テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
【八月のポスト🤪×💎♀】
🤪目線
八月の終わり。
夕立の後のアスファルトがまだ熱を残している頃
🤪「ん、なんやこれ…」
俺はポストの中に一通の手紙を見つけた。
宛先は俺。
差出人の欄にはこう書かれていた
〈未来の君へ〉
不審に思いながら封を切ると
震えるような字でこう綴られていた。
〈この夏、君は人生で一番大切な人に出逢う。けれどその人は、秋から君の前から居なくなってしまう。どうか、その時間を大切にして欲しい。〉
冗談だろう、そう思った。
でも次の日
転校生の少女💎が俺のクラスにやってきた
💎♀「よろしくお願いします、」
🤪「ッ…」
小さな声で頭を下げる姿を見て
俺は何故か胸が高鳴った。
彼女は控えめで、少し影があった。
🤪「暇やし、図書室行こっかな、」
💎「あ…」
🤪「あ、ごめん」
💎「いや全然…」
放課後、 偶然図書室で一緒になったのをきっかけに
少しずつ話すようになった。
ふと笑った横顔が妙に眩しかった。
💎「わかるその本いいよね」
🤪「この本まじ おもろい」
好きな本の話、
💎「空綺麗〜、」
🤪「入道雲めっちゃ出とるやん…」
夏の空の話、
🤪「俺多分将来ずっと社畜やと思う」
💎「確かに」
将来の話
話す度に、俺はどんどん彼女のことが気になっていった。
気づけば俺は
手紙のことを 思い出さないようにしていた
💎「…、笑」
けれど彼女はよく遠くを見ていた。
夕焼けの空を見上げて寂しそうに笑っていた。
💎「私ね、秋になったら引っ越すんだ、」
唐突にそう打ち明けられたのは
夏休みが終わる直前だった。
🤪「ッ…、」
胸が締め付けられた。
手紙に書かれていたことが現実になろうとしていた。
九月に入り、
季節はゆっくりと夏から秋に傾いていった。
校庭の蝉の声が少なくなり
💎「私最近ね〜!… 」
彼女と過ごす時間が一日ごとに減っていくように感じられた。
🤪「そか、よかったやんッ…笑 」
それでも僕は笑顔で彼女と話し続けた。
泣きたくなかった。
毎日、楽しいのに苦しかった。
もっと話したい。
もっと触れたい。
もっと一緒にいたい。
だけど時間は残酷に進んでいった。
そして十月のはじめ。
彼女の引越しの日。
駅のホームで、俺は勇気を振り絞って言った
🤪「好き。離れたくない。」
彼女は驚いたように目を見開き、すぐに泣きそうな笑顔になった。
💎「私も。でもね、どうにもならないの、」
電車が到着し、俺達は口を合わせて言った
🤪💎「出会えてよかった」
電車が走り去り、秋風が吹き抜ける。
俺はポケットから例の手紙を取り出した。
もう何度も読み返したその紙は
折り目で少し色褪せていた。
未来の自分が警告してくれていたのに
僕は彼女を好きになってしまった。
いや、たとえ未来を知っていても
きっと同じように恋をしていただろう。
苦しくても、泣いても、それが
大切な時間だったから。
秋の風が冷たく頬を撫でる。
俺は空を見上げ、ギュッと手紙を握りしめる。
八月の記憶は、これからも僕の心を締め付け続ける。
それでも、失いたくない宝物なんだ。
ノベルむずぅ。この物語チャットGPTくんに考えてもらいました!ありがとう、チャットくん!!