冷たくなったAzureの死体を優しく抱きしめる。
短刀は深く刺さっていて、血が溢れていた。
「ごめんなさい」
涙が頬をつたったが、すぐに笑みがこぼれてしまう。
彼が刺された時の苦しそうな顔。
ずっと信じてた恋人に裏切られて、すごく辛いよね。絶望したよね。
「ふふ……」
もっと見たかった。彼の顔を。
(もっとぐちゃぐちゃにしてあげたかったな)
泣いて吐いて叫んで怒って……
彼の色んな顔が見たかった。
スポーンのためだった。この行動は。
でも、彼の死んだ姿を見たかったためでもある。
「Azure、大好きだよ」
返答はない。彼は死んでいるから。
「ははっ…死んじゃった…はは」
真っ赤な血が手を濡らす。
血腥い。でもそれが心地よくて。
「可哀想で可愛いAzure……」
キスをして服を脱がせる。
白くて綺麗な体が露になる。
生前は何度も行為を重ねたが、興奮したのは最初だけだった。
指をいれると、死んでから少ししか経ってないからまだ体が機能してるのか段々と濡れてきた。
ある程度慣らしたあと、自分のものをゆっくりと挿れる。
Azureはいつも優しく突いてくれていた、それが嫌だった。
僕は激しく彼の奥を突いてあげた。
彼が生きていたなら、今頃たくさん喘いで絶頂してるのだろうか。
死んでいる彼には何をしても許される。
精液を中に出して、彼の首を絞めながらまた腰を振る。
昔に1度だけ。喧嘩をした時に首を絞めたことがある。
我を失っていて気づいた時には彼は泣きじゃくってひたすら謝っていた。
首は赤い跡が残っていて、数日は消えなかった。
その顔に興奮した。その全てに興奮した。
あの時のことを思い出すと、すぐに絶頂してしまった。
彼が好きだった、苦しむ彼が。
「愛してるよ」
さいごに口付けをして、彼に服を着させた。
僕も服を着て、その場を去った。
「Azure……?」
「TwoTime」
生まれ変わった彼を見ると吐き気がした。
なんで?彼は死んだはずなのに。
あんなに苦しんでくれたのに。
(でも……また見れるかもしれない)
「おねがい、Azure」
彼の両手を握る。
「僕に殺されて欲しい、泣いて吐いて壊れて戻れなくなるぐらい苦しんで欲しい」
彼の顔が歪む。
彼から生えた触手に触れる、短刀で切りつけると意外にも簡単に切り落とせた。
触手にも痛覚はあるのか、彼は痛そうにして僕を突き飛ばした。
切れた触手から血が滴り落ちて、彼も辛そうに俯く。
(その顔が見たかったんだよAzure)
強がっているんだろうけど、本当はもっと痛いんだよね?でも対抗したいんだよね?痛くて辛くて仕方ないのに。
「Azure、もっと顔見せて」
立ち上がって近づこうとすると、触手に攻撃されて床に打ち付けられる。
「気持ち悪い」
見下すような彼の瞳に苛立ちを感じる。
(裏切られて殺されたくせに)
立ち上がって彼の腹部をまた刺した。
食い込む短刀から血が垂れて、思いっきり引き抜くと彼の苦しそうな声が聞こえた。
「楽にしてあげるね」
彼に馬乗りになる、抵抗する彼を片手で押さえつけて、短刀を振り上げる。
彼の目が見開いて思わず口角が上がる。
グサッと深く刺さる感覚を最後に、彼の意識は途絶えた。
「また会えるといいな」
何度も見たい、彼の苦しむ顔を。
時間は00:00に達成して、意識がフェードアウトする。
遠のく意識の中で彼の顔が浮かんだ。
(愛してるよAzure)
もう届かないけれど、僕は永遠に彼を愛している。
コメント
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もおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!???!!!?????!!!!?(牛?) なんか、そういう、、、やつ!!!!!!!!大好き!! 今日の栄養…ありがとうございますうひああはあはあはああは
最高すぎて泣いた