たまに判らなくなる
何が正しいのか
何が可笑しいのか
木の隙間から見える
ペンキみたいに真っ黒な空を見てみたんだよ
手を伸ばしても
叫んでも
包み込むように黒かった
俺はそんな「黒」が羨ましくなった
嫌なことがあっても全てを包む所に
良いことは星と成り空に散りばめられる所に
目を閉じた
完全な「黒」じゃなかった
正しくなれない
正しくなりたくない
嫌いになって欲しくない
嫌われるのが怖い
でも嫌われてしまう
やっと掴んだと思えばスルリと抜ける
鏡の中、私は自分が嫌いだと初めて知った
正しくないって知ってる
でも今更戻れない
水底目指す
水面に散る
雨を見た
神は泣いているのだろうか
手を伸ばしたらフッと消えてしまうように
儚い願いが散って
結局、何が正しいのか
コメント
5件
正しさとは武器であり自分の道だ。 守る事は出来ないが、自分の道を示し、道の途中に有る障害を断ち切る事が出来る。 同時に、正しさとは自分と他人の区別の1つだ。
もしかしたら、この世も正しくて正しくないのかも