王様くんと眼鏡くんの素直になれない恋。

「月島っ！」

月島に上げた高めのトス。

月島は難無くスパイクしてくれた。

「よしっ」

「ナイス、月島、影山！」

「うっす…」

今日はとある高校と練習試合をしている。

月島、もっと喜んだらいいのに。

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俺は最近月島のことが気になっている。

いや、気になるというか…よく見てしまうというか…

頭もいいし、センスもあるし、

それに、試合だとブロックが超カッコいい。

でも俺に対して煽ってくるのがムカつく。

煽らると思わず変な態度をとってしまう。

いつも王様、王様ってさ、ほんとなんなんだよ、月島ボケッ！

ほんとは…普通に喋りたいのに…

他のメンバーだと喋れるのに（日向は別）

なんなんだろ…この気持ちは

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「「「「ありがとうございましたーっ」」」」

練習試合は無事烏野の勝利。

「つ、月島」

「何、王様」

「今日のトスどうだったか？」

「あんなの高すぎ、すぐ疲れちゃったじゃん」

「でも、普通に打ってた気がするし…」

「王様にはそう見えただけでしょ？」

「それはあくまで王様の感想でしょ？」

「このっ少しはトスあげる方の気持ちも考えろよっ月島ゴラァッ！」

「おいおい、落ち着けって影山」

「そ、そうだよ、ツッキーも！」

あーあ、また噛み合わなくなった。

ほんとは…打ちやすかった。

でも…いつもの癖で煽り口調になってしまった…言えなかった。

ほんとはもっと普通に喋りたい。

僕は…王様…影山、のことが好きなんだと思う。

あの完璧なセットアップ。

いつでも完璧なトス。

でも少し煽るとムキになっちゃうところ。

全部が好きなんだ。

多分影山は俺に対しては1ミリも感情が無いと思うけどね。

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僕が影山に対して感情を抱き始めたのは、もう出会った時くらいからだ。

一目惚れ…的な。

顔もスタイルもほんとカッコいいなと思った。

それにら少し煽ったら すぐムキになっちゃって、可愛いな、と思った。

でも他のチームメイトみたいに仲はあまり深まらないまま。

僕だけが影山のことを未だに「王様」と呼んでいる。

多分影山も嫌がってる。

影山って呼びたい…

もっと話せたら…

とか思うけど行動にはなかなか起こせなかった。

僕のの気持ちなんか知ったら絶対に嫌われるだろうな。

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「王様くんと眼鏡くん素直になれないの恋物語」

ついこの間、「王様と眼鏡の恋」という題名で書いていたんですが…

直したい箇所や、変えたい部分があったので、新しく連載を始めました！

何卒よろしくお願いしますっ🙏

♡＆コメントよろしくねー！