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テラーノベル(Teller Novel)
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リクエストありがとうございます!

急に耳が聞こえなくなったらです!

𓂃𓈒𓂂𓏸

起床の時間になると俺はいつもその前に起きる

だからいつも静かだった

だから最初起きた時も何も聞こえなくてちょっと違和感はあったけど気の所為だと思ったのが行けなかったのかもしれない

「ーー…?」

いつもなら聞こえるはずの俺の声が耳には通らなかった

これも気の所為にして片付けて準備した

歯ブラシの音、ドアの音、自然の音も何もかも聞こえない

そこでやっと気づいたんだ

あ、俺耳聞こえてないんだ

この事は皆にはバレないようにしないと思ったんだ

でもよくよく考えたんだが、どうやって会話するのかも分からない

手話としてもバレてしまうしできない

ならばれた方がいいのでは?と思うがそのせいでサッカーできなくなったらどうしてくれんだ

1日も出来ないなんて苦痛でしかないだろ、やりたいプレーが出来ないこの悲しさ…

という訳で隠すことにした

自分で言うのもあれだが成早に言われ気づき適応能力はずば抜けているのでそれは未来の俺に任せよう

今はあの二人をどうするかだ、あの二人とはクソマウント野郎と腰巾着(ゴンバンザメ)のことである

とは言っても口の動きでわかる…訳なくない?ドイツ語だよ?ねぇ純日本人がいきなり他の言語を理解してみ?天才すぎんか?

そんな天才な才能はないので無理である

まぁ?耳が聞こえなくなっても不便はあるかもだけどこれもサッカーに活かしてあらゆる点を見つけられるかもしれないし

ポジティブに捉えるのが人生楽なのだ

「うおっ!」

「ーー!ーーーー?」

なんて言ってるか分からないけど、目の前にいるのは黒名だった

多分口の動きは…大丈夫…か?あってるわかんないけど多分そう

「あ、嗚呼大丈夫だぞ!」

「…ーー…」

ションボリしてるの胸が苦しくなるな…

何言ってるか分からない状態で勘で当てるのはかなり勇気がいることがわかった

…ん?ちょと待て…てことは…ノア様の声が聞こえない…ってことになるのでは?

俺はショックすぎて膝から落ちかけた

「ーーー!?ーーーー…」

んー、…なんて?

「大丈夫だって!あはは…」

やっべぇ、咄嗟に出てしまった

「ーー…ー」

明らかにガッカリしてるよなぁ…ごめんなぁ黒名

食堂も色んな奴らにあってなんとか乗り越えた



「ーーーー、ーーーーー」

ノア様すみません…何も聞こえないです

すみません…

ちゃんと目で見ないと喋られてるのか分からないからムズいな、ホイッスルの音も聞こえないってなると…なぁ

しょうがねぇ、足を滑らせたことにして1歩遅らせる…なんてことはしない

俺はそこまでヤワじゃない、ちゃんと俺にも考えがある

鳴る前には必ずと言うほど皆の表情が堅いのだ

だからその表情で読み取るしかない

「ーーーーーーー、ーーー?」

来ました、クソマウント野郎と腰巾着(ゴンバンザメ)が

なんて言ってるか分かりません、それに言語が違うので尚更分かりません

でも煽られてるのはわかるので1発蹴りを入れてやった

腰巾着(ゴンバンザメ)にはレッドカードを食らったがそんなものへし折ってやったぜ( )

めっちゃ面白い顔してた




試合、後半は適応しきっててなんならほかの音もないため集中力上がったかもしれない

ラッキー

「ーーーー、ーーーー」

黒名だ、多分昼食だと思う

「嗚呼!行こうぜ!」

「ーーー?」

おっと、間違えたらしい

意味がわかりませんと顔に書いてある

「あ、あぁ…えっと…」

「ーーー?、ーーーー」

氷織だ、多分今日ずっと変やで?心配やわァ、だと思う!

「大丈夫だよ!特に変わりは無いし!」

「…ーーー、ーーーーーーー?」

何言ってるかわかんない…

「え?!な、なになに?」

急に目の前が真っ暗になったのだ

多分誰かが俺の目に手を当てたのだろう

何も聞こえない、何も見えない

「ぇ、…ちょっ」

何この恐怖、混乱しきってる頭じゃ何も考えられないし唯一の機能する視覚が塞がれてしまえば残るのは味覚等々…無理ゲーじゃん?

パッと明るくなったと思ったら目の前にはお怒りMAXの氷織&眉毛を八の字に変えた黒名の姿が見えた

2人の状態は兎も角恐怖もなくなって口を開こうとした

「あのさ、っ?!」

𝑶𝑴𝑮…なんとなんとお怒りMAXの氷織さんが俺の腕を掴んでどこかに向かってるではありませんか

「え、ちょっ何?!」

「ーーーー?ーーー」

口が完璧には見えないので何言ってるか分からない

さて、どうする

黒名達は気づいてるんだと思う

このまま連れていかれたら多分お説教ルート…もしくはサッカー禁止ルート行き

それだけは避けたい、どーしてもだ

そんなこと考えてると黒名が肩を叩いてきた

逃がさないという顔だった

俺はいつもなら粘るけど今回は流石に諦めた



この後こっぴどく怒られたのは言うまでもない



この作品はいかがでしたか?

426

コメント

16

ユーザー

耳が聞こえないのにどうやって怒られたのかな?(ただの疑問です)

ユーザー

お久しぶりです〜

ユーザー

神 ✧⁠◝⁠(⁠⁰⁠▿⁠⁰⁠)⁠◜⁠✧✧⁠◝⁠(⁠⁰⁠▿⁠⁰⁠)⁠◜⁠✧✧⁠◝⁠(⁠⁰⁠▿⁠⁰⁠)⁠◜⁠✧✧⁠◝⁠(⁠⁰⁠▿⁠⁰⁠)⁠◜⁠✧✧⁠◝⁠(⁠⁰⁠▿⁠⁰⁠)⁠◜⁠✧✧⁠◝⁠(⁠⁰⁠▿⁠⁰⁠)⁠◜⁠✧✧⁠◝⁠(⁠⁰⁠▿⁠⁰⁠)⁠◜⁠✧✧⁠◝⁠(⁠⁰⁠▿⁠⁰⁠)⁠◜⁠✧✧⁠◝⁠(⁠⁰⁠▿⁠⁰⁠)⁠◜⁠✧✧⁠◝⁠(⁠⁰⁠▿⁠⁰

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