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灯月が氷華に使っている再眠剤は 氷華に耐性がつかないよう、使う度強いものになっているようです。
「おーい!凛冷!着替え終わったゾ!」
「あ、!こら!ぼたんはちゃんとしめなさい!」
「もー、凛冷はうるさいな、、」
「それで!敵はドコだ?」
「あ、、、、ごめん、、片付けちゃった、」
「えー!蘭冷もお片付けしたカッタ!」
「だ、ダメだよ!蘭冷にこんなごみの片付けなんて!」
「そう言っていっつもさせてくれないヨ!」
「凛冷にばっかなにかを背負わすのはもういやなんだヨ、、」
「、!」
「ごめん、ごめんね、蘭冷」
そう言って2人は血溜まりの上で咲く1輪の
水仙のように凛冷は蘭冷を強く抱きしめた。
「早く早く!○○!」
「ま、待ってよ〜!」
「あら、そんなに走ると転ぶわよ?」
「「お母様!」」
「え〜、お父様もいるんだけどな、、」
「「お父様!」」
「あなた、、!」
「お前と子供達だけは先に逃げろ、、!」
「でも、、!」
「いいから早く、!」
「お父様、、!」
「あなた達だけでもにげるのよ、、」
「嫌だ、、!嫌だよお母様!」
「お母様は、、、いつでも、、、貴方達の
そば、、、に、、、」
「お母様、、、!!」
「、、?」
「おや、お目覚めですか?」
「!」
そうだ!僕は眠らされて!
「んぐっ!?」
氷華の口に零雲が人差し指を置いた」
「あまり騒がれるとよろしくないので」
「ん”ー!がぶっ」
「!痛っ」
氷華が零雲の手にかぶりついた。
「軽々しく触るなっ!」
「痛いなぁ、、悪い子にはおしおきしなきゃ」
(お仕置、、、もう灯月さまに催眠剤打たれたりしてるからもうなんか、、うん、、
慣れたな、、)
ドコッ
「?!」
零雲の拳が氷華の頬に飛んできた。
「氷華様?貴方が記憶喪失なのはご存知で?」
「は?、僕が記憶喪失、、?戯言もいい加減にしろ!」
「じゃあ、氷華様?貴方が灯月に拾われる前の記憶はあるのですか?」
「それはっ、、、!」
確かに、僕 には 灯月様に拾われる前の記憶はない。
だからといって記憶喪失なのか、、?
分からない、、分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない!!!
「嗚呼、氷華様、、、♡そんなに過呼吸になっては体調を崩しかねますよ?」
「ちゃぁんと呼吸をしてください?」
「ほら、ふぅー、ふぅー」
「ひゅー、ひゅー、、」
「ゴホッゴホッ、カハッ、、!」
「ゔぇぇ、、」
氷華の嘔吐したものが氷のように冷たいコンクリートの床にボタボタと落ちた。
「あぁ!氷華様、吐いちゃったのですか?」
「大丈夫ですよ。何も恥ずかしいことではありません。ほら、この部屋なにか思い出しませんか?」
「そ、、そん”なの、、わがんなっ、、」
「ほら、目を閉じて、脳に体を任せて」
零雲が手をかざすと氷華は目を閉じてしまった。
「すぐ眠りますね。まぁ、そんなところも可愛いんですけど♡」
バンッ
「?!」
「あ!氷華こんなとこにイタ!」
「氷華さーん?サボりはダメですよ?」
「誰だ?貴様ら?」
「すみません💦貴方のような人に名乗る名はなくて💦」
「ねぇねぇ、凛冷!このお片付け私がヤッテもいい?」
「うん。さっきは独り占めしちゃったしね」
「よーし!蘭冷ガンバる!」
(こんな小娘にワタクシがやられるなど有り得ません。峰打ちして氷華様を連れて撤退しましょう。)
バゴッ
「カハッ」
その瞬間、零雲はコンクリートの壁に吹き飛ばされた。
「な、何が起きた、、!何をした!」
「ゴメンね!凛冷にこの技教えたらメッて言われてるの!」
(予想外だ!氷華様を連れて早く逃げよう!)
「!?」
「お探し物はこれですか?」
「お前、、、、!」
「氷華様に軽々しく触れるな、!早く返せ!」
「蘭冷、!!交代して、、この人重い、、」
「あいよ!」
「氷華、やっぱもっとたべたほうがヨカッタんじゃないカ?」
「まて、!」
「待てって言われて待つ主義じゃないので、
それでは。」
「再见 (さようなら)」
「、、?」
目を覚ますと見慣れた天井が見えた。
まだ頭がぼーっとして何があったのか覚えてはいないがこの天井を見れたことへの安心感だけが氷華の冷静さへ繋がった。
「あー!氷華おきタよ!」
「氷華さん、、、!大丈夫で」
「氷華ぁ〜!!!!」
「うるさ、」
「大丈夫だった?怪我は?体調は?」
「灯月様、、??💢」
「スミマセン」
「おぉ〜起きたね〜」
「葉火さん!」
「葉火さんだよー!」
さっきまでの静寂が嘘のようにすぐ失われた
「うるさいです!灯月様!」
「氷華ぁ〜氷華が喋った〜」
「クララが立ったみたいに言わないでください」
「ははっ、」
この騒がしさが1番落ち着く