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目の前にいる、大人しそうな青年にそう言い放つ。
今日はなんだかむしゃくしゃしていて、普段より被害を出せなかったからか、気づいたらヒーローにそんな言葉を投げかけていた。
目の前のヒーロー ヒスイはそんな俺の言葉なんて無視してヅカヅカと進んでくる。
嗚呼、なんなんだ。止まれ。阿呆。ぶわっ、と“何かを”思い出したかのように身の毛がよだつ。
来るな、馬鹿止まれ!バレるだろ阿呆!と、心の中でヒスイに抗議していたが、俺は呆気なく抱きしめられた。
「はぁぁ…無理、可愛すぎる。昨日抱き潰したことまだ怒ってんの?可愛い。可愛いね。キスしたいなぁ…。 」
そんなことをくすくすと笑みを零しながら言われる。そんな腹立つ顔面に1発拳を入れたいくらいだが、そんな願いも虚しく俺の身体は昨日の事情を思い出したかのように熱くなった。
あー、俺の阿呆!外だぞ、しかも今は活動中。こんな真昼間にこいつと卑猥なことは!!!と頭は警報をぶぉんぶぉんと鳴らしている。そんな警報が鳴りまくってるお陰か、理性は簡単に溶かされることなく、ただ顔を赤くさせ抱きしめられているままだった。
「昨日の夜も可愛かったけど、こんな風に怒ってるのも可愛いよ。んー、早く帰りたいね♡ 今日は沢山焦らっ」
ドスッっと、面だけは良い顔に右手で作った拳で殴った。いや、正確には殴ったが受けられたようで、でれっでれとした笑顔を向けながらオ俺を瞬時に抑え込んだ。
「ありがとうヒーロー!悪いヤツをやっつけてくれて!!」
そんな子供の声が聞こえる。嗚呼、純粋無垢でこんな世界の汚さなんて知らないんだろうな、と思いながら俺は大人しく“正義のヒーロー”に拘束されている。
そして、当の本人は俺の拘束されている姿にとてつもなく興奮しているようでいつもの時に向ける捕食者の瞳を俺に向けていた。
まあそんな瞳を向けられて、少しだけ今日の夜も期待してしまう俺は中々の被虐体質なんだろう。と俺は拘束された状態で同じように興奮していた。
「ご飯美味しかったね、次お風呂入ろーか。」ふふ、と笑みを零しながら食器を洗い終わった俺の頬を撫でる。男にしては綺麗で細い手が俺の頬をすりすり、と撫でる度に口からんっ、と期待を込めた声が漏れる。
昼間は、ヒーローとヴィランな俺たちの関係だけども、今はただの恋人同士。外では好きだのなんだの言えない(ヒーローとヴィランじゃなくても恥ずかしくて無理)だが、今は違う。俺らの愛の巣ではたっっっくさんヒスイ___日彩(ひいろ)に甘えることが出来る。
いつの間にか頬を撫でられているだけではなく、バックハグの形になっていた。
「な、ぁ…一緒入ろ。」
恥ずかしそうにぶっきらぼうに一緒に風呂に入ろう、と提案する。どうせこの後スるのだ。それだったら風呂の時間も甘えていたい。と思いながら日彩の手に軽いリップ音を落とす。本音を言えば、もうこのままシたいくらい俺は期待していた。
「んふふ、いーよ。一緒に入ろ?」
すり、と頭を撫でられる。こうなってしまったら俺はもう、此奴専用の恋人になってしまうのだ。
「ぁッ♡あほ、ちゃんと洗えって!」
乳輪の周りを泡立てたボディーソープをつけた指でくるくると触られる。もどかしい気持ちに早く弄って欲しいと自分の乳首が主張しだす。
自分で触れば、なんて思うやつもいるだろうが、俺は腕を抑え込まれてる形でバックハグをされている。だから自分で触ることが出来ないのだ。そんな頭が真っピンクになってきたせいか、自分のモノが勃ちはじめた。
「洗ってるよ〜?ベリルがえっちで、どすけべヴィランなだけだよ♡ 」
ヴィラン名で呼ぶな!!と抗議しそうになるが、それすらも興奮するように躾られた頭では腰を緩く動かすことしか出来ない。
「腰、揺れてる。洗われてるだけなのに気持ちよくなっちゃったの?すけべだね♡」
ちゅっちゅっ、と首にキスを落とされながらこれから起こる快楽に期待する。はやく俺を犯して躾てくれよ、きもちいいの欲しい。と最早バカになった頭でかくかくと腰を動かす。
「ぁ…ほし♡ね、ひいろの欲しい♡」
ケツに当たる俺よりもデカい日彩のモノに自身の秘孔を擦るように腰を動かす。ぁ♡気持ちいいこれ、頭さらにバカになるっ♡
「はは、僕のヴィランはえっちで変態で…今すぐ躾たくなるよっ♡」
「なら…!」
「でも今日はだぁめ♡たぁっくさん焦らして、大和が明日活動中にも犯してください♡って言うくらいまでどろどろにしたいもん♡」
はむ、と耳朶を食われる。そういうことしか考えられない頭では、その僅かなことでさえ快感に変換してしまう。
「ぁっ♡ やだ、犯して♡ ひいろのじゃないとイけないからぁっ♡」
乳輪から臍の下に移動してた手はすりすり、とあるはずのない器官までも焦らすように撫で始める。
「んふふ、犯してって言われると焦らしたくなるなぁ…♡」
くつくつと笑みを零す日彩。そんな日彩に更に密着するように後ろに下がる俺。このままじゃ、本当に活動中に犯されたくなる、となけなしの理性が訴えてきてるが、それはそれで“見られるかも”という興奮があって気持ちいいのではないか?とバカになった頭で考える。
ずりゅ♡ずっ♡と秘孔にバキバキになりつつある日彩のを擦り付けるように腰を動かして、僅かな快感を拾う。
「ん、腰動かすの気持ちいい?♡ご主人様の欲しくて仕方ないって顔してる♡可愛い♡」
可愛いという言葉だけでイきそうになる。日彩の恋人になってから可愛いという言葉だけで気持ちよくなってしまうように躾られた俺は耳元で可愛いを連呼され、軽くイっていた。
「頭ばかになっちゃって可愛い♡ ツンツンしてる大和も可愛いけど、僕でどろどろに変わってる大和も可愛いよ♡可愛い♡ ほら、もっと乱れてもっと可愛い姿見せて?♡大和は僕の小鳥なんだから♡もっと僕のこと考えて?♡」
溢れ出る独占欲にさらに興奮する。日彩に犯されたい♡ 沢山奥に種付けして欲しい♡ 日彩だけの小鳥だからもっと俺を縛って♡
「ぁ、ひいろぉ♡もっとおれのこと…♡」
「ん?あ、可愛い♡より独占欲ぶつけた方がばかになっちゃう?♡」
こくこくと縦に頷く。顔だけ日彩の方を向き、口を大きく開ける。少しだけ余裕のなさそうな日彩の目が細くなり甘くどろどろなディープキスをされる。日彩の唾液美味しい♡好き♡
「本当は大和のこと監禁して僕しか見れないようにしたいし、ヒーローとかヴィランとか考えずに大和のこと独り占めして、もっと僕の大和だって感じたいし、大和の全部欲しいよ。」
ぎゅんっ♡と下腹部が熱くなる。無いはずの器官がきゅん♡きゅん♡と日彩に孕ませられることを期待してるように疼いた。
「…っあ♡ もぅむりっ♡ はやく、ひいろ孕ませて♡ 」
緩々と腰を動かしながら、れぇっ♡と舌を出す。そんな俺を見て、日彩はさっきよりも濃厚なディープキスをしてくる。息が出来なくなりそうなくらい苦しくて甘いキスをされながら、触れられてこなかった乳首を強めにかりかりっ♡と引っ掻かれ、軽くイく。
イったせいか少しだけ離れようと日彩の方を向いていた体を少し後ろに下げようとした。しかし、日彩は逃がさない♡と言わんばかりに頭を抑え、ディープキスを続行してくる
「……んっ、はっ♡ あはは、大和可愛いね♡ 僕に酸欠なりそうなくらいなっがぁいキス♡されてぐちゃぐちゃになったんだ♡ 」
「ぁひ♡ なひましたぁっ♡ ぁっ♡ もっとぐちゃぐちゃにしてほしぃっ♡」
そう言うと日彩は俺を抱き抱えたままシャワーヘッドを掴み、お湯をかけ最早泡も残って居ない体にかけ始めた。
「はぁ…もうちょっと焦らしたかったけど大和がこんなにえっち♡だったら我慢できないよ♡」
濡れた髪の隙間から除く日彩のトパーズのような瞳は完全に捕食者の瞳を俺に向けていた。
今日もまた犯される♡ことに期待してる俺はお姫様抱っこに抱え直された状態で日彩の首筋に口付けを落とした。