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〘 瑞 視 点 〙
目が覚めて、
よおわからんけど、泣きたかった。
涙だけ先にでてきて、
悲しいか苦しいかなんて考えられんかった。
こえくんがいつも来てくれて、なんかゆ−てるけど、わからんくて。
とにかく泣きたかった。
れるにもなんでかわからへん。
れるには〝じへいしょう〟あるんやて。
ゆうくんとかこえくんがな、話してくれてん。
しばらくしたらまた目が覚める。
少し寝てたのかもしれん。
でもつぎは泣きたいとかやない。
なんとなく、寂しいきがした。
こえくんもゆうくんもこったんもくにおも、み~んなおるんに、
なんでやろなぁ…？
うと〃しとったら、ドアが開いて、こったんが顔だしとった。
藐 ⌒ れ る ち ~ ？
起こしに来てくたんかな。
瑞 ⌒ … ぉ 、 ぁ よ ｯ
藐 ⌒ お は よ
藐 ⌒ リ ビ ン グ 来 れ る ？
瑞 ⌒ … ？
言葉は聞こえるんに、なんもわからへんくて
こったん待たせよることはわかって。
どうすればええかわからんくて、
ぐる〃する。
瑞 ⌒ っ …
翠 ⌒ … こ っ た ん な に し て る の
藐 ⌒ ぁ 、 ゆ う く ん …
ゆうくんも来て、
でもれるなんもいえへんくて…
瑞 ⌒ ぅ ぁ゙ ~ ｯ
藐 ⌒ ぇ ぁ 、 れ る ち ｯ ！ ？
頭ぐるぐるして
しんぞうが、きゅ−ってして
『 た す け て 』
っていっぱい思うんに、なんも話せへんくて。
翠 ⌒ れ る ち ~ ？
翠 ⌒ 大 丈 夫 だ よ ~ … ？
瑞 ⌒ ぅ ぅ゙ ~ ｯ
藐 ⌒ … ぇ と 、 …
翠 ⌒ … こ っ た ん は 下 で ご 飯 食 べ て て ？
藐 ⌒ ぁ 、 う ん …
ゆうくんは、すこし余裕がなさそうで
こったんは、かなしそうにみえた。
れるのせいかな……？
れるがわからへんからなんかな…？
れるがないたから…？
どうしよ、れるがわるいんかな…？
たくさん言葉はでてくるんに、口からでるんは泣き声だけ。
しばらく時間たってから、ゆうくんが口を開く。
翠 ⌒ 今 日 は 、 学 校 、 お や す み
瑞 ⌒ き ょ 、 ぁ 、 … …
翠 ⌒ ゆ う さ ん と 、 一 緒
瑞 ⌒ い っ … し ょ 、 ！
翠 ⌒ そ う ！
瑞 ⌒ ぉ ぇ や 、 ！
翠 ⌒ う ん 、 お 部 屋 に い て ね
涙のあとがほっぺにひやっと残っとるけど、胸の中はあたたかかった。
優しく笑って頭を撫でてくれるゆうくんが、あったかくて、すき。
