようにいう。
「我慢できる?」
「…」
「しぇんぱ…」
ずる、と後部座席に寝かされ、風見は後ろに下がる。する…と自分で手を動かしだすので名前はまた赤くなってぎゅっと目を閉じた。
「ちょっと我慢ねーふふっ」
「あっ降谷さ…っ」
「いーにおい」
すう、とにおいを嗅ぐしぐさをして降谷はちゅっ。と唇にキスした。
「ねぇ…なんで刑事になったの?ん?」
「ふぁ!あ」
胸を揉みしだかれ、にっこり笑われる。
「!…!」
足元にいる風見がパンツに手をかける。
「エロい胸してんなあ…つん、て」
「答えろ」
と風見に言われ名前は一気にいう。
「困ってる人の正義の味方でいたかったからあっ…!だからっ…」
「えらーい」
ふふっ、とまた笑う降谷に、名前はようやく彼をよく見た。ずいぶん日本人離れした外見をしていると。
本当にこの人……
「大丈夫だよ。本物だからね」
じゃないとこんなことできないでしょ…
と囁かれてぞっとした。たしかに本物ならいくらここで騒いでも結局揉み消されては……。
「ああっ」
ギシ、とまた車が鳴る。れろれろたっぷり唾液を含んだ舌で首から全部舐められる。濡れたみたいに月明かりに光っていた。
「ふぅぅ…」
「はっ…」
と風見が口を開けるので名前はぐす、とまた視線を向けた。
「あ、せんぱ…」
「エロいね、先輩って呼ばれるの」
「えぇ」
気に入っていますよ…とにや、とされ名前はまた首を振った。
「ああ!」
名前はのけぞる。目の前の降谷がそれを満足そうに見下ろしている。
足の間に、あそこに感じた生暖かい厚い舌に……どんどんからだがひくひくと震えていく。
「風見ばっかり感じてないで…」
「はぁあ…」
降谷がファスナーをおろして握らせる。
「こっち」
「んっ…!」
名前は顔をくしゃくしゃにする。
「うん…どっちが先がいい?僕と風見」
「そんな!」
名前はまた激しく首を振る。
「おっきいのが好き?それとも速くイキたいのかな?」
ん?とにっこりされて名前は涙を拭われる。
「え、えらべな…そんな…っ」
「それじゃああげられないでしょ?」
「…!」
降谷が口に突っ込んでくる。胸を寄せては、擦るように。
「…先輩がいいかな?優しいし。怖くないでしょ?」
「ふぅうんっ、んんんー!」
手をばたばたさせると、きゅっ。と両手を降谷に握られる。
あの笑みで、彼はまた首をかしげた。
「…いいんですか」
「いいよ、ね。名前ちゃん」
「…!…!!」
降谷がいるので名前には風見が見えない。ぬる、と当たった先端にぎゅっと目を閉じた。
「やぁああっ…せんぱ…いっ!かざ…」
「あぁ、はあっ…」
「きつい?足首細いから」
「狭い…」
「ふふっ…」
降谷がまた目の前に顔を持ってくる。
「いいなぁ…気持ちいい?気持ちいいでしょ…」
「いやあっ!おっき…ああっ!」
ずるずると容赦なく動かれて名前はふわ、とからだが浮く感覚になる。
「ほら、僕も忘れないの」
「や、あ、あああ…」
ぼう、としながら降谷のそれを両手で擦りあげていた。
「あぁ、イク…」
「らめ…っ!かざみけ…中にだしちゃああ…!」
ふふっ…と降谷はまた前髪揺らす。
びくっ、と名前が1度震える。やがてかくかく震えだしながらまた涙しだす。
「っふ…う……うん…」
「大丈夫?」
と降谷にぱちくりされ、あり得ない…と見上げた。
肩で息する風見が前に来ると、はむ、といった感じでキスしてくる。
「せんぱぁ…」
「(あと少し)」
頭を撫でられて耳打ちされ、名前は降谷を見る。
下に下がる降谷になにされるかなんて明らかだったが名前はもうなにも反応しなかった。膝を持たれるが、うん?と首をかしげて降谷は名前をひっくり返す。
「いくよ」
「ーー!」
ぬう、と入ってきた降谷に名前はまた涙が浮かぶ。
角度が……よくなくて。ちょっと痛かった。お尻側じゃなくて、風見みたいにお腹側がいい……。
「痛いか?」
風見に言われて上下されながら目をそらす、と。
「あーたしかにきついなぁ…若いっていいねぇ…ふふっ気持ち」
「ふぁあ」
風見に胸を舐められて名前はじわりとなかが潤ったのを感じる。
「んやっ…あ!ふるっ…ゼロ!」
「うわ。なんかすごいいけないことしてる気分…もっと言って」
動きが速くなり、名前はぐちゃぐちゃで顔をあげた。
「んやぁぁあ……ゼロ……ゼロおっ……」
「やべ」
ぐいと腕を引き、降谷はさらに笑った。黙って揺れる胸を揉みしだく風見が、ちらと名前を見る。
ああ、もうたぶん。
「あぁ、ほしい?僕がほしい?名前…」
「あ、ほし…ほしいぃい!あぁあ…」
車内が蒸せかえるほどのセックスの熱で曇る。
どさり、と真っ赤な名前が倒れこむと、ぶるりと降谷も震えた。
「はいアイス」
名前は頬を膨らませたままふんと降谷から顔をそらす。
コンビニから出てきた風見もアイス片手に突っ立っていた。
「食べさそうか?」
「いりませんっ!」
名前はぶわっと降谷を見上げる。
「き、君にしかできないって言うから…お仕事頑張ったからゼロに会えるって思ったのにっ…ひどい」
「風見」
泣きそうな名前に降谷。
「ピンチのときにわたしに投げないでください」
「言っておくけどね、名前刑事。僕に会える刑事はなかなかいないんだよ?その相手は最高の権力だからね?」
「風見刑事が女の人じゃなかったからですよね!」
「当たった」
と風見はアイスの棒を見る。
「まぁまぁ」
降谷はアイスふたつめを食べ出す。
「名字…たしかにゼロに会えるやつは早々いないし、彼も人間だからきみを選んだのは適当じゃない」
「だからって車内で!先輩まで!?どうしてくれるんですか!?」
名前はわなわなする。
「お、襲われたんですけど!?」
「これからも襲うよ」
「はあ!」
降谷は口元のチョコを舐める。
「だって僕を誰だと?」
「っ」
「風見先輩はまぁ…」
「呼べ」
と見られ、名前は真っ赤になった。
「~~スケベ!!ろくでなしっ!…ハゼ!!」
「「ハゼ?」」
「ハゲは失礼だと思いました!」
降谷は吹き出す。風見も笑いたそうにした。
「次は車じゃなくて部内かな?」
「…手配します」
「ダメえ!」
と風見にしがみつく名前には、これから始まる奇妙な3人の関係性を、知る由もなく……。